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【海外ニュース】今度はまさかのホラー!?ケネス・ブラナー版「名探偵ポアロ」シリーズ第3作『A Haunting in Venice』の予告編解禁!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

ケネス・ブラナーが監督・主演を務める名探偵エルキュール・ポアロのシリーズ3作目となる『A Haunting in Venice(原題)』の予告編が解禁された。

ブラナーはこれまでに、アガサ・クリスティの原作『オリエント急行の殺人』と『ナイルに死す』を『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』として映画化してきた。今回の原作となったのは、同じくクリスティが著した『ハロウィーン・パーティ』だ。明かされているあらすじによると、舞台となるのは第二次世界大戦後、ハロウィーンの時期のイタリア・ベニス。世界で最も華やかな都市で引退生活を送っていたポアロは不本意ながらも、幽霊が出ると言われる朽ちた屋敷での交霊会に参加することに。そしてそこでゲストのひとりが殺され、ポアロは再び他人の暗い秘密を暴かなければいけなくなる…というストーリーのようだ。

原作の方では冒頭で、ジョイス・レイノルズという少女がリンゴ食い競争(大きなバケツなどにリンゴを浮かべ、手を使わず口だけで取れるか競うハロウィーン恒例のゲーム)用のバケツで何者かに溺死させられる。ジョイスは生前、ハロウィーン・パーティの最中に「人殺しを見た」と発言していたものの、虚言癖があったので誰も取り合わなかった。しかしジョイスは本当に何かを見たのでは…というところから話が展開していくのだが、不思議なことに、予告編で交霊会を仕切っているミシェル・ヨーの役名がジョイス・レイノルズになっている。また娘を亡くしたのはケリー・ライリー演じるロウィーナ・ドレイク(原作ではパーティの主催者)で、「もう一度娘の声が聞けるなら私の全てを捧げる」と発言していることから、この交霊会はロウィーナの娘を呼び出すためのものだと予想できる。

何と、本作はハロウィーンらしく、そして探偵ものらしからぬ、スーパーナチュラル・スリラーになっているようだ。予告編でナレーションを務めているのはティナ・フェイ演じる推理作家のアリアドニ・オリヴァで、ブラナーの『ベルファスト』にも親子役で出演していたジェイミー・ドーナンとジュード・ヒルは本作でも親子役を務める。予告編はポアロの「今宵、我々は皆怖れている。亡霊たちからは逃れられない。彼らが実在しようと、しなかろうと」という意味深なセリフで締めくくられ、ポアロ自身も少女の幽霊を目にしている。かなりこれまでと異なる作風なのは間違いない。

中盤で映される時計には、蛇の前でアダムに知恵の実(一説にはリンゴ)を渡そうとしているイヴのからくりが付いており、これまた不気味だ。全米公開日は9月15日で、日本公開日は未定。最後の「死は始まりに過ぎない」というキャッチコピーは何を意味するのか。続報を待とう。

 

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