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Go!Fight!迫るヘイジツを迎え撃て!あなたを奮い立たせる「チアリーディング映画」4選!

年に1度のご褒美、ゴールデンウィークが終わってしまいましたが、皆さんはいかがお過ごしになられたでしょうか?文字通りゴールデンな輝かしい時間を過ごした方にも、やむにやまれぬ事情でそうとはいかなかった方にも平等にアイツはやってきました.。そうです。毎度規則正しくやってくる「ヘイジツ」が!気づけば4分の1が過ぎ去った2024年ですが、同時に新年度から早1ヶ月というタイミングでもあるということで、そんな忙しない日々を生きる全ての皆さんにエールを!!今回は「チア」が題材の作品を4作ご紹介します!

文:抹茶猫(今年こそホラーを克服したい)

 

 

<編み出せ!“私たち”のチアリーディング!>
『チアーズ!』(2001)

“オリジナル性”が売りの演技で全米大会5連覇を成し遂げたチーム・トロス。新たなキャプテンに任命されたトーランスは、夢にまで見た展開に喜びとやる気で満ちあふれています。いざ6連覇!といきたいところだったのですが、地方大会目前というタイミングで練習を重ねてきた演技がなんと他チームの“パクリ”だったことが発覚。さぁ、どうする新キャプテン?!といったお話です。

いわゆるスポ根作品というと弱小チームがじわじわ力をつけていき、次第に活躍するようになって最後に強敵と大勝負!なんて展開が王道な気もしますが、本作では既にバリバリ活躍している、なんなら全米最強と言っても差し支えないようなチームがメインに据えられていて、そんなチームに巻き起こるハプニングを描いているのが面白いポイント。さらに、前年まで無名だったパクられた側のチームが圧巻のオリジナル演技をひっさげて舞台に上がってくる、というのも燃えます。こちら側のチームをメインにおいても面白くなりそうな予感..。パクった側とパクられた側の仁義なき(?)チアリーディング合戦に要注目です!

監督:ペイトン・リード
キャスト:キルスティン・ダンスト、エリザ・ドゥシュク、ジェシー・ブラッドフォード 他

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<福井から世界へ!おでこと自分はさらけ出していけ!>
『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』(2017)

こちらもこちらで全米優勝を果たしたチームが登場しますが、それがなんと日本のチーム!しかも実話!!というびっくりの内容です。福井県の福井商業高等学校チアダンスチーム「JETS」をモデルに広瀨すず、中条あやみ、山崎紘菜、福原遥、富田望生らがJETSメンバーを、そしていつも厳しく口酸っぱく“全米優勝”を唱え続ける顧問の早乙女先生を天海祐希が演じ、もう一つの「JETS」が誕生しました。

恥ずかしながら、同じチアでも「チアリーディング」と「チアダンス」がそれぞれ別物であるということを本作通して初めて知ることとなった筆者。早乙女先生曰く、アクロバティックで見栄えする技を繰り出す前者と違い、後者はダンスそのものの技術や表現力が重視されるのだそうです。そしてチアダンスは“自分をさらけ出すもの”である、と先生は続けます。個性もチームワークもバラバラなメンバーがぶつかる様子は見ていて辛いものですが、だからこそチームがまとまっていく過程が面白く、そして感動的に映ります。良い面も悪い面もさらけ出し合った先に勝ち得た全米一の座。メンバーの姿にはもちろんですが、誰よりもそれを願い、厳しい指導を続けた早乙女先生の“顧問としてのプライド”にも心打たれる終盤の展開にご注目を!

監督:河合勇人
キャスト:広瀨すず、中条あやみ、山崎紘菜、福原遥、富田望生、新田真剣佑、天海祐希 ほか

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<一歩踏み出す勇気を!変えるなら、きっとチアだ>
『チア男子!!』(2019)

こちらはうって変わって、男子大学生が主人公のお話。突然、男子チア部を立ち上げると言い出した友達の一馬(中尾暢樹)に誘われるがまま、晴希(横浜流星)はチアリーディングの世界へ。柔道一家に生まれながら、どこか競技に熱中しきれていなかった晴希は“誰かのことを自分事のように応援する”姿を一馬に褒められ、それまでの自分を変えるきっかけをチアに見いだしていくようになります。

そう、本作の面白い点は、チアが決して「誰かを応援するためだけのもの」でなく「演じる自分を応援するためにやるもの」であるということを猛烈に押し出しているところなんです。晴希や一馬、そしてのちに入部することとなる5人を含めた7人それぞれが抱える葛藤、コンプレックス、恐れ、その他諸々をチアによって克服していくという展開。ここまで紹介した2作品は、全米優勝という明確な目標の下で練習に励むチームの姿を描いていましたが、本作では“やってみたら面白そう”という好奇心と勢いからチームは誕生し、その信念の下で活動が続いていきます。“それまでの自分を変えるため”に、持てる全力をチアに注ぐ彼らの姿が最後まで印象に残る、そんな作品となっています。

監督:風間太樹
キャスト:横浜流星、中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、浅香航大 ほか

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< 強豪校に密着!知られざるチアの一面を目撃する>
『チアの女王』(2020)

最後にご紹介するこちらは、Netflixのドキュメンタリーシリーズよりお招きした作品です。現在シーズン2まで配信されており、各エピソードは50分~1時間弱とボリューミーではあるものの、チアへのイメージを一変させる力強さとリアリティがここに詰め込まれていると言っても過言ではありません。派手な技、しなやかに舞う姿、そして笑顔。チアといえばこれ!といった華やかな雰囲気を覆い尽くすような“ハードで残酷な現実”が描かれているのです。

アメリカはテキサス州の強豪校・ナバロ大学のチアリーディングチームに密着、そこには日夜、全米制覇を目指すコーチと生徒たちが練習に明け暮れる様子が。ほんの僅かな気の緩みも見逃さず、そしてそれを許さないコーチのモニカが厳しい指導で生徒たちを鍛え上げる様子、さらには誰かがミスをした時の不安と緊張とが張り詰める雰囲気、また生徒たちのコート外におけるプライベートのあれこれが織り交ぜられて、観ているこちらとしてはただただ衝撃を受けっぱなしです。完全に“裏側”です。文字通り、血と汗と涙のにじむ裏側をまざまざと見せつけられるのです。このリアリティはドキュメンタリーだからこそ味わえるものといえるでしょう。先ほどまでの3作品とは一線を画す雰囲気をぜひご体感ください!

監督:Greg Whiteley、Arielle Kilker

Netflixで視聴する→こちら

 

いかかでしたでしょうか?

他競技にはない華やかさと力強さに目がいきがちですが、演じる人間が誰を/何を思って舞台に上がるのか..そんな視点からチアを見るとまた違った感情が湧き上がってくるはず。4チーム4様のチアからパワーを受け取ったら、いざ!迫るヘイジツを迎え撃ってやりましょう!

 

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