【募集】ムービーマービーアワード2022「ぜったい面白い映画大賞」ノミネート作品紹介③「ヒット作連発!すごいぞ東映!」編
2022年に公開された映画で1番面白かった作品を決めよう!
ムービーマービーが読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞!
それが「ムービーマービーアワード」!!!
昨年末からTwitterで募集したフォロリツキャンペーン「#2022年面白かった映画」と、ムービーマービー編集部が選出したノミネート作品から今年度の「ぜったい面白い映画大賞」を決定します!
今回から、本年度ノミネートした16作品をテーマごとにしていきます!
第3回目は「ヒット作連発!すごいぞ東映!」編をお届け!2022年の年間興行成績が325億6366万570円、観客動員は2364万6555人。2022年9月30日の時点で、年間興行収入の記録が塗り替えられたという映画会社の東映。今回はそんな勢いがすごい東映作品をピックアップして紹介します。
★関連記事:ムービーマービーアワード2022「ぜったい面白い映画大賞」
ノミネート作品紹介①「大画面で見たい映画」編
https://moviemarbie.com/konya_nanimiru/konyananimiru-415/
ノミネート作品紹介②「グッとくる感動作品」編
https://moviemarbie.com/konya_nanimiru/konyananimiru-416/
ノミネート作品紹介③「ヒット作連発!すごいぞ東映!」編
https://moviemarbie.com/konya_nanimiru/news-1626/
ノミネート作品紹介④「やっぱり“マン”が好き」編
https://moviemarbie.com/konya_nanimiru/konyananimiru-417/
『ハケンアニメ!』
思わず自分の仕事を振り返る、お仕事映画の最上級
「ハケンアニメ」とはテレビの視聴率の覇権をとったアニメ番組のこと。
イマドキ、テレビって。。ちょっとテーマが古くね?今映画がやるべきことなのか?というハテナが消えない。
ところが、これ、観たらふっとんだ。
少し前に「LIFE!」という、ベン・ステイラー主演監督の、地味な仕事を一生やってた男の最後の仕事の話がありましたが、あの感じです。
つまり、「お仕事映画」の最上級に位置してます。
人は怒ったり、泣いたり、喜んだり、泣いたり、まるで命でも懸けてるかのようにお仕事がんばってますよね。ほとんど褒められることはない。周りに私を分かってくれる人もいない。「ハケンアニメ」の主人公の斎藤瞳(吉岡里帆)はそんな状況で初めてのアニメ監督を務めながら踏ん張っています。褒められたいとか思ったことなんてないけど、立ってるのがやっと。陰キャな新人監督に対するのは破天荒な天才監督(中村倫也)、新人監督とコンビを組む切れ者プロデューサー(江本佑)、天才監督には美人プロデューサー(尾野真千子)。こんなキャラクター全開な主演陣ですが、おさえた演出でドラマに入り込めます。そして「アニメ」といいつつ、アニオタが内輪で喜ぶような作りの映画ではない。かと言って一般目線でアニメ文化を見下ろした映画でないもの好感です。
ぐっとくるのは、江本佑演じるビジネス100%の冷徹なプロデューサーが、会議でアニメの社会的使命を語るところですね。そんな素振りは全く見せてなかったのに結構な熱できます。そのエネルギーは“バカな“新人監督から染(うつ)されたものなのか、元々持っていたものだったのか?いずれによ「見てる人は見てる」。仕事人なら心の救いを感じるシーンだと思います。
「心に刺さるアニメ」
いいですね。アニメというのは、実に人の心の奥底にあるものなのだ、ということを今更ながらに噛み締められる映画でした。
『ヘルドッグス』
スペクタクル映画の巨匠・原田眞人が厨二病発病!
ヤクザなのにスーパーアクションで押しまくる痛快クライムエンタテインメント!
原田眞人監督。彼はリドリー・スコットや黒澤明に連なる映画をつくれる現代日本唯一のフィルムメーカーだと思います。でも、イマイチ映画賞をもらってない。日本の映画界は原田監督にもっとバカバカ、賞を上げたほうがいい。おかげで彼はやけになって、まるでアメリカのコミックやビジュアルノベルから抜け出したような残酷でクレイジーな厨二病アクション映画を創ってしまったではないか!
その名も「ヘルドッグス」。
【地獄の犬】って。。タイトルからして中二っぽい。ところがこれががっつりハマる。スタイリッシュな映像、飛び交う怒号、エグさ満点の格闘シーンなど、コミック的存在感のキャラクター目白押し。岡田准一演じる刑事・兼高が潜入するのは、刺青ばっかり、とっても怖い人ばっかりのヤクザ組織。人を見透かす鋭い視線を感じながら遂行されるぎりぎりのミッションは見届ける面白さに満ちてます。岡田准一アクションのキレっぷりと坂口健太郎のイカレっぷりのコンビネーション。MIYAVIの放つ絶対的な非現実感など見どころ満点。70年代のアメコミが21世紀に入って、「スタイリッシュ」で「ダーク」にリブートして現代映画の大きな潮流になったように、『ヘルドッグス』はヤクザがいなくなった現代に突然飛来した「スタイリッシュ」で「ダーク」なリブートヤクザ映画、ファンタジーなのだと思います。『ヘルドックス』断じて推します!
『THE FIRST SLAM DUNK』
大切なことは全てSLAM DUNKが教えてくれた。
頑張ること、諦めないこと、大切な人を大事にすること。かっこいい人間になるために必要なことは全てSLAM DUNKが教えてくれたと思っている。ただのバスケ漫画ではない、そういう人生の指針のようなものをSLAM DUNKは描いているのだ。
27年前に突如として連載を終了したSLAM DUNK。そしてまた、突如として映画として再びその姿を現した2022年。声優交代での炎上、全容がほとんど謎に包まれたまま公開日を迎えたが、まさしく鑑賞者が望むものを、観たかったものを観せてくれる、多くは語らないがここまで期待を遥かに超えてくる映画はそう多くは存在しないであろう。
学生時代に所持主が誰かも分からなくなるほど回し読みされたSLAM DUNKのあの絵のまま、あの桜木が、あの流川が、3DCGによって大スクリーンに蘇った興奮はSLAM DUNK世代だけでなく、1度でもSLAM DUNKのページをめくったことのある人全ての胸を踊らすことだろう。映画として今SLAM DUNKを観るならば、この形以外の正解はないだろうな、とオープニングを観て涙しながら確信した。あの時、漫画で読んでいた桜木花道がスクリーンの中で今も、あの時のまま、生きているんだ。
ウタ=Adoの歌声に酔いしれる!圧巻のライブシーンに心掴まれること必至!
国内興行収入は197億円。全世界興行収入が319億円。ロングラン興行とはいえ、この数字はやはりすごいですね。2位の「劇場版 呪術廻戦0」138億円をぶっちぎりで引き離してこの数字。やはりワンピはすごい。ワンピースの映画版は、原作から外れて豪華絢爛な物語を展開するが、今回の目玉はなんといっても『FILM RED』オリジナルキャラクターであるヒロイン・ウタによるライブシーン。歌手のAdoが吹き替えで歌っていますが、ワンピースということを忘れてウタのライブビューイングを見ている気分になります。さすが紅白歌合戦に呼ばれることだけはありますね。主題歌「新時代」で完全に心掴まれます。ワンピースってあまりに長寿連載過ぎて後乗りの初心者は入りずらい所がありますが、こんな方法で新規を呼び込むとは。メタ視点で観ると、映画を見に行った我々をもウタが歌で虜にする。こういう演出って楽しいですよね。。
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