『アンチャーテッド』糸がでなくても関係ない！体を張ったトムホのアクションの連続に興奮を隠せない！

2022.02.16

◆今週公開の注目作
『アンチャーテッド』

文：片山大輔（映画と珈琲とキット・フィストー）

ゲームを原作とした映画って、何を思い浮かべますか。作品の評価は置いといて、期待・注目度は高いと思います。アンジェリーナ・ジョリーが主人公ララ・クロフトを演じ、大ヒットを記録した『トゥームレイダー』やミラ・ジョヴォヴィッチ演じる美しきヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した宿敵アンブレラ社との戦いを描き、世界中で大ヒットを記録した『バイオハザード』シリーズなど、大作に溢れています。今回は、最新作『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』が話題の俳優トム・ホランドがトレジャーハンターを演じる『アンチャーテッド』を紹介します。

同名人気アドベンチャーゲームを実写化した本作は、主人公であるトレジャーハンターのネイサン・ドレイクが、師匠であるビクター・サリバンとともに、50億ドル相当の秘宝獲得を目指して大冒険を繰り広げる内容に。『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが主人公のネイサン・ドレイクを演じ、ビクター・サリバン役を『ザ・シューター／極大射程』や『テッド』などで知られるマーク・ウォールバーグ、そしてネイトと同じく秘宝を狙う敵・サンティアゴを『マスク・オブ・ゾロ』のアントニオ・バンデラスが演じる。監督には、『ゾンビランド』『ヴェノム』のルーベン・フライシャーが務め、陸・海・空のどこでも繰り広げられるアクションシーンがたっぷりと詰め込められている。

中でも、予告編でも解禁されている空中バトルは必見。飛行中の飛行機からコンテナに足を取られ、空へ放りだされた絶体絶命の状況のネイトがコンテナに飛び移るアクションシーンはハラハラドキドキが止まらない。このシーンについて、トム・ホランドは、「飛行機から飛び出す場面は、ほぼ毎日5週間かけて撮影したんだ。地上30メートルで箱と一緒に振り回され、振り落とされるまでしがみついてた。すごく怖かったけど、だから迫真のシーンができた。」と語っている。スパイダーマン役として、数々のアクションも演じ、その身体能力の高さを世界中に知らしめてきたトム・ホランド。糸がでなくても、生身のトムホのスゴさが一目でわかる、興奮を隠せない仕上がりになっている。

北米での公開は、日本と同日の2月18日だが、すでに公開された地域では2150万ドル（約24億8300万円）を売り上げ、好スタートを切っている。北米、日本の他、カナダ、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、南アメリカで公開される本作は、1億2000万ドルの製作費を優に回収できるとされ、その評判にも期待が高まる。

また、監督を務めるフライシャーは、本作について「原作ゲームのコアなファンと馴染みのない人も楽しめる作品」と紹介。「この映画は、原作ゲームのコアなファンと、まったくこのシリーズに馴染みのない人の両方に向けて作られているんだ。信じられないほど楽しく、アクション満載の映画になっているよ。どちらの人にとっても同じように楽しんでもらえると信じている。」と期待を寄せている。公開前の情報でこれだけ高評価のある作品は最近でも、珍しいのではないだろうか。スパイダーマンに続き、2022年はトムホの活躍に目が離せない。

【ストーリー】
“UNCHARTED(アンチャーテッド)”が日本語で意味する「地図にない場所」。そこには 50 億ドル相当の財宝が眠るという。若きトレジャーハンターのネイト(トム・ホランド)とサリー(マーク・ウォルバーグ)は、消えたネイトの兄サムが残してくれた手掛かりとマゼランの航海図を頼りに、その財宝に辿り着けるのか――。

【キャスト】
トム・ホランド／マーク・ウォールバーグ／アントニオ・バンデラス／ソフィア・アリ／タティ・ガブリエル

【スタッフ】
監督：ルーベン・フライシャー
脚本：アート・マーカム／マット・ハロウェイ／レイフ・ジャドキンス
原作：PlayStation ゲーム「アンチャーテッド」シリーズ by ノーティードッグ
配給：ソニーピクチャーズエンタテインメント

公式サイト：https://www.uncharted-movie.jp/

2月18日（金）全国ロードショー

公開間近！『アンチャーテッド』制作陣による本作に込められた熱い想いが明らかに！今まで語られたことのなかったオリジン・ストーリー。「ゲームファン」のみならず、すべての人が新しい冒険ができる映画

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