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『アンダーウォーター』20世紀フォックス最後の作品!海底で未知の生命体が牙をむく!

この映画は、つまり―
  • 20世紀フォックス最後の作品!
  • 海底地震で目覚めた生命体が襲い掛かる!
  • 怪物と戦うまでに逞しくなったクリステン・スチュワート!

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『アンダーウォーター』(2020)

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本作はアメリカでは今年の1月10日に公開された。配給を務めたのは20世紀フォックスだ。その7日後、フォックスは20世紀スタジオに社名を変更し、正式にディズニーの傘下になった。つまりこの映画が20世紀フォックスとしての最後の配給作品となったわけだ。

海底研究所で働くノラは、ある日大地震に遭遇。研究所は壊滅的な被害を受けるものの、何とか生き延びることが出来た。しかし、それもつかの間。自身の影響で目覚めてしまった得体のしれない生物が載らたちに襲い掛かる。本作は海底を舞台にしたパニック映画なのだ。

海底とは、人類にとって究極のフロンティアと言える。そこは普通の海とは全く違った、別の世界が広がっている。海底は地球に存在する宇宙と言っても差し支えないのだ。だからこそ海底には私たちも知らない未知の生物や、古代に絶滅した生物が生き残っているとも言われている。傍から聞いていれば非常にロマンのある話だが、もしこの未知の生物が狂暴だったら、そのロマンは一転恐怖に変わる。

クリステン・スチュワートとバンサン・カッセルという渋めの組み合わせ。『トワイライト』でヴァンパイアに恋をする女子高生を演じていたころが懐かしい。いや、『イントゥ・ザ・ワイルド』で一瞬出てきた女性を演じたころか、それとも『パニック・ルーム』でジョディ・フォスターの娘を演じたころか。長年彼女の出演作を観てきた筆者にとってはもはや娘に近いのだが(彼女の方が年上)、未確認生物と戦うまで逞しくなったことを心から嬉しく思う。金髪坊主頭の彼女は大きな注目ポイントだ。

もう戻ることのない「20世紀フォックス」の名前を惜しみつつ、クリステン・スチュワートを堪能しながら楽しめる海底パニック映画。ちょっぴり寂しい気持ちと、最後まで興味深い映画を届けてくれた感謝の気持ちを感じながら、この映画を観てほしい。

【あらすじ】
深海約1.1キロメートルの海底研究所でエンジニアとして働くノラ。ある日、大地震が発生し、研究所が壊滅的な状態に陥ってしまう。なんとか生き残ったノラと仲間たちは、潜水服を着て近くの基地まで避難することに。しかし、地震によって覚醒した謎の生命体がノラたちに襲いかかる。

【キャスト】
クリステン・スチュワート、バンサン・カッセル その他

【スタッフ】
監督:ウィリアム・ユーバンク


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