MOVIE MARBIE

文：屋我平一朗（日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー）

日米の怪獣映画をユニバース化したモンスターバースの最新作にして、『ゴジラvsコング』の続編となる作品のタイトルが『Godzilla x Kong: The New Empire(原題)』となることが判明した。併せて、新たな怪獣(タイタン)の登場を匂わせる特報映像も公開されている。

映像では、玉座のような場所に痩せた猿のような青い目の怪獣が座っており、その前に無数の骨、ゴジラとキングコングの頭蓋骨が転がっている。公式が公開しているあらすじは以下のものだ。「絶大な力を持つコングと畏怖を感じさせるゴジラが、この世界に隠された巨大な未発見の脅威に立ち向かい、彼らや人間の存在そのものに挑む。この壮大な新作ではタイタンの歴史や起源、髑髏島やその先の謎を深く掘り下げ、同時にこれら並外れた存在を作り出し、彼らと人類を永遠に結びつけた神話的な戦いについて明らかにする」…。タイトルに「The New Empire(新たなる帝国)」とあるので、玉座のタイタンがゴジラとコングを凌駕するほどの力を発揮することが予想される。

監督は前作から引き続き、アダム・ウィンガードが務める。キャストも前作より、コングを研究しているアイリーン・アンドリュース博士役のレベッカ・ホール、博士の養子でコングと特別な絆を築いているジア役のケイリー・ホトル、タイタンの秘密を追う陰謀論者バーニー・ヘイズ役のブライアン・タイラー・ヘンリーが続投。また、ウィンガードが監督した『ザ・ゲスト』に出演し、ディズニーの実写版『美女と野獣』で野獣を演じたダン・スティーヴンスが新たに参加する。前作では、対決の後に一時的に共闘したゴジラとコング。関係性が「vs」から「x」に変わったことは何を意味するのだろうか。2024年3月15日に全米公開だが、詳しい日本公開日は未定だ。再タッグへの期待と未知の脅威に震えて待とう。

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