MOVIE MARBIE

業界初、映画バイラルメディア登場!MOVIE MARBIE(ムービーマービー)は世界中の映画のネタが満載なメディアです。映画のネタをみんなでシェアして一日をハッピーにしちゃおう。

検索

閉じる

『ハリー・ポッター20周年記念 リターン・トゥ・ホグワーツ』単なる同窓会ムービーではない!観終わったらハリポタを観たくなる!

この映画は、つまり―
  • ハリポタ20周年記念作品!撮影当時を振り返る!
  • それぞれが抱えていた苦悩・・・キャストの涙に感涙必死!!
  • ハリポタ作品を再び観たくなる!

記事を見る

◆配信中の注目作 
『ハリー・ポッター20周年記念 リターン・トゥ・ホグワーツ』

U-NEXTで視聴するこちら

 

文:大西D(ヒカセン兼業ライター)

『ハリー・ポッター』は私にとっては映画というよりも、現象だった。映画は毎作品大ヒットを記録し、発売される小説もベストセラーに。『賢者の石』が公開された当時は小学3年生だった私。学校ではみんなが休み時間にハリー・ポッターの分厚い小説を読んでいた。あれから20年の月日が流れたのかと思うと、改めて時間が経つ速さを感じずにはいられない。そして本作はシリーズ1作目の『賢者の石』が公開20周年を迎えたということで制作された。ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンなどシリーズに出演してきたキャストや監督、プロデューサーが『ハリー・ポッター』という作品と過ごした10年間を語る。

『賢者の石』から20年が経ち、シリーズ完結編『死の秘宝 PART2』からも10年が経つ。『死の秘宝』の段階でみんなかなり大人になったなぁと感じたが、そこからさらに10年が経つと当然みんないい大人だ。ダニエル・ラドクリフはすっかり髭が似合うようになったし、エマ・ワトソンはさらに美しくなった。ルパート・グリントはいい意味で変わっていない。そんな彼らがグリフィンドールの談話室に揃うだけで感涙ものだ。

一方でここに集うべき俳優がいないという悲しい現実も存在する。アラン・リックマン、ジョン・ハート、リチャード・グリフィス、リチャード・ハリス、ヘレン・マックロリー。映画を彩った名優たちが、スクリーンの中で今も生きていることをこの作品は再認識させてくれる。悲しいことだが、この先時間が経つにつれて、そうなるキャストも増えてくるだろう。そんな時は『ハリー・ポッター』を観れば良いのだ。

この作品は単なるメイキングドキュメンタリーではない。キャストたちが抱えていた苦悩にも寄り添う。そしてそこにはキャストやスタッフたちの美しい絆があって、だからこそ多くのキャストは10年間もの間同じ役を演じ続けることができたのだと私たちに伝えてくれる。エマ・ワトソンが口々に語る「家族」という言葉は、決して例えなどではなくまさしく彼らは家族だったのだと、それを知ることができるというのは、このシリーズを観ながら育ってきた私には何よりも嬉しい。

素晴らしい記憶とともにある映画は未来に向けて永遠に受け継がれる。私も自分の子供と映画を観る日が来たら、きっと『ハリー・ポッター』を一緒に観ると思うし、その子供もまた子供とこのシリーズを観るだろう。そんな素晴らしいシリーズを、素晴らしいキャストとスタッフが作り上げていたことを改めて知ることができた。シリーズが終わって10年が経つ今でも、ハリー・ポッターでの思い出を涙ながらに語るキャストの姿には、私も涙を流さずにはいられない。あぁ、またあの魔法の世界に戻りたくなってきたなぁ。単なる同窓会映画ではない、正真正銘の『ハリー・ポッター』シリーズ最新作。『ハリー・ポッター』が好きな人はこの作品は決して見逃してはいけない。

【ストーリー】
世界的大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの20周年を記念して製作された特別番組。ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ、ロン・ウィーズリー役のルパート・グリント、ハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソンをはじめ、主要なキャスト&スタッフがシリーズ終了後初の再会を果たした。シリーズ第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」の公開から20周年を祝し、新たなインタビューやキャストの対談、製作陣による考察、原作者のJ・K・ローリングによるコメントなどを通し、今まで明かされることのなかった「ハリー・ポッター」シリーズ製作の舞台裏に迫る。

【キャスト】
ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン ほか

【スタッフ】
ケイシー・パターソン、ジョー・パールマン

(C)2022 WarnerMedia Direct, LLC. All Rights Reserved. HBO Max TM is used under license.

バックナンバー