五月病の対処法はコレ!国別に元気の出し方を学ぼう特集!
ああ、長かったゴールデンウィークも終わってしまいました…。新しい学校や職場に慣れようとして頑張った4月の疲れと連休の緩みで、中々元気が出なくなってしまった方も多いかもしれません。日本人がブルーになっているのなら、外国人の知恵を拝借したら良いじゃない。ということで、今回は国別に元気の出し方を教えてくれる映画を4本紹介します!
アメリカ編…もちパーリィっしょ!
1.『ネイバーズ』(2014)
じゃあまずアメリカ流で。自分の中から元気が湧いてこないなら、人を集めれば良い。人が集まれば自然と盛り上がる! コーラ飲んでピザ食べて騒げ! それらを可能にするものと言えば、やっぱりパーティでしょ! 本作に出てくるのは、赤ちゃん育児中のマック&ケリーの夫婦のお隣さんとなる男子学生たちフラタニティが起こすバカ騒ぎ。娘の夜泣きで眠れない、隣の騒音で眠れない、そのせいで娘も眠れない! 夫婦が何度お願いしても、学生のリーダー、テディは聞く耳持ちません。だって元気なんだもん! 警察も巻き込んで、隣人同士のバトルはどんどんエスカレートしていきます。家もブッ壊し、夫婦仲にもヒビが入り、就職活動にも影響が出そうにもなりますが、それでもパーティは止められない。人生はパーティだ! 最終的に登場人物みんなが元気になるので、結果オーライ!メイクサムノイズ!
監督:ニコラス・ストーラー
出演:セス・ローゲン、ザック・エフロン、ローズ・バーン、デイヴ・フランコ 他
イギリス編…そうだ パブ、行こう
2.『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』(2013)
次はイギリス人のやり方を見てみましょう。イギリスと言えばやっぱりパブ! 本作の主人公である中年のおっさんゲイリー・キングが成し遂げようとしているのは、若かりし頃に達成できなかったパブ12軒で12パイント飲み歩き制覇(通称「ゴールデン・マイル」)。これは言わばパブ界のグランドスラム! 数十年ぶりに友人たちと再会し一緒に同じビールを飲めば、嫌なことはさようなら、思い出話に花が咲きます。ゲイリーたちは店をハシゴしているうちに町の住人がロボットに入れ替わっていると気づきますが、「このまま最後の1軒『ワールズ・エンド(世界の終わり)』に行ったれ!」とチャレンジ続行。それが何だかんだで人類を救う結果になるのでした。世界の危機に面してない皆さんは、もちろんお酒は適量で楽しく飲みましょう。
監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン、エディ・マーサン、ロザムンド・パイク、ピアース・ブロスナン 他
インド編…いいから早くあの牛を止めろ!
3.『ジャッリカットゥ 牛の怒り』(2021)
続いてはインド…え? 牛が逃げたって? 追いかけろ! 「ジャッリカットゥ」は実際にインドで行われている由緒正しい伝統競技なんですが、本作では屠殺される寸前の牛が逃げ出し、それを様々な思惑を持った男たちが追いかけます。人間の蛮行に怒り狂った牛は畑を踏み荒らし、立ちふさがる人間を吹き飛ばしながら爆走。男たちもつられて爆走。だんだん人間側も野生的になっていき、欲望までもがドライブし始め地獄絵図に! ストーリーとしてはこれだけと言っても良いのに、溢れ出す謎のプリミティブなパワーに翻弄されます。すぐにその元気にアテられるので、まさににんにく注射でも打っているかのよう。え、日本じゃ牛は逃げないって? じゃあとりあえず牛肉を食べることから始めましょうか…。
監督:リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ
出演:アントニ・ヴァルギース、チェンバン・ヴィノード・ジョーズ、サーブモーン・アブドゥサマド、シャーンティ・バーラクリシュナン 他
フランス編…チョコレートをおひとついかが?
4.『ショコラ』(2001)
刺激的な方法ばかり教わってきましたが、実際はもっとささやかな方法でも元気は出るかもしれませんね。そう、たったひとつのチョコでも。本作はフランスの厳格な村を舞台に、移り住んできたヴィアンヌら母娘が営むチョコレート店が人々の心を溶かしていく様子を描いています。ヴィアンヌはお客さんの話を聞いて、チリペッパー入りのチョコやホットココアなど人その人に合ったピッタリのチョコをオススメしてくれるのですが、観客としてはそのどれもが美味しそうに見えてしまいますね。チョコには必須アミノ酸のトリプトファンが含まれており、精神を安定させるホルモン、セロトニンのもとになってくれます。科学的にも、チョコで元気が出ることは証明されているのです! うーん一番実用的な知識。
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジュリエット・ビノシュ、ヴィクトワール・ティヴィソル、ジョニー・デップ、アルフレッド・モリーナ、ジュディ・デンチ 他
いかがだったでしょうか。
ちなみに、五月病があるのは日本にしかないとのこと(外国では1月や9月などにブルーになりやすい)。そのタイミングでは逆に外国人に日本的な元気の出し方を教えてあげられるよう、上記の方法で今のうちに元気を蓄えておきましょう! 空も青いぞ!
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