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ムービーマービーが読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞「ムービーマービーアワード」。今回は、昨年末からTwitterで募集した作品と、ムービーマービー編集部が選出したノミネート作品、計14本の中から今年度の「ぜったい面白い映画大賞」を決定します！

【詳しくはこちら！】ムービーマービーアワード2021「ぜったい面白い映画大賞」を決定します！アンケートに答えた方には“映画1年分”をプレゼント！

ノミネート作品⑩
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
マーベル × カンフー映画 = 無限大！

『アベンジャーズ：エンドゲーム』以降、マルチバース展開でガンガン世界観を広げ続け、いまや映画だけでなく、ディズニー+で展開中のドラマシリーズにまでレンジを広げているMCUフェーズ４。単独映画『ブラックウィドウ』から始まった本シリーズは、これまでの登場人物に加え、新たなヒーローたちが次々とシリーズに合流してきています。本作『シャン・チー』もその一人。シリーズでは初となるアジア系ヒーローとして注目を集めたましたが、筆者的に一番刺さった要素は、本作が「カンフー映画」という事でしょう。幼少の頃に「ジャッキー・チェン」ブームをもろに食らった世代としては、マーベルが莫大な予算で作るカンフー映画なんてワクワクするに決まっています。

中国系カナダ人俳優のシム・リウが主人公のシャン・チーを演じましたが、映画序盤で展開するバスの中で、多人数相手に大立ち回りする格闘シーンで完全に心は掴まれましたね。CGによる大迫力のアクションが売りの一つでもあるMUCですが、本作ではCGを駆使しながらもシム・リウ本人のアクションがとにかく素晴らしい。純朴そうな見た目からは想像できない、恐ろしくキレのあるアクションにやられた人も多かったはずです。

そしてアジア映画ファン、カンフー映画ファンを喜ばせるキャスティングも見事でしたね。本作のヴィランで、伝説の腕輪テン・リングスを操る悪の組織のリーダー、マンダリンを演じたのは、アジアが誇る名優トニー・レオン。フォーマルな袖まくりスーツ姿でマフィアをボコボコにするシーンは男でも惚れ惚れするカッコよさです。なぜあのスタイルでフィギア化してほしいものです。

そして、魔界への扉を守る里のリーダーでシャン・チーを鍛える師匠に、アジア最強のアクションクイーン、ミシェル・ヨーを抜擢。マーベル、分かってらっしゃる。キッチリ押さえてます（笑）

往年の映画ファンも納得の演出と最高のキャスティングで、マーベルが魅せる最新型カンフー映画『シャン・チー』。カンフーアクションはじまり、マーベル十八番でのスーパーパワーを駆使したド派手なアクション、そして最終的には大怪獣バトル（？）にまで発展するという、てんこ盛りで確実に満腹になれる最高の1作でした。シャンチーの続編は、毎回レジェンド俳優をヴィラン役で出してほしいですね。次回作はジャッキー・チェンでお願いします。

文：ウメ氏（駆け出しのスチールブック愛好家）

【キャスト】
シム・リウ、オークワフィナ、メンガー・チャン、ファラ・チャン、フロリアン・ムンテアヌ、ベネディクト・ウォン、ベン・キングズレー、ミシェル・ヨー、トニー・レオン

【スタッフ】
監督：デスティン・ダニエル・クレットン
脚本：デヴィッド・キャラハム、デスティン・ダニエル・クレットン
原作：スティーブ・エングルハート、ジム・スターリン『シャン・チー』
製作：ケヴィン・ファイギ
原題：Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
配給：ディズニー

公式サイト：https://wwws.warnerbros.co.jp/malignant/

(C) Marvel Studios 2021

★応募はこちらから！！
投票期間：1月17日（月）～2月4日（金）

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