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【海外ニュース】マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオが6度目のタッグ!最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の予告編解禁!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

巨匠マーティン・スコセッシと盟友にして名優のレオナルド・ディカプリオが6度目のタッグを組んだ新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の予告編が解禁された。ディカプリオはスコセッシ作品の常連だが、前回は2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』までさかのぼるので、実に10年ぶりの出演だ。

本作は現在開催中の第76回カンヌ国際映画祭でワールドプレミアが行われ、すでに高い評価を受けている。原作はデビッド・グランのノンフィクション『花殺し月の殺人――インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』で、1920年代を舞台に、オクラホマ州オセージで実際に起こった大量殺人事件を描いた作品だ。先住民のオセージ族は、1897年に居留地から発見された石油で巨万の富を得ていた。しかし、欲深い白人たちはそれに嫉妬。次第にオセージ族の不審死事件が増えていき、FBIの前身となる捜査局が調査に乗り出していく…というあらすじになっている。ちなみに、「フラワームーン」とはオセージ族による5月の呼び方だ。

ディカプリオが演じるのは、オセージ族の女性モーリーの夫アーネスト・バークハート。元々、ディカプリオは29歳の若さで捜査局長官となったジョン・エドガー・フーバーの指揮のもとで事件の闇に踏み込んでいく捜査官トム・ホワイトを演じる予定だった(クリント・イーストウッド監督の『J・エドガー』ではフーバーを演じていた)。最終的には、ホワイト役には『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェシー・プレモンスが選ばれた。バークハートのおじであるウィリアム・ヘイル役には、ディカプリオ以上にスコセッシと縁のあるロバート・デ・ニーロが配され、物語を血なまぐさい方向に導いていく。モーリーを演じるのは、実際にネイティブ・アメリカンの血を引くリリー・グラッドストーンだ。『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザーなども出演している。

スコセッシとともに脚本を務めたのは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『DUNE/デューン 砂の惑星』などで知られるベテランのエリック・ロス。本作はApple TV+で配信されるが、その前に10月6日から劇場公開される。ただし、上映時間はスコセッシの前作『アイリッシュマン』の3時間29分とほぼ同じ3時間26分と超長尺。トイレ対策はしっかり講じておこう。そうしても、巨匠は観客にちびるほどのスリルを与えてくるかもしれないが。

 

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