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【海外ニュース】クリストファー・ノーランの新作『オッペンハイマー』はある意味「ホラー映画」のような作品!?

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

アメリカでは、7月21日にクリストファー・ノーラン監督の新作『Oppenheimer』が公開される。原爆の父と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの人生をテーマにした作品だが、オッペンハイマーの名はすでに、前作『TENET テネット』の劇中のセリフで登場していた。ノーランは米Wiredのインタビューで『Oppenheimer』の内容について触れているが、見る者にかなり精神的な負担を強いる作品になっているようだ。

公開前の試写で作品を鑑賞した観客の反応を尋ねられたノーランは、こう答えている。「映画を見ることで完全に打ちのめされる人もいる。言葉を失ってしまう。つまり、恐怖の要素が歴史やその土台の中にあるんだ。しかし、私はこれまでの作品と同じくらい強く、登場人物に対する愛やその関係性に対する愛を感じたよ」

また、「これは強烈な体験だ。物語が強烈だからね。最近ある映画監督にこの作品を見せたんだけど、『一種のホラー映画だ』と言われたよ。異論はないね」「作品が完成に近づくにつれ、私は自分の過去作にはないカラーを感じ始めたんだ。真っ暗な闇がそこにある。この作品はそれと戦っている」とも話している。インタビュアーに精神的なダメージを心配されたノーランは、「実は、撮り終わってほっとしたんだ。でも、この作品を見るのはとてつもなく楽しい。見てもらえばわかると思う。ひどいものを見て楽しむという感情は複雑なものだよね。そこにホラー的側面があるのさ」と続けた。

特にアメリカ人の中には、原爆投下を「戦争を終わらせた」として肯定的に捉えている人が多いと言われる。しかし、オッペンハイマーは原爆の生みの親でありながら自分の行いを悔やみ、後に水爆批判もしている。未だに核爆発の描写がエンタメ的すぎるハリウッド映画も多い中、アメリカとイギリスの血が流れているノーランはアメリカに忖度しない形で作品を作り上げたのかもしれない。主人公オッペンハイマーをキリアン・マーフィーが演じ、他にエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピューなど豪華キャストが出演しており、上映時間は何と3時間だが、まだ日本公開日は決定していない。ノーランの気合いがこれでもかというほど込められた『Oppenheimer』、早くお目にかかりたいものだ。

ソース
https://www.wired.com/story/christopher-nolan-oppenheimer-ai-apocalypse/

 

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