『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』ザック・スナイダー流『スター・ウォーズ』完結編! 本当の“スカーギヴァー”って……。
- ザック・スナイダーが描く『スター・ウォーズ』×『七人の侍』
- スナイダー節はより濃さを増して
- 今後ディレクターズ・カット版も……!?
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◆配信中の注目作
『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』
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『スター・ウォーズ』×『七人の侍』なんて言われている、ザック・スナイダー監督の新作SFの続編が配信開始となった。『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』 だ。本作の話をする前にまず、前作『REBEL MOON:パート1 炎の子』について触れなければならないだろう。
率直に言って、前作はかなり困った出来だったと思っている。そもそも、『スター・ウォーズ』と『七人の侍』と表現している時点で、これまで観客が見たことのないフレッシュな作風ではないのは明らかだ。あらすじは、秘密を抱えながらある惑星の農村で暮らしていた主人公のコラが、食料を奪うためやってきた宇宙の大帝国マザーワールドの軍隊に立ち向かうというもの。レジスタンス(本作では「レベルズ」)VS帝国の構図はまさに『スター・ウォーズ』、貧しい農民を危険な輩から守るため立ち上がる者たちの物語はまさに『七人の侍』と、本当にそのままである。
前作では、もちろんザック・スナイダーならではのスローモーションを多用した美麗なアクションシーンはこれでもかと描かれているが、人間ドラマの点で物足りなさを感じずにはいられなかった。何せ、仲間を1人集めたら次の星、仲間を1人集めたら次の星…の繰り返しなのだ。仲間の中には元帝国の将軍や、義手の二刀流女剣士などキャラが立ちそうな人物もいるのに、それぞれの印象もチームの絆も薄いまま。DC版『アベンジャーズ』を目指し、各ヒーローのソロ映画もない状態でチームを集結させたためイマイチ盛り上がらなかった『ジャスティス・リーグ』と同じことを1本の映画でやってしまったよ、と思ったものだ。
ところが逆に言えば、その辺りはパート1で済ませているのでパート2の自由度は上がっている。実際、本作の方が面白い。将軍タイタスや義手の女剣士ネメシス(剣がどう見てもライトセーバーなのはご愛嬌)の壮絶な過去が語られ“帝国への逆襲”の動機が判明するので、ここからが本番だ。両作共通の敵役である、全く高貴(ノーブル)な精神を持たないマザーワールドのノーブル提督をエド・スクラインが憎いほどに熱演しているので、レベルズに対しとにかくやることやってくれと強く願いながら鑑賞できる。今回スローモーションは、農民&レベルズVS帝国軍の地上戦アクションで拝める。パート1を気に入った方は大満足だろう。まさかの農業シーンすらスローモーションになったりして、とにかくスナイダー節が濃い。
あなたがザック・スナイダーのファンかどうかで、前作・本作の評価は大きく変わるはずだ。本作のサブタイトル「傷跡を刻む者(スカーギヴァー)」はコラの二つ名であるが、スナイダー自身が観客に対するスカーギヴァーだろうと思ってしまった方もいると邪推する。幸か不幸か、『ジャスティス・リーグ』でもディレクターズ・カット版である“スナイダー・カット”をリリースしファンを歓喜させた彼は、現在のバージョンとは“別物”の『REBEL MOON』パート1・パート2のR指定ディレクターズ・カット版を今後リリース予定らしい。さらに、本シリーズは(前・後編に分けるかにより)4本か6本制作されるとも明らかになっている。例え本作を十二分に楽しめなかったとしても、この“新たなる希望”に期待しておくべきかもしれない……、もちろん、筆者も含めて。
【ストーリー】
戦士としての氏名、死をも恐れぬ覚悟、そして勝ち目などないに等しい戦い。マザーワールドに反旗を翻したコラと仲間たちに、帝国の容赦ない軍勢が迫る。
【キャスト】
ソフィア・ブテラ、ジャイモン・フンスー、エド・スクライン、アンソニー・ホプキンス、ミヒウ・ハウスマン、ペ・ドゥナ、レイ・フィッシャー 他
【スタッフ】
監督:ザック・スナイダー
脚本:ザック・スナイダー、カート・ジョンスタッド、シェイ・ハッテン
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・『レンフィールド』”虫食い下僕”ニコラス・ホルトVS”パワハラドラキュラ”ニコラス・ケイジ!ニコラス対決を制するのは誰だ!
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