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『セブン』4K版上映記念!あなたは答えに辿りつけるか!秘密の「〇〇〇〇」特集!

2025年___とっくに明けていますが、おめでとうございます。1月終了!早すぎる!!

言っている間に、きっと2月も終わっていくんでしょう..。ああだこうだと、その場でモタモタしている暇があったら映画館へ走れ!文章を書け!!心の中の阿部寛が顔を真っ赤にして檄を飛ばしているから休めないぞ!!そんな自己暗示をかけながら、今年は駆け抜けてみたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

さて、1月も滞りなく新作が公開された訳ですが、31日より、とある作品の再上映が行われているのをご存じでしょうか?公開30周年を記念して4K修復&初のIMAX上映を実装、デヴィット・フィンチャー監督による衝撃作『セブン』がスクリーンに再びその姿を現しているのです!その記念特集となる今回ですが、テーマは「〇〇〇〇〇〇特集」と伏せた上で4作品をご紹介。ぜひ皆さんには最後まで読み切ってもらい、一体何をテーマとした特集なのかを推理しながら楽しんでいただければと思います!ミルズよりも、サマセットよりも先に真相に辿り着くのは、あなた!!

文:抹茶猫(今年こそホラーを克服したい)

 

<それは、恐るべき計画!>
『月に囚われた男』(2010)

燃料資源の尽きてしまった未来の地球では、月に可能性を見いだし、宇宙飛行士を1名派遣して月から地球へと資源を送り届けるシステムを確立。喋るコンピュータのガーティと共にせっせと働き続けてきたサムは3年という任期を終えようとしていました。しかし!ついぞ地球へ帰るまで2週間と迫ったタイミングで、見ず知らずの人間と遭遇。しかも相手は、自身と瓜ふたつの男ときた!一体どういうことなのか!?月を舞台に繰り広げられる謎めいたお話です。

そもそも、今このタイミングで月にいる人間は俺だけのはずなのに..?誰だこいつは?しかも自分のことをサムだと名乗っている。いや、サムは俺だ。あと2週間で帰れるんだ。なのに、目の前のこいつ何なの?!といった具合に、謎が謎を呼ぶやり取りと次第に明かされていくルナ-・インダストリーズ社(サムを月に派遣した会社)の恐るべき計画から目が離せない作品となっています。『セブン』で物語の肝となる連続猟奇殺人事件も、「七つの大罪」をなぞらえて考え抜かれた恐るべき計画殺人ですが、本作も本作でやっていることは非常におそろしや。そう遠くない未来に、実現していたりして..。

監督:ダンカン・ジョーンズ
キャスト:サム・ロックウェル ほか

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<ハラスメントはダメ、ゼッタイ>
『モンスター上司』(2011)

パワハラ、セクハラにとどまらない勢いで新たなハラスメントが飛び出してくるこのご時世。時折、そんなことまで!?と耳を疑いたくなるようなものも聞こえてきたりするので、なんか息苦しさというか、どこか生活しづらさを感じるようになったなと思うのは筆者だけでしょうか?まぁ本作に出てくるのは純度100パー、生粋のハラスメント上司なんですが(笑)『セブン』の黒幕に目を付けられたら、きっと速攻で仕留められる自分勝手な人間ばかり。

仲良し3人組のニック、カート、デイルは、それぞれのハラスメント上司を何とかして排除してやろうと画策します。ですが、一度でも計画通りに事が運んだかな..とのちに振り返ってしまうほどドタバタわちゃわちゃ動き回る3人を見ていると「ほんとにやる気ある??」とこっちまで笑えてきてしまいます(緊迫感ゼロの不法侵入オンパレードは必見!)。とはいえ、ハラスメントシーンは三者三様しっかり胸糞。この積もり積もったネガティブな気持ちを成敗してくれ!という思いを仲良し3人組に託して、ぜひ彼らの活躍を最後まで見届けてみてください!

監督:セス・ゴードン
キャスト:ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス ほか

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<雨なんだけど、雨じゃない!?>
『バグズ・ライフ』(1999)

『セブン』という映画は、その衝撃的な展開に付け加えて「雨」がとっても印象的。ミルズとサマセットが事件を追う1週間は、うんざりするくらいの土砂降り天気が続くのですが、この大雨が生み出す暗く、どんよりとした雰囲気が物語を包み込んでいきます。ただでさえ目を覆いたくなるような事件がより悲惨に、得体の知れない犯人の思惑がより恐ろしく思えてくる..そんな要素として、「雨」にも注目いただきたいところ。で、そんな「雨」が印象的な作品として、この『バグズ・ライフ』もオススメしたいんです!

厳密には「液体」全般の表現と言ってもよいんですが、あまりにも質量が込められすぎている(笑)ほぼ置物というか。虫たちが水分を摂取するシーンが何度か登場するんですが、その様子は限りなく「食事」なんです。「ゴクッ」じゃなくて「パクッ」。この表現がなんだか、とても新鮮で面白い!『セブン』と同じく大雨のシーンもあるのですが、まるで爆弾の雨が降り注いでいるかのようなインパクト。虫たちの暮らす日常に虫目線で飛び込めちゃいます。ほんと、いつ観ても心をワクワクさせてくれるピクサー様には足向けて寝れない!!

監督:ジョン・ラセター
声の出演:デイブ・フォーリー ほか

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<あなたは、誰のどの立場から観る?>
『アメリカン・ビューティー』(2000)

ついに4作品目。生粋の映画ファンである読者の皆様は、既に今回の特集テーマの正体にピンときているかもしれませんね..。まぁそれはそれとして、本作の面白さをお伝えしない訳にはいきません。筆者は、鑑賞直後に語彙力がみるみる抜け落ちて、ただただ「面白い!面白い!」とポンコツ感想botになってしまうことが時たまあるのですが、本作はドンピシャこのパターンにハマりました。

ある家族の崩壊といえばそうだし、ご近所トラブルといえばそれもそう、だけど青春と言われたら青春な気もする..。父か?夫か?母か?妻か?娘か?、それとも一男性か?一女性か?主人公一家の3人だけでもこれだけの視点/立場があって、それはつまるところ観ているこちらにもこれだけの見方があるということ。彼らを取り巻くキャラクターも含め、「誰」の「どの立場」からこの物語を観ていくか次第で、作品への印象もガラッと変わるはずです(ちなみに、本作で最高にカオスが極まるクライマックスも土砂降り天気)。幾通りもの見方がある本作は、今回ご紹介する中でも特におすすめ!なぜって?そりゃ『セブン』の黒幕であるジョン・ドゥを演じるのは、本作の主人公である〇〇〇〇〇〇ですから!

監督:サム・メンデス
キャスト:〇〇〇〇〇〇、アネット・ベニング、ソーラ・バーチ ほか

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いかがだったでしょうか?

果たして、今回の特集テーマは何だったのか..。『セブン』を観に行く前はもちろん、観てきたよという方にも、きっと楽しんでいただけるかと思います。ぜひ、各作品エンドクレジットまで隅々見渡しながらお楽しみください!

 

【ストーリー】
舞台は雨が降りしきる大都会。刑事を続けることに疲れ果てた退職間際のベテラン刑事サマセットは、赴任したての血気盛んな新人刑事ミルズと共に、犯罪史上類を見ない”連続猟奇殺人事件”を担当することになった。はじまりは月曜日。極度の肥満の男が、絶命するまで無理矢理食べさせられ続け殺されたという事件現場には、「GLUTTONY=大食」と書かれたメモが残されていた。翌火曜日には、大物弁護士の死体が血で書かれた「GREED=強欲」という文字と一緒に発見される。正体不明の犯人は、キリスト教の「七つの大罪=憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」のいずれかに該当する者に狙いを定めて刑を執行していることをサマセットは確信。ミルズにあと五人殺される事を告げる。次の犯行を阻むため捜査を続ける二人だったが、次第に絶望へと追い詰められていく…。犯人は一体誰なのか?その真の目的とは?

【キャスト】
ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロウ、ケヴィン・スペイシー 他

【スタッフ】
監督:デヴィッド・フィンチャー

公式サイト:https://warnerbros.co.jp/c/news/2024/12/4014.html

 

 

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