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悩んでる方におススメ!あまりに異常なテンションで元気にならざるを得ない作品4選!

見たい映画を選ぶ上では、その時の気分が決め手になることがよくあります。楽しければ楽しい作品、悲しければ悲しい作品という風に…。しかし、悲しみを紛らわせるために映画を見たい場合もあるはず。映画は観客の感情を引きずる強引なパワーを持っているので、必要な時はその力を借りるのが吉。というわけで、今回はその異常なハイテンションで有無を言わさず元気にしてくれる4作品を紹介します!

文:屋我 平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

 

〈制御不能な感情のドライブに身を任せろ!〉
①『世界にひとつのプレイブック』(2012)

主人公のパットは妻に浮気され、怒り狂って浮気相手をボコボコにして精神科送りに。ご近所さんのティファニーは夫を亡くし、ショックで職場の全員と肉体関係を持ってクビに。普通なら感情移入できそうなこのふたりですが、やらかし具合が想像を超えてくるので圧倒されてしまいます。感情のタガが外れたふたりは仲良くなったりケンカしたりしながら、自分の人生を取り戻すためにダンスコンテストに挑むのですが、このどこからツッコめば良いか分からないアウト・オブ・コントロールな爆走が最高に爽快なのです。ちなみに、原題『シルバー・ライニングス・プレイブック』の「シルバー・ライニングス」とは、いつでも太陽に照らされている雲の上面、“銀の裏地”のこと。不幸の裏には幸いあり!何とかなる!

監督:デビッド・O・ラッセル
出演:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーバー、クリス・タッカー 他
(C)2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.

 

〈たまには全部忘れるほど楽しめ!〉
②『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009)

結婚前の最後のやりたい放題、それが独身(バチェラー)パーティ。今を逃したら一生できなさそうなことをやってしまおうと、フィルたち4人はラスベガスに向かいますが、酔っ払って目を覚ましたら部屋は荒れ、歯は抜け、トイレにはトラがいて、新郎のダグは消えていた…って何で!? 明日は結婚式当日なのに、二日酔い(ハングオーバー)の中フィルたちはついでに最悪の“ミステリーツアー”に参加するハメになるのでした。飲み過ぎで昨夜の記憶がないという経験をした人は多いでしょうが、さすがにこのレベルはないでしょう。後のことは考えず、今を楽しむ。しわ寄せが来るかもしれないけど、この時を楽しめればとりあえずオッケー。人生賭けてますよね。でもたまにはこういうのも良いんじゃないでしょうか。ベガスだし。

監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ジャスティン・バーサ、ヘザー・グレアム 他
(C)2009 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

 

〈抜け出せないループ最高!〉
③『パーム・スプリングス』(2020)

人間、壁にはまったり穴に落ちたりと身動きできない状態になったら抜け出したくなるものです。では、それがタイムループだったら? 新婦の友人としてパーム・スプリングスで行われる結婚式に出席したサラはその場にいたナイルズと仲良くなりますが、実はナイルズはタイムループに巻き込まれており、すでに何回も同じ日を過ごしていました。サラはナイルズの忠告を無視して後を追ったせいで、同じループに囚われてしまいます。普通は絶望するところですが、他のタイムループ映画と違ってここはリゾートだし、孤独ではありません。タイムループの大先輩であるナイルズはもう脱出を諦め、死も恐れず、ただ毎日をハッピーに過ごすことにしたのです。二度あることは三度…と言わず、ここでは良いことが何万回でも体験できるのです! 振り切ったシアワセ空間…羨ましい!

監督:マックス・バーバコウ
出演:アンディ・サムバーグ、クリスティン・ミリオティ、J・K・シモンズ 他
(C)2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 

〈大声でけんかするのって気持ち良い!〉
④『おとなのけんか』(2011)

大人になると、ムカッと来ても怒りを全面に出せる状況はほとんどなくなってしまいます。でも、たまには大声で叫びたくなりますよね? 子どものけんかの後始末をするため、被害者側のペネロピ&マイケルは加害者側のナンシー&アランを自宅に呼び、話し合いで解決しようとします。ところがだんだん抑えていた感情が噴き出し、子どもの争い以上に醜いバトルに発展してしまいます。子どものしつけはどうなってるんだとか、誠意が感じられないとか…。その内、被害者VS加害者から男VS女になってきたりして、もはや元々何の集まりだったのかも分からなくなっていきますが、大の大人が怒鳴っているのを見るのって意外にカタルシスがあります。叫んでストレス発散できない場合は、叫ぶ人たちを見れば良いんです。本当にしょうもない言い合いなのに、アドレナリンはMAX!

監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・バルツ、ジョン・C・ライリー 他
(C) 2011 SBS Productions, Constantin Film Produktion, SPI Film Studio, Versatil Cinema, S.L., Zanagar Films and France 2 Cinema. All Rights Reserved.

 

いかがだったでしょうか。

もう悩みはどこかへ吹っ飛んだのではないでしょうか。映画にアテられて変なテンションになって、おかしな行動をとってしまうかもしれませんが、後悔はやらかした後にすれば良いのです。そしたらまた悩んで、またハイテンションな映画を見るというループに入れば良いのです。暴走が平常運転。では良き映画ライフを!

 

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