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『ビバリウム』憧れのマイホーム見学に来ただけなのに…住宅場から抜け出せなくなる迷宮スリラー

◆公開中の注目作 
『ビバリウム』

多くのカップルの最終的な夢は、結婚してマイホームを持つこと。そのために2人はローンを組み、昼夜働き、時には何か大切なモノを我慢することもあります。しかし、本作のようにそのマイホームの夢を第三者に利用されるととんでもない目に遭うこともあります。

本作『ビバリウム』、作品のジャンルは、“ラビリンス・スリラー”と呼ばれています。“ラビリンス”とは迷宮のことでつまり、“迷宮スリラー”。ある2人の幸福なカップルは、マイホームを探しに不動産屋に連れてこられた住宅街から抜け出せなくなってしまいます。

マイホームの夢を持つ2人は、不動産屋に丸め込まれ、「Yonder(ヨンダー)」と呼ばれる住宅街に連れてこられます。しかし、住宅の周囲に人は全くおらず、不動産屋は笑顔で「これは本物の理想の家です」と紹介する。そんな状況に気味悪がり、2人はすぐに帰ろうとします。しかし、ふと気づくと不動産屋は消え、2人は進んでも元に戻ってしまう街から出ることができなくなっていきます。

戸惑う2人の元に赤ん坊の入った段ボールが届き、「この赤ん坊を育てれば出れる」の文字が。オカシイと思いながらもなす術がなく、2人は子供を育て始めます。しかし、その子供も70日ほどで7歳程に育つなどどこかオカシイ。このような『世にも奇妙な物語』的な世界観の映画です。そんな本作、『シャイニング』や『キャリー』の原作者でもある人気ホラー作家スティーヴン・キングも絶賛するなど海外の映画祭を中心に高く評価されています。

住宅街から出られなくなるカップルには、『ソーシャル・ネットワーク』でマーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグと『グリーンルーム』に出演しているイモージェン・プーツ。監督は、新鋭監督ロルカン・フィネガンで、なんと『ビバリウム』は長編2作目です。スリラー好きやホラー好きのあなた、是非これから来る才能をイチ早くチェックしてください!

 

【ストーリー】
新居を探すトムとジェマのカップルは、ふと足を踏み入れた不動産屋で、全く同じ家が建ち並ぶ住宅地「Yonder」を紹介される。見学を終えて帰ろうとすると、隣にいたはずの不動産屋の姿が見当たらない。2人で帰路につこうと車を走らせるが、周囲の景色は一向に変わらない。住宅地から抜け出せなくなり戸惑う彼らのもとに、段ボール箱が届く。中には誰の子かわからない赤ん坊が入っており、2人は訳も分からないまま世話をすることに。追い詰められた2人の精神は次第に崩壊していき……。

【キャスト】
ジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ ほか

【スタッフ】
監督:ロルカン・フィネガン

公式サイト:https://vivarium.jp/

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