『デッドプール&ウルヴァリン』MCUは未開のデンジャーゾーンへ..！刺激ツヨメな2人が血と希望をまき散らす！

2024.07.23

◆今週公開の注目作

『デッドプール&ウルヴァリン』

お祭り大作『スパイダーマンノー・ウェイ・ホーム』をきっかけにマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)に引き込まれていった筆者だが、お恥ずかしい話、ここ最近は全くMCUを追えていない（泣）私事だが4月から生活環境がガラッと変わり、バタバタと毎日を過ごしているうちにMCU作品はおろか気になっていた新作たちもあれよあれよと見逃していってしまう始末..。そんなこんなで今年も気づけば半年が過ぎ去ってしまった。さすがに下半期は同じ轍を踏む訳にゃいかない！と「これは絶対映画館で観るぞリスト」を絶賛作成中。その中で、真っ先にリストアップしていたのが本作『デッドプール&ウルヴァリン』だ。昨年11月公開の『マーベルズ』以来、約8ヶ月ぶりのMCU劇場新作！とにかく注目ポイントが多い！多すぎる！挙げ出すとキリが無いので、今回はざっくり3つに絞ってみようと思う。

まず、本作で「デッドプールがMCUに正式参入！」ということ。過去シリーズ２作を配給していた20世紀FOXがディズニーに買収されて以降、デッドプールしかりX-MENしかり、彼らの行く末については度々MCUファンの間で話題にあがっていたことかと思う。そんな中いつしか続編の製作が囁かれはじめ、心が躍った筆者だが、ただでさえ不確定要素(公開延期や制作中止)が多いMCUなだけあって、期待しすぎず期待しておこう..といった感じで日々過ごしていた。が！なんとまぁウルヴァリンまで連れてやってくるとは！！今年2月に解禁された特報では、自らを「マーベルの神だ」なんて言っちゃってるし、お口の悪さ・下品さはなんにも変わってない俺たちのデッドプールがそこにいた。そう、ちゃんとR15＋でカムバックしてくれているのである(これ超大事！)。

お次は「TVAの登場」。TVAって何？という方にはディズニープラスにて配信中のドラマシリーズ「ロキ」を観ていただくのが早いのだが簡単に説明させていただくと、正しい時間の流れを見守る警察のような組織で、その時間の流れを変えようとするヤツによって分岐していく時間が生まれないように、日々監視の目を光らせている人たちといった感じ。現在、数々の並行世界(=マルチバース)を股にかけてヒーローたちが活躍する「マルチバース・サーガ」というフェーズに位置するMCUにおいて、時間の流れを取り締まるこの組織の存在はめちゃくちゃ重要なのだ。本作では、そんなTVAに身柄を拘束されてしまうデッドプール。ということは、彼は時間の流れを脅かすようなことをした、ということになるのだが..。前作『デッドプール2』をご覧になっている方なら、思い当たる節があるはず..？

(デッドプールを捉えようとやってきたTVAの職員たち)

そして最後は、やっぱりヒーロー映画には欠かせない「アクション」。本来、7月26日(金)に日米同時公開だったはずが、どういうわけか日本のみ24日(水)に公開が前倒しになるというビッグサプライズがあったのと同日に公開された予告編、そして冒頭でも触れた特報を観るに、これはワクワクせずにはいられない！10点満点で血しぶき10、人体損壊10、爪捌き10、剣捌き10、ガンアクション10、大小の器物損壊10といった感じ！いや言い過ぎだろ！と言われてしまえばそれまでなのだが、この予告編と特報を観ただけで、しばらくご無沙汰だったMCUへの熱がふつふつと沸き立つ..そんなただならぬ高揚感を感じずにはいられないのだ。

..と、ほんの一部ではあるが本作の注目ポイントをざざっとさらってみた。常々、ディズニーやマーベルをイジり倒してきた“クソ無責任ヒーロー”デッドプールだが、収まるところに収まるどころか、なーんにも気にせず変わらず突き進んでいってくれそうで嬉しい限り（笑）ここ最近は映画作品ドラマ作品を問わず、ハイテンポで新作が生み出されており、それ故に少なからず視聴ハードルは上がっている感が否めないMCUだが(正直な話、筆者もこれをひしひしと感じるように..)、そんな雰囲気にきっと本作は風穴ブチ開けてくれるはず。さぁ、頭空っぽにして飛び込んだもん勝ちだこりゃ！！♥