【海外ニュース】『ワンダーウーマン』3作目は実現しないのか！？DCスタジオ新CEOのジェームズ・ガンもコメント！

2022.12.09

絶好調のマーベルに対し、『Batgirl(原題)』のお蔵入りや、フラッシュ役のエズラ・ミラーが起こした暴行事件など後ろ向きな話題が続いているDC。だが今年10月には、以前DC映画の『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を撮ったジェームズ・ガン監督と映画プロデューサーのピーター・サフランが、これまでのDCフィルムズに代わるDCスタジオの共同会長兼CEOに就任すると発表された。これでDCの現状も好転するかと思えたところに、再び悲しいニュースが加わった。米The Hollywood Reporterが伝えたところでは、『ワンダーウーマン』の３作目は作られない見込みとのことだ。

情報筋によれば、前2作の監督を務めたパティ・ジェンキンスは最近、3作目のトリートメント(詳細なあらすじ)を提出した。しかしガン&サフラン、そしてワーナー・ブラザース・ピクチャーズの共同会長兼CEOであるマイケル・デ・ルカ&パメラ・アブディは、ジェンキンスに対しこの3作目はDCの新プランに合わないと伝えたようだ。この件と関係あるかどうか不明ながら、ワンダーウーマン役のガル・ガドットはニュースが報じられた前日の12月7日に、ワンダーウーマンを演じられる喜びとファンへの感謝、そして「ワンダーウーマンの次章を皆さんと分かち合うのが待ちきれない」というツイートをしている。

DCの新プランによる路線変更で影響を受けるのは、『ワンダーウーマン』シリーズだけではない。DCエクステンデッド・ユニバースを始めたザック・スナイダー監督の構想による作品群“スナイダーバース”すらもそうなのだ。つまり、『ジャスティス・リーグ』に登場したヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンの『マン・オブ・スティール』続編や、ジェイソン・モモア演じる『アクアマン』の今後も不明なのだ。また、ちょうど今公開中の『ブラックアダム』の続編も作られない可能性がある。少なくとも『アクアマン』に関しては、2作目の『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』が2023年12月25日に公開予定だが、3作目に関しては不透明だ。一応モモアに関しては、全く別の役で新プランの作品に参加する可能性はあると噂されている。

これまでの作品を愛しているファンにとっては、心を砕かれるようなブレイキングニュースだろう。ただしこの報道から1日経って、ガンはツイッターで「一部は真実、一部は半分真実、一部は真実ではなく、そして一部はどちらになるかまだ決めていない」とコメント。また、「このやり方の全ての過程で全ての人をハッピーにはできないだろうが、僕たちが行う全てのことは、皆さんが大事にし、我々が人生で大事にしてきたストーリーとDCキャラクターに尽くすためのものだと約束するよ」ともツイートしている。

来年での公開が予定されているのは、『Aquaman and the Lost Kingdom』の他、『シャザム！〜神々の怒り〜』(2023年3月17日に日本公開)、『The Flash(原題)』(2023年6月16日に全米公開)、『Blue Beetle(原題)』(2023年8月18日に全米公開)の全4本。今我々にできるのは、ガンを信じて待つことだけだ。

https://twitter.com/GalGadot/status/1600181707826946050

So. As for the story yesterday in the Hollywood Reporter, some of it is true, some of it is half-true, some of it is not true, & some of it we haven’t decided yet whether it’s true or not.

— James Gunn (@JamesGunn) December 8, 2022