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Disney+『ベイマックス!』就寝前の10分で心のリフレッシュタイム!

この映画は、つまり―
  • 映画『ベイマックス』がドラマシリーズ化…!?
  • 舞台は架空の都市、サンフランソウキョウ
  • 1日たった10分で心をキレイにリフレッシュ

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◆配信中の注目作

Disney+『ベイマックス!』

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文:つみき(大好きなのは銀杏と緑茶割り)

『ベイマックス』がドラマシリーズ化ときいて、正直なところ全部で何話あるんだ…観る暇あるかな…というのが一番に頭をよぎった。シーズン1は全部で6話。「ストレンジャー・シングス」もまだ途中だし、「ペーパー・ハウス・コリア」も観たいんだよなあと頭を抱えていたのだが、なんと今作は1話10分程度のショートストーリー!観始めると日々蓄積されていくストレスがポロポロと落ちていくのを実感した。忙しく流れていく毎日に翻弄されているあなたにこそ、寝る前の10分を『ベイマックス!』に捧げることを推奨する。

舞台は架空の都市「サンフランソウキョウ」。名前からもわかる通り、サンフランシスコと東京からインスピレーションを得ている。あちらこちらに日本を感じることができる映像も見所の1つ。ドラマや映画で自分の知っている場所や毎日通るような道が登場すると興奮する!って人は筆者だけではないはず…。それも、ディズニーという世界規模のクリエイター集団が送る映像に招き猫が登場した日には子どもも大人もテンション爆上がり間違いなし。

ドラマにはトラブルや困難に見舞われた人(人以外も)が登場する。それは心の悩みから身体的な悩みまで様々だ。ベイマックスはロボットなので基本的に空気が読めないが、助けたい!の一心でちょっと邪魔になりながらも付きまとってくる姿がたまらなく愛しい。ここ数年で世界規模で環境が目まぐるしく変わり、少し落ち着いたかと思えば戦争や電力不足問題であったり、次から次へと暗いニュースが飛び込んでくる毎日。悩みやトラブルは自分の身に起きたものと違えど、気持ちのリセットや切り替えのスイッチに、きっとベイマックスが一役買ってくれるはずだ。

ディズニー作品といえば先日公開された『バズ・ライトイヤー』で男性同士のキスシーンがあり物議を醸していたが、今作を視聴してディズニーがLGBTQ問題に積極的に取り組んでいる意思を強く感じた。賛否両論あるだろうが、人々の目に入る機会が多いであろうディズニー作品で表現することはすごく意味のあることだと個人的には思うし、他のメディアコンテンツも真似をして取り組んでいってほしい。そもそも男性同士のキスシーンで物議を醸すことが異常だと思うので、何年後かは男だろうが女だろうがそんなことがいちいちSNSで取り上げられない世界になればいいと思う。きっとディズニーもそれを望んでいるはずだ。

最近は血みどろ映画やR-18のドラッグまみれ映画、最初から最後まで何を言っているか分からないけど映像はかっこいいよねみたいな映画ばかりを観ていたので、ベイマックスにすっかり心を洗われた。ディズニー作品なんて観ないよ(笑)って方こそ1日のたった10分なので、ベイマックスに心を洗われるべきだと思う。明日目が覚めたら、ベイマックスがいて筆者の家の洗濯物と食器を洗ってくれる世界線でありますように。

【ストーリー】
謎の事故で兄を失い、深い傷を負った天才少年ヒロの前に現れた、ケア・ロボットのベイマックス。実は亡くなった兄が、人々の心と体を守るために開発したものだった。そんなベイマックスは、瞳で心とカラダの健康状態をスキャンし、手はこすり合わせるとAEDに。1万通りの治療法がプログラミングされていて、傷ついた人のSOSをキャッチできる優れた能力を持つが、一方で戦闘意欲や能力はゼロ。そんなベイマックスが街の”人助け“に挑む新たな冒険がスタートする。ヒロを守る存在から、今度は街の”お助けヒーロー“として、ベイマックスはどんな冒険を繰り広げてくれるのか!?

【キャスト、スタッフ】
原題:Baymax!
出演:スコット・アドシット

監督:ディーン・ウェリンズ(Ep1、2、6)、リッサ・トレイマン(Ep3)、ダン・エイブラハム(Ep4)、マーク・ケネディ(Ep5)
プロデューサー:ロイ・コンリ、ブラッドフォード・シモンセン

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