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4/29は #国際ダンスデー!ダンスするように今を生きる…「伝説的ダンスシーン映画」特集!

本日4/29は「国際ダンスデー」だそうです。この日は世界中でダンスの祭典が行われるようで、多くの人たちにダンスに触れ合う機会を与えるのが目的らしいですね。

映画においても魅力的なダンスシーンはいくつもあります。そこで、ムービーマービー読者の皆様には、ダンスの日はダンス映画!ということで、“伝説的なダンスシーン”のあるダンス映画を4作品、ご紹介します!

文:紙巻き(肺が真っ黒)

 

 

“過去のスター”ジョン・トラボルタを完全復活させた脱力系ツイスト・ダンス
『パルプ・フィクション』

ジョン・トラボルタとユマ・サーマンの超有名なツイスト・ダンス。映画史に残る伝説的なダンスシーン、といえば真っ先に思い浮かぶのがこれでしょう。「パルプ・フィクション」とは訳してみると「くだらない作り話」になっていて、与太話のつぎはぎだけで一本の映画が作れちゃったことが当時の映画界に衝撃を与えたわけですが、まさにこのシーンで本作の“くだらなさ”が絶頂に達していて最高ですね。タランティーノは自身の大好きなトラボルタ主演のディスコ映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のダンスシーンをオマージュ、さらにフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』のダンスシーンの撮り方や振付、ファッションにいたるまで再現して詰め込んだようです。このシーンだけでタランティーノの映画オタクっぷりが遺憾なく発揮されているわけですね。

出演者:ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ティム・ロス、アマンダ・プラマー、エリック・ストルツ、ロザンナ・アークエット、ブルース・ウィリス、ヴィング・レイムス、マリア・デ・メディロス、ハーヴェイ・カイテル、クリストファー・ウォーケン

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
音楽:カリン・ラクトマン
原案:クエンティン・タランティーノ、ロジャー・エイヴァリー
製作:ローレンス・ベンダー
製作総指揮:ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア

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大人の恋は、ダンスに始まりダンスで終わる。
『ラ・ラ・ランド』

ダンスシーンのある映画の王道はやっぱりミュージカル映画。『ラ・ラ・ランド』は、あの『セッション』を撮ったデイミアン・チャゼル監督のミュージカル映画ということで、何より音楽性が抜群ですね。『セッション』を観た時はジャズ調の超オシャレなサウンドとリズム感に乗せられて、自分をドラマーだと思い込んだ筆者はヘドバンしながら鑑賞していましたが、『ラ・ラ・ランド』の時はもう完全に作品の中に入り込んでしまって、気付けば劇場の席を立って踊ってました。オープニングのワンカットからもうワックワクが止まらないのですが、トキメキが絶頂を迎えるのが、丘の上でライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがタップダンスを踊る、ロマンティック極まるあのシーンでしょう。恋の始まりを綴った「A lovely Night」にのせて、コンビネーションバッチリに踊り惹かれ合う二人を見ていると、私も思わず踊り出してしまうほどの恋がしてみたいと思っちゃいます。

出演者:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、J・K・シモンズ

監督・脚本:デミアン・チャゼル
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
製作:フレッド・バーガー、ジョーダン・ホロウィッツ、ゲイリー・ギルバート、マーク・プラット
製作総指揮:サッド・ラッキンビル、ジャスミン・マクグレイド

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ナートゥ!ナートゥ!動画再生数が2億回!大熱波を巻き起こす、地球最強のガチダンス!
『RRR』

劇場で思わず踊り出してしまう映画といえば、『RRR』はマサラ上映でも怒涛の盛り上がりを見せていましたね。上映中に観客が踊っていい映画なんてそうそうないですが、地球最強の超ド級エンタメ映画『RRR』の画面から発せられる熱は人間のアドレナリンをドバドバに分泌させ、テンションを最高潮にまで高める作用があります。なので、観た人が踊り出してしまうのも仕方がないことなのだと思います。筆者が劇場で鑑賞した時も、当のナートゥ・ダンスのシーンでは周りのお客さんはソワッソワ、劇場の熱気もムンムン、汗だくで映画を観るというかつてない熱狂的な鑑賞体験になったのをよく覚えています。まあ実際ただ3時間座っていただけなのですが、画面の運動量が凄すぎてこっちのカロリー消費もハンパないことになっていたような気がします。映画史上最強のダンス・シーンを選ぶなら、ナートゥ・ダンス一択でしょう。

出演者:N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン

監督:S・S・ラージャマウリ
脚本:S・S・ラージャマウリ、サーイ・マーダヴ・ブッラー
音楽: M・M・キーラヴァーニ
原案:V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
製作:D・V・V・ダナイヤー

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全米で大バズり!“あり得ない動き”で観客を恐怖に陥れたミーガンダンス
『M3GAN/ミーガン』

ダンスにまつわる映画特集ということで、ダークホースは『M3GAN/ミーガン』。劇中でミーガンの披露したシュールかつ恐怖のクネクネダンスがTikTokなどSNS上でミーム化にまで発展、大バズりし、全米で社会現象となったようです。

両親を亡くし傷心状態の少女ケイディに与えられた、“お友達AI人形”のミーガン。彼女は「あらゆる出来事からケイディを守る」ようにプログラムされています。そんなミーガンにとって、相手が誰であろうと敵だとみなせば、四つん這い、アクロバティックなダンスなど奇怪な動きでどこまでも追いかけてきます。この人間離れしたミーガンの動きはCGかと思いきや、エイミー・ドナルドというダンサーの少女が演じているようです。あり得ない動きを実際に人間が演じることで生じる強烈な違和感が怖いんですね。本作をただのホラーでなく、どこかシュールでコメディチックなホラーに仕立てたジョンストン監督の演出力に拍手です。

出演者:アリソン・ウィリアムズ、ヴァイオレット・マッグロウ、エイミー・ドナルド、ジェナ・デイヴィス

監督:ジェラルド・ジョンストン
脚本:アケラ・クーパー
原案:アケラ・クーパー、ジェームズ・ワン
製作:ジェイソン・ブラム、ジェームズ・ワン

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いかがだったでしょうか。映画において、ダンスシーンは作品のクライマックスを演出する大切なシーンです。#国際ダンスデーを機に、伝説的ダンスシーンのある映画を振り返って観てみるのも良いのではないでしょうか。