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【#観客動員ランキング】『鬼滅の刃』が6週連続1位で歴代興収3位に!シリーズ新章『バレリーナ』が6位スタート、『隣のステラ』『子ザメ』もランクイン!

夏休みもいよいよ終盤。今週の映画ランキングは、『鬼滅の刃』が圧倒的な勢いで6週連続の首位を獲得し、歴代興収ランキングでもついに3位へ浮上した。上位陣はシリーズ大作やロングラン作品が堅調に推移する一方で、『バレリーナ』や『隣のステラ』など新作もランクインし、多彩なジャンルが揃った興行となった。

全国週末興行成績:2025年8月22日~2025年8月24日 (全国動員集計)興行通信社提供

1位:劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来
前週:1位/配給:東宝、アニプレックス/公開館数:393館/公開週:6週目
6週連続首位、累計興収は280億円を突破し歴代3位に浮上。

2位:国宝
前週:3位/配給:東宝/公開館数:356館/公開週:12週目
ロングランで動員817万人、興収115億円超の大ヒット。

3位:ジュラシック・ワールド 復活の大地
前週:2位/配給:東宝東和/公開館数:384館/公開週:3週目
累計興収38億円突破、恐竜シリーズの人気健在。

4位:劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション
前週:4位/配給:東宝/公開館数:375館/公開週:4週目
累計興収39億円超、安定した興行を続けている。

5位:映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ
前週:5位/配給:東宝/公開館数:372館/公開週:3週目
夏休み需要でファミリー層を中心に集客を維持。

6位:バレリーナ The World of John Wick
前週:初登場/配給:キノフィルムズ/公開館数:342館/公開週:1週目
アナ・デ・アルマス主演、シリーズ初のスピンオフは6位発進。

7位:雪風 YUKIKAZE
前週:6位/配給:ソニーP、バンダイナムコフィルムワークス/公開館数:358館/公開週:2週目
2週目でやや順位を落とすも根強い支持を集めている。

8位:近畿地方のある場所について
前週:7位/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開館数:343館/公開週:3週目
3週目で8位、話題性で安定した興行。

9位:隣のステラ
前週:初登場/配給:東宝/公開館数:307館/公開週:1週目
福本莉子&八木勇征主演の青春ラブストーリーが初登場。

10位:映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち
前週:初登場/配給:角川ANIMATION/公開館数:221館/公開週:1週目
人気Webアニメの劇場版がランクイン。

 

【総評・分析】

首位を守った『鬼滅の刃』は、公開から6週目に入っても依然として観客を集め続け、ついに歴代興収ランキング3位に到達した。作品そのものの人気に加え、夏休み終盤のファミリー層やリピーターを巻き込む形で、社会的現象としての広がりを再確認させる結果となった。ここから秋にかけてのロングランも視野に入り、記録更新がどこまで伸びるか注目される。

2位の『国宝』は公開から3か月近く経っても高水準を維持しており、まさに“現代のロングラン興行”を体現している。邦画実写として歴代屈指の成績を築きつつあり、観客層が幅広い世代に浸透していることを裏付けている。3位の『ジュラシック・ワールド』は、安定感のある動員でシリーズのブランド力を示し、グローバルフランチャイズとしての底力を発揮した。

一方、新作の動向にも目を引くものがあった。6位スタートの『バレリーナ:The World of John Wick』は、アナ・デ・アルマス主演という話題性と、人気シリーズのスピンオフという企画性が相まって、海外色の強いアクション映画としては健闘の滑り出しとなった。ここから口コミやシリーズファンの動員がどこまで広がるかが焦点だ。9位の『隣のステラ』は青春映画としてティーン層の支持を集め、10位の『おでかけ子ザメ』はネット発コンテンツの劇場展開が着実に観客を動員する例を示した。

全体を俯瞰すると、大作アニメ・シリーズ映画が依然として市場を牽引しながらも、実写邦画のロングヒットや、海外アクションの新展開、さらにコミック原作やWebアニメといった多様なジャンルが同時に動員を伸ばしており、夏休み終盤の映画館が非常にバラエティ豊かなラインナップで賑わっていることが際立った。

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