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『MOTHER マザー』気鋭の映画会社スターサンズが実際に起きた事件をベースに描くヒューマンドラマ!

この映画は、つまり―
  • 現代社会の様々なテーマを世に問い続ける映画会社スターサンズ製作!
  • 実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」をベースに母と息子のゆがんだ関係を描く!
  • 自堕落な毒親役を長澤まさみ、息子を本作がスクリーンデビューとなる奥平大兼が熱演!

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◆配信中の注目作 

『MOTHER マザー』(2020)

Netflixで観る! ⇒ こちら

2014年3月、埼玉県川口市で当時17歳の少年が祖父母を刺殺し、現金を奪うという強盗殺人が発生した。本作『MOTHER マザー』はそんな実際に起きた事件をベースに、『新聞記者』や『宮本から君へ』などの話題作で現代社会の様々な問題を世に問い続ける、河村光庸プロデューサー率いる映画会社スターサンズが製作するヒューマンドラマ。自堕落でいきずりの男と関係を持ちその場しのぎな生活をおくる秋子(長澤まさみ)と、そんな彼女のゆがんだ愛情の中で育った息子周平(奥平大兼)。その二人の異様な関係が上記のような事件を引きおこしてしまう。本作では事件発生までの彼らの生活が胸を締め付ける緊張感とともにリアルに描かれている。

この映画で注目すべきは、なんといっても主演二人の演技だろう。長澤まさみはこれまで出演作を振り返ってみても、ここまでダークで強烈な役はなかったのではないだろうか。女優業20年という節目を迎え、今までのイメージにはない新たな境地「毒親」を見事に演じきった。

そしてもうひとり、母親の異常な執着と愛情の中で育てられた息子・周平を演じた奥平大兼。彼はスカウトから俳優の道へ進み、初めて受けたオーディションで大抜擢となり本作でスクリーンデビューを飾った。しかしながら、彼の演技はデビューしたてとは思えないほど落ち着きがあり、周平という役柄を悲しくもとても巧みに表現していたように感じる。そんな彼らの演技によって、本作がよりリアリティのある作品なっているといっても過言ではないだろう。

【あらすじ】
ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活をおくる自堕落で奔放な女・秋子。しかし、彼女の幼い息子・周平には、そんな母親しか頼るものはなかった。やがて寄る辺ない社会の底辺で生き抜く、母と息子の間に“ある感情”が生まれる。そして、成長した周平が起こした“凄惨な事件”。彼が罪を犯してまで守りたかったものとは——?

【キャスト】
長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花

【スタッフ】
監督:大森立嗣

公式サイト:https://mother2020.jp/

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