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『ポラロイド』そのカメラは「死」をその場で現像してしまう!!

この映画は、つまり―
  • ポラロイドカメラが「死」を映し出す!
  • ラース・グレブバーグは本作が評価され『チャイルド・プレイ』リメイク版を監督!
  • 主演は今注目の女優キャスリン・プレスコット!!

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『ポラロイド』(2019)

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2019年に公開された『チャイルド・プレイ』。往年の名作ホラー映画に、現代的な要素を取り入れたリメイク作品はかなりの話題を呼んだ。そのリメイク版『チャイルド・プレイ』の監督を務めたラース・クレヴバーグが、自身の短編映画をリメイクした長編映画デビュー作品が、この『ポラロイド』である。

写真をスマホで撮るようになったこの時代、「ポラロイド」というワードが何のことか分からない人も多いだろうが、いわゆる「チェキ」と呼ばれるカメラよりも前に登場したインスタントカメラのことである。撮った写真がその場で現像されるインスタントカメラの代表格だ。そんなポラロイドカメラを題材にしたホラー映画が本作『ポラロイド』である。

ポラロイドで撮った写真に映り込んだ謎の黒い影、その写真に映り込んだ人間が次々と死んでいく。どうすれば死を回避できるのか?この黒い影の正体は何なのか?秀逸な恐怖演出とサスペンス映画的な謎解きが堪能できる作品になっているこの映画は88分という短いボリュームながら、非常に満足感の高い映画だ。

欧米のホラー映画はスプラッター描写が特徴の殺人鬼や、悪霊、ゾンビと言ったものが題材のものが多く、日本人としてはあまり身近なものではないが、カメラというのは日本人にも馴染みのあるアイテムだし、「ポラロイド」というカメラの特性を活かした恐怖演出も見応えがあり、欧米ホラーなのに、ジャパニーズホラー的な要素もあるので、そういう意味でも日本人には見易い映画になっている。

スマートフォンが普及し、誰もが気軽に写真を撮れる現代では、ポラロイドカメラの「物理的に被写体を紙に焼き付ける」という仕組み自体にどこか恐ろしさを感じさせる(昔の日本人は写真を撮ると魂を吸われると信じていた人も大勢いたくらい)。日本人でも身近なカメラ・写真を題材にした本作を観ると、しばらく写真に映ること躊躇してしまうかもしれない。ちなみに本作の主演を務めたキャスリン・プレスコットは、『僕のワンダフル・ジャーニー』でも主演を務めた、今人気の若手女優だ。彼女の恐怖に怯える顔も中々に見どころなので、ぜひ注目して頂きたい。

【ストーリー】
SNS世代のごく普通の女子高生バードはアルバイト先のアンティークショップで年代物のポラロイドカメラを手に入れる。バードは友人や密かに思いを寄せるコナーたちとの楽しい時間をカメラで撮り始める。しかし、ポラロイドカメラで撮影された友人が次々と悲惨な死を遂げていく。バードが写真を処分しようと火をつけると、被写体となっている女性の体にも火がつく不可解な現象が起こる。このことから、一連の悪夢のような出来事がポラロイドカメラによるものであるとバードは確信するが、彼女自身も写真に写りこんでいることが発覚する……。

【キャスト】
キャスリン・プレスコット、タイラー・ヤング ほか

【スタッフ】
監督:ラース・グレブバーグ

公式HP:https://gaga.ne.jp/polaroid/

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