MOVIE MARBIE

業界初、映画バイラルメディア登場!MOVIE MARBIE(ムービーマービー)は世界中の映画のネタが満載なメディアです。映画のネタをみんなでシェアして一日をハッピーにしちゃおう。

検索

閉じる

吉野耕平監督×辻村深月 ×谷東監督×高野麻里佳が登場!映画『ハケンアニメ!』ティーチイン付き特別上映会実施レポート

“胸熱”お仕事ムービー
『ハケンアニメ!』
吉野耕平監督×『映画大好きポンポさん』平尾隆之監督 登壇!

ティーチイン付き特別上映会実施レポート

直木賞&本屋大賞受賞作家 辻村深月の大人気小説を映画化!主演に吉岡里帆を迎え、中村倫也、柄本佑、尾野真千子出演。日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービー『ハケンアニメ!』が現在公開中。

5月20日(金)の劇場公開後、スタート時点では興行にやや苦戦を強いられたが、鑑賞した人々から「お仕事映画の最高傑作!」「号泣!」「2022年のベスト映画候補!」と絶賛の声が続々と上がっており、山崎貴(映画監督)、佐久間宣行(プロデューサー)、戸田恵子(女優・作家)、田中将賀(アニメーター)等、劇場で本作を鑑賞した各界の著名人たちも自身のSNSなどで「映画館で見るべき映画」として応援コメントを次々と発信するなど、連日大きな盛り上がりを見せている。こうした熱量の高いファンからの声が後押しとなり、公開から1ヶ月近く経った今、満席続出を受け上映期間の延長を決定した劇場や、新たに上映が決める劇場なども出てくるなど、ロングランに向け爆走劇が始まっている。

そんな本作のファンの方々への感謝の気持ちを込めて、6月末から毎週催されている【ティーチイン付き上映会】が、七⼣の⽇となる7/7(木)に実施された。第3回目となる今回は、吉野耕平監督、原作者の辻村深月、劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』の監督・谷東に加え、アイドル声優・群野葵を演じた高野麻里佳が登壇!ここでしか聞けない貴重なトークを繰り広げた。また、劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』と『運命戦線リデルライト』の各テーマに沿ったオリジナルイラストをtwitterに投稿するオリジナルイラストキャンペーン『”好きをつらぬく”クリエイター応援コンクール』の各賞の発表も行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。
https://haken-anime.jp/campaign/result/

======================
『ハケンアニメ!』ティーチイン付き特別上映会概要
■日 時 7月7日(木)
■会 場 渋谷TOEI(東京都中央区銀座3-2-17)
■登壇者 吉野耕平監督、辻村深月(原作者)、谷東(劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』監督)、高野麻里佳(敬称略)
======================

本編上映後、吉野監督、原作者の辻村深月、劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』の監督・谷東、アイドル声優・群野葵を演じた高野麻里佳が登壇すると、観客からは大きな拍手が沸き起こった。吉岡里帆演じる斎藤瞳が手掛ける『サウンドバック 奏の石』 (通称︓『サバク』)と、中村倫也演じる王子千晴による『運命戦線リデルライト』(通称︓『リデル』)が、最も成功したアニメの称号=「ハケンアニメ」を競う本作は、その劇中アニメのクオリティの高さが話題となっているが、辻村は本作の映画化にあたり、アニメの制作陣がそれぞれの作品のイメージをより具体的に構築できるよう、2作品全24話のプロットを作成した。それについて辻村は「大変かなと思ったが、書き始めたら楽しくて。意外とすぐに書き終えました」と語り、谷が「最初に辻村先生の資料が届いた時にその分量にびっくりしました」と話すと、辻村は「私が書いたものを、吉野監督がさらに膨らませてくれた」と話し、吉野監督は「つい嬉しくなって、テンションが上がって、全然使わないシーンまで書いた」と、楽しみながら、劇中アニメを構築していったことを明かした。これに、谷監督は「普段、アニメ制作をずっとやっていると苦行になってくることもあるんですが(笑)これは楽しんでやっているな、というのがすごく伝わってきてすごくよかったです」と応じ、劇中アニメの制作秘話で会場を楽しませた。

また、声優・群野葵として『サバク』の主人公トワコを演じた高野は、トワコを演じるにあたり「オーデションの段階で、原作を切り抜いたシーンがたくさんあって、そこを読んでいるだけでも、瞳監督の演技プランや、トワコってこういう人なんです、という情熱が伝わってきたので、それをただぶつけていこうと思った」と語ると、吉野監督は「オーディションの時から聞き⼊ってしまった。普段から色々なキャラクターを演じられているので、台本のちょっとした描写からキャラクターを膨らませていただけるので、プロの現場の方なんだなと感じました」と絶賛。また、高野が「トワコの最後のセリフが⼀番難しかった」と明かすと、谷監督は「僕も正直正解というものがわからないまま収録に行っていて、ずっと吉野監督の顔を見ていました(笑)」と応じ、吉野は「瞳監督と同じ気持ちで、高野さんの表現が正解だと思ったので、お任せします!という心境だった」と高野へ絶大な信頼を寄せていたことを伝え、辻村が「あのシーンは本当にグッとくる、何度も泣いちゃう」と話すと、観客は、共感の印とばかりに温かな拍手で応じた。

続いて「“好きをつらぬく”クリエイター応援コンクール」と題し、6月末まで募集をしていた【オリジナルイラストキャンペーン】の各賞を発表!劇中アニメ『サバク』と『リデル』の各テーマに沿ったオリジナルイラストをtwitterに投稿するこのキャンペーンには、なんと104作もの応募があり、選考は辻村、谷監督と、『リデル』の大塚隆史監督の3名によって事前に行われた。壇上では【優秀賞】4作、【サバク賞】1作、【リデル賞】1作が発表され、受賞したイラストがスクリーンに映し出されると会場からは都度大きな拍手が沸き起こり、登壇者たちはそれぞれの絵についての、選考理由・感想を楽しげに語った。今回のコンクールについて、選考者である辻村は「私が原作で書いた『リデル』と『サバク』の設定を生かして、それを自分のものにして自由に遊んでくださっていて、どのイラストにもすごく惹かれました」とコメント。谷も「絵を描くのはすごく熱量が必要で大変なことだけれども、どの作品からも熱が伝わってきて、元気をもらえた。皆さんの絵で明日からのアニメを作る活力をもらえました」と応募者たちに感謝の念を述べるとともに、熱い想いに感嘆した様子だった。

その後、辻村より「ロビーにあるポスターに、この間サインを書いて「原作者冥利」と書かせていただいたんですが、こんな幸せな小説家はあまりいないだろうなと思っています。キャスティングが発表になった時に、高野さんがマスコミに向けて「葵ちゃんの悔しさとか、そういうところを全部演じたいと思っている」とコメントを書いてくださって、自分の書いたキャラクターたちに対して、俳優さんがひとりひとり、その⼈の親友になってくれるような距離感でやってくださっているんだなと思って、そのことにものすご幸せを感じました」と話すと、高野も「私自身が、映像系のお仕事もある中で、声優の仕事がなかなかできなかった時に、心ない言葉をかけられたりして、悔しさみたいなものがありました。それを葵ちゃんももしかしたら抱えているかもしれないと感じた瞬間に、オーディション台本の段階で涙が込み上げてきて。この悔しさを、葵ちゃんの『サバク』での演技だったり、⼀つの作品を作り上げるプライドを表現することで、皆さんの心の中に残したい思っていたので、今日、素敵なイラストを見たときに、ちゃんと皆さんの心に残っているな、皆さんの心に生きてくれているんだなと思って、本当に嬉しくなりました!」と、自身の演じた役柄についての熱い想いを語った。

最後に、斎藤瞳の好物「エクレア」をそれぞれが持ち、会場のお客様をバックに記念撮影。大盛り上がりの中、イベントは幕を閉じた。

【ストーリー】
連続アニメ『サウンドバック 奏の石』で夢の監督デビューが決定した斎藤瞳。だが、気合いが空振りして制作現場には早くも暗雲が…。瞳を大抜擢してくれたはずのプロデューサー・行城理は、ビジネス最優先で瞳にとって最大のストレスメーカー。「なんで分かってくれないの!」、だけど日本中に最高のアニメを届けたい!そんなワケで目下大奮闘中。最大のライバルは『運命戦線リデルライト』。瞳も憧れる天才・王子千晴監督の復帰作だ。王子復活に賭けるのはその才能に惚れ抜いたプロデューサーの有科香屋子…しかし、彼女も王子の超ワガママ、気まぐれに振り回され「お前、ほんっとーに、ふざけんな!」と、大大悪戦苦闘中だった。瞳は一筋縄じゃいかないスタッフや声優たちも巻き込んで、熱い“想い”をぶつけ合いながら “ハケン=覇権” を争う戦いを繰り広げる!!その勝負の行方は!? アニメの仕事人たちを待つのは栄冠か? 果たして、瞳の想いは人々の胸に刺さるのか?

【キャスト】
吉岡里帆、中村倫也、柄本 佑、尾野真千子、工藤阿須加、小野花梨、高野麻里佳、六角精児 他

【スタッフ】
原作:辻村深月「ハケンアニメ!」(マガジンハウス刊)

監督:吉野耕平
脚本:政池洋佑
音楽:池頼広 
主題歌:ジェニーハイ 「エクレール」(unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN)
制作プロダクション:東映東京撮影所
配給:東映
©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

「#残れハケンアニメ」絶賛上映中!

公式サイト:haken-anime.jp
公式Twitter:@hakenanime2022
公式Instagram:@hakenanime2022

 

【関連記事】

吉野耕平監督×『映画大好きポンポさん』平尾隆之監督 登壇!ティーチイン付き特別上映会実施レポート

吉野耕平監督、前野朋哉、矢柴俊博 緊急登壇!『ハケンアニメ!』ティーチイン付き特別上映会実施レポート

『ハケンアニメ!』キャスト&監督が熱い裏側を大放出!オンライントークイベント開催決定!

映画『ハケンアニメ!』公開記念舞台挨拶レポート

【プロが見たこの映画】宣伝ディレクターが語る「なぜ、自分は命を削ってまで映画の宣伝をしているのか?『ハケンアニメ!』を見て考えた。

【今週のおすすめ】『ハケンアニメ!』全ての人の背中を押してくれる応援ムービー!「好き」から湧き出る情熱が、きっとあなたの心に刺さる!

【瀬田ミナコのシネまんぷく】第110回:『ハケンアニメ!』|アニメを作る人たちの想いに胸が熱くなる。この映画を作った人たちの想いにも胸が熱くなる!イチゴのエクレアを頑張る人へ差し入れたい!

吉岡里帆、関西弁満載で地元愛をアピール!映画『ハケンアニメ!』大阪凱旋舞台挨拶レポート!