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『ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット』私たちが観たいと望んだ本当の『ジャスティス・リーグ』がここに!

この映画は、つまり―
  • 4時間を超える超大作!世界中が待ち望んだ”スナイダー・カット”遂に登場!!
  • もはや別作品!?映像の色も、アクションシーンの演出もスナイダー印!
  • 新たなヴィランに、ヒーロー側のキャラもとことん深掘りの濃厚ストーリー!

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◆配信中の注目作 

『ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット』(2021)

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1つの作品に複数のバージョンが存在する作品がある。『ブレードランナー』や『地獄の黙示録』などはまさに、その最たる例と言えるだろう。当然上映時間の長さの違いはあるが、それらのバージョン違いも基本的には「1つの作品に存在するバージョン違い」だ。ところが『ジャスティス・リーグ スナイダー・カット』はもはや劇場版とは別の作品と言えるほどに、その姿を変えている。そしてそれこそが私たちの観たかった『ジャスティス・リーグ』だと確信させる。

当初『ジャスティス・リーグ』は『マン・オブ・スティール』から始まるDCエクステンデット・ユニバースの一つの集大成的な作品であり、その監督はザック・スナイダーが務める予定だった。しかし、製作の途中で彼の家族に不幸があり、急遽『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンがノンクレジットで監督を務めることになった。しかし、この『ジャスティス・リーグ』は明るいトーンで、ユーモアが随所にちりばめられた作品となっており、作品評価も悪く、興行成績的にも失敗。ファンも作品の出来に怒り、「ザック・スナイダー版を見せろ」という署名活動にまで発展した。

そうして時が経ったある日、衝撃的なニュースが流れてきた。それが「スナイダー・カットは実在する」というものだ。そこから一気に話が加速していき、正式に「スナイダー・カット」の配信が決定したのだ。世界が待ち望んだ「スナイダー・カット」のリリースが遂に決まったのである。

そんな経緯があり、多くの映画ファンが待ち望んだ「スナイダー・カット」だがなるほど確かに、凄まじい作品だった。上映時間にすると4時間を超える超大作なわけだが、これが2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』の別バージョンとは思えない程に、もはや全く違った作品に見える。そもそも映像の色のトーンが違う。スナイダー版はどこか薄暗いし、温かみが存在しない。明るい昼間の場面であっても、どこか暗い印象を受ける。しかし、この独特の映像の色のトーンを見ると「スナイダーの映画だ」と感じることが出来る。

例えばワンダーウーマンがロンドンでテロリストから人々を守るシーンが、劇場版にもスナイダー・カットにも存在するがここの見せ方も全く違う。劇場版は結構サクッと見せているが、スナイダー・カットはこのシーンをかなりじっくり見せている。スローモーションと早回しを巧みに組み合わせ、クールで、尚且つ迫力満点なアクションシーンとなっている。

そして注目したいのがサイボーグとフラッシュと言う2人のヒーローだ。2人とも現時点ではこの『ジャスティス・リーグ』以外に他の作品での出番は存在しない(カメオ出演はあるが)。しかし、本作は劇場版にもなかったような、キャラクターを掘り下げる描写がしっかりとされているため、より2人の魅力を観るものに伝えている。特にフラッシュが本作で初めて自身の力を使うシーンは、非常にロマンチックなものなので、是非とも注目して頂きたい。

ヴィラン側にも注目したい。劇場版で登場したメインヴィランはステッペンウルフだったが、本作ではそのさらに上に君臨するダークサイドというキャラクターが登場し、ステッペンウルフはダークサイドの手下であることが分かる。ステッペンウルフ相手にもだいぶ苦戦していたヒーローたちだったが、そのさらに上をいく敵相手にどのように戦うのか、そこも注目ポイントだ。

4時間を超える超大作だが、パートで分かれているので観やすい構成になっている。製作側もミニドラマとしてこの作品を出しているので決して1日で見切る必要はないが、観だしたら止まらなくなるだろう。デジタル配信は始まっているので、おうち時間が長引く昨今ではあるが、そのお友として是非とも本作を観て頂きたい。

【ストーリー】
スーパーマンの犠牲を無駄にしてはいけないと考えたブルース・ウェインはダイアナ・プリンスと組み、迫りくる脅威から世界を守るため超人たちのチームを作ることを決意。一筋縄ではいかない個性的なヒーローたちは、それぞれに過去を抱えながらも、チームとしてひとつにまとまっていくが……。

【キャスト】
ヘンリー・カビル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー、エズラ・ミラー

【スタッフ】
監督:ザック・スナイダー

 

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