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『TENET/テネット』クリストファー・ノーランが新たに仕掛ける「時間」のトリック!

◆公開中の注目作 
『TENET/テネット』

『ダークナイト』、『インセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』。作品を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させるクリストファー・ノーラン監督が、今回遂にスパイアクション映画に挑む。彼自身『007』シリーズの大ファンであるため、この映画はまさに念願のプロジェクトと言えるだろう。

とは言え本作が『007』のようなスパイアクション映画であるかと聞かれると、それは「NO」である。本作のストーリーの大きな要素に「時間の逆行」というものがある。話だけ聞くと、非常にゲーム性の強いSF作品に感じるかもしれないが、クリストファー・ノーランはそれすらもリアルに描くのだから、期待せずにはいられない。

これまでの作品で見られてきたノーランの「本物志向」はこの映画でも健在。予告編にも登場した建物にジャンボ機が突っ込んでいくシーンは、本物のジャンボ機を使用して、本当に建物に突っ込んだ映像を撮影している。ここまで来るとクリストファー・ノーランなら何をやっても驚かないというレベルだ。他にもそんなヤバい映像が数々登場するが、今回も得意のIMAXカメラで撮影しているのだから、美麗&大迫力にならないはずがない。

ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソンは共にクリストファー・ノーラン監督作品は初登場で、2人とも初共演。ロバート・パティンソンもかつてはアイドル俳優的なイメージだったが、今ではすっかり渋みを携えた、ダンディーな男になっているし、ジョン・デイビット・ワシントンは『ブラック・クランズマン』とは違った、こちらも渋い演技を見せている。そしてもちろんマイケル・ケインは本作にも登場している。

クリストファー・ノーラン監督は本作を「映画館復活の作品にしたい」と語っており、事実、全世界興収は2億ドルを突破している。全米での興収は若干苦戦しているが、それでも多くの観客を映画館に戻すことは十分に成功している。きっと日本でも同じことが起きるだろう。日本の映画ファンも「ノーラン作品は映画館で見てこそ!」と思っているはずだ。


【ストーリー】
ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。

【キャスト】
ジョン・デイビット・ワシントン、ロバート・パティンソン ほか

【スタッフ】
監督:クリストファー・ノーラン

配給:ワーナー・ブラザース
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/index.html

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