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2015年、架空のカナダで起こった、現実——。 「母と子」の深い愛情と葛藤。#Mommy #マミー

この映画は、つまり―
  • 1. 第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門・審査員特別賞を受賞
  • 2. 映画の未来を変えると言われている新世代フランスの俊英グザヴィエ・ドランが監督
  • 3. 「涙のクライマックスが2回来る」と絶賛され、何度でも観たくなる「母と子」の人間ドラマ

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◆公開中の注目作 映画Mommy『マミー』

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Photo credit : Shayne Laverdiere(C)2014 une filiale de Metafilms inc.

2015年、架空のカナダで起こった、現実——。
「母と子」の深い愛情と葛藤。

2014年・第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品し、ジャン=リュック・ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」と並んで審査員特別賞をW受賞、審査員長のジェーン・カンピオンからも絶賛され、フランスでは100万人を超える動員を果たし世界の映画界のビッグニュースとなった。また韓国では2週間で5万人を超えた。19歳で監督として完成させたデビュー作『マイ・マザー』(09) が、いきなり第62回カンヌ国際映画祭・監督週間部門に選ばれ、世界の映画シーンに鮮烈なデビューを果たしたグザヴィエ・ドラン。5月13日に開幕した今年のカンヌ映画祭で史上最年少で審査員を務めることになった。「カナダの俊英」「映画界の救世主」「アンファン・テリブル(恐るべき子供)」と言われてきたドランは、さらに一段階進むところに来ている。
 とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に議論 を呼んだのは、S-14法案だった。発達障害児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。
 15歳の息子スティーヴを育てる、気の強いシングルマザーのダイアン。スティーヴはADHD(多動性障害)を抱え、性格は攻撃的。常に情緒不安定で、他人を罵ったりケンカをふっかけたり、女性とみれば誰かれ構わず親密にタッチしまうクセが抜けないまま大人になりつつある。そんな二人が楽しくも困難な生活を送る中、スティーヴと意気投合した隣家のカイラ(スザンヌ・クレマン)は彼の家庭教師を買って出る。カイラは引きこもり気味で神経衰弱の気がある休職中の高校教師。彼女は母子にとって救世主か、それとも悪魔か?
 映像表現や音楽の使い方が効果的な「Mommy」。1:1という正方形の画面サイズを使用した。1:1にすることで登場人物に対 してより視線がフォーカスされ、目が離せなくなる。物語としては暗く、不穏さの漂うものだが、やさしく温かい色調がかすかな希望を感じさせるものになっている。若いほとばしりと成熟の両局面を醸し出す心の描写で「涙のクライマックスが2回来る」と絶賛された、何度でも観たくなる大傑作。

◯スタッフ
製作、監督、脚本:グザビエ・ドラン

◯キャスト
アンヌ・ドルバル(ダイアン・デュプレ)
スザンヌ・クレマン(カイラ)
アントワン=オリビエ・ピロン(スティーヴ・デュプレ)
パトリック・ユアール
アレクサンドル・ゴイエット

(配給:ピクチャーズ・デプト)

4.25 Sat.〜 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー!

◯公式HP http://mommy-xdolan.jp/

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