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『ペンギンが教えてくれたこと』1羽の鳥を通して生きる希望を取り戻す感動の実話

この映画は、つまり―
  • 『ビッグ・リトル・ライズ』の制作陣が贈るベストセラー原作の感動の実話
  • 不慮の事故で下半身不随になった女性を支えたのは“ペンギン”と名付けられた一羽の鳥
  • ナオミ・ワッツの悲しくも優しい演技と“ペンギン”の愛くるしさ

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◆配信中の注目作 

『ペンギンが教えてくれたこと』(2020)

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オーストラリアのベストセラー本「ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話」が原作であり、昨年9月に開催されたトロント国際映画祭でプレミア上映されたことでも話題となった本作。

不慮の事故で下半身不随になってしまったサム・ブルーム(ナオミ・ワッツ)、悔しさから家族との距離も生まれ悲しみに暮れる毎日。そんな彼女を救ったのは、“ペンギン”と名付けられた飛べないカササギの赤ちゃんだった。ペンギンと一緒の時間を過ごし成長を通して、サムをはじめとするブルーム一家が生きる希望を見出していく姿を実話をもとに描いた苦しくも優しい映画となっています。

本作は終始ゆったりとしたペースでストーリーが進んでいくが、まず目に入るのは本作の撮影地であるオーストラリアの雄大な自然だろう。風になびく木々、広大な海に反射する夕日、鳥の声、その美しくも迫力のある映像は目を見張るほどです。

サムは子供の世話や、趣味など今までできていたことが誰かの手助けなしではできなくなってしまった。自分自身の力で立つこともできず、子供に呼ばれてもすぐに寄り添うこともできない。自分の無力さを痛感しながら、周りのやさしさに対しても素直になれない彼女の複雑な苦しみや悲しみは見ていてとてもつらいものです。ですが、“ペンギン”と生活していくうえでしだいに彼女に笑顔が戻っていく姿はとても印象的です。そんな彼女の心情や感情を作り上げるナオミ・ワッツの演技力にも注目してみてほしい。

“ペンギン“の愛くるしい姿と、必死に羽ばたこうとする姿にブルーム一家をはじめ見ている私たちも生きるパワーをもらえること間違いなし。

【あらすじ】
三児の母サム・ブルームは不慮の事故で下半身不随となり、人生が一変してしまう(演じるのはアカデミー賞ノミネート歴のあるナオミ・ワッツ)。新しい生活を受け入れようともがく中、「ペンギン」と名付けられた小さな鳥に、思いがけず希望を見出していく。

【キャスト】
ナオミ・ワッツ、アンドリュー・リンカーン 他

【スタッフ】
監督:グレンディン・イヴァン

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