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【 #みてみて 】ハリウッドが蘇らせた「 #あしたのジョー 」の伝説 男も女も!現代のすべての闘う大人たちに勇気をもたらす、超絶胸アツムービー登場! #サウスポー #ジェイク・ギレンホール #レイチェル・マクアダムズ

この映画は、つまり―
  • 1.ジェイク・ギレンホールが6か月のトレーニングで鋼ボディで挑む迫真の演技
  • 2.実は家族の物語、亡き妻・愛娘に誓う運命の戦いに胸アツ続出!
  • 3.アカデミー俳優フォレスト・ウィテカーのハリウッドの丹下段平ぷりがすさまじい!

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◆公開中の注目作 映画「サウスポー」

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Artwork(C) 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.

ハリウッドが蘇らせた「あしたのジョー」の伝説
男も女も!現代のすべての闘う大人たちに勇気をもたらす、超絶胸アツムービー登場!

「ナイトクローラー」で67キロまで激ヤセしてパパラッチを演じたジェイク・ギレンホールがそのあと何をやったか?何と6か月かけて、ボクシングのトレーニングを開始、20キロ筋肉を増量し、闘うボクサーの体を手に入れ撮影に臨んだのが、この「サウスポー」。監督は最近ハリウッド再注目の鬼才アントワーン・フークア「トレーニングデイ」「イコライザー」など賞獲りの名作から、超絶エンタメ、テロ対策までいける新世代のディレクター。プリンスのMVなどミュージックビデオ出身にグイグイ、ドライブ感のある演出で観客を引き込む。なんとこのフークア監督、元ボクサー。今回はジェイクのトレーニングに付きっきりで映画なのに本物のボクサーを育ててしまったというわけ。それが証拠にボクシングシーンの迫力はすごい。あの「クリード」が偽物に見えてしまうほどのリアリティ。本物のHBOのボクシング中継のスタッフや実況解説する中、我々はマジソン・スクエアガーデンでパッキャオの試合でも見るがごとく、スクリーンを見上げるのだ。

とはいえ、この映画の本質は人間ドラマ。すべてを失った男が、どん底の中から真実に気づき、家族と絆の再生を図るために復活する、特別ではない人間ががんばることで、誰の胸にも大きな感動をもたらす物語である。特にジェイク演じる父親ビリーと、注目の子役ウーナ・ローレンス演じる娘レイラが、母親モーリーン(レイチェル・マクアダムズ)を失った心の傷に苦悩しながら、お互いを求め、立て直そうとする姿は涙を禁じ得ない。

さらに、どん底まで落ちたビリーに救いの手を差し伸べるトレーナー、ティック(フォレスト・ウィテカー)がいい。妻を失い、娘と離れ離れになったビリーが、人生に敗北するまさにそのギリギリのところで思い出したのが「自分がリング唯一負けたと認めたボクサーを仕込んだ男」今は貧乏アマチュアボクシングジムのトレーナー、ティックだったのである。ビリーは再び勝つための秘策を期待してティックに近づいたかもしれないが、ティックは彼にグローブさえも握らせない。そのかわり重い言葉を投げかけるのだ。
「ボクシングは力じゃない、頭でやるんだ。チェスと同じだ」
「チャンピオンの試合を見せろ、娘が見てるぞ、天国で奥さんが見てるぞ。」
ビリーはティックの言葉を心に刻み、立ち直っていく。そして、やはりハリウッドの丹下段平は持っていたのだ、勝つための秘策を!「あしたのジョー」におけるダブルクロスカウンターを!

「変われないことなんて、何もない。」
この映画は、現代社会で闘うすべての大人たちに勇気もたらす、恐るべき傑作である。

◯スタッフ
監督:アントワン・フークア

◯キャスト
ジェイク・ギレンホール:ビリー
レイチェル・マクアダムス:モーリーン
フォレスト・ウィテカー:ティック
オオーナ・ローレンス:レイラ・ホープ
カーティス・“50セント”・ジャクソン:ジョーダン・メインズ

(配給:ポニー・キャニオン)

6月3日ロードショー

公式HP:http://southpaw-movie.jp

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