こんなプレゼントいらないよ！あえて「クリスマス」に見てほしい傑作ホラー特集
ちょうど次の日曜日はクリスマス！ 皆がハッピーになれる日ですね。ホラーファンすらも。世の中にはサンタホラーや、クリスマスの日に一番起こってほしくないことが起こるホラーなど様々な作風の作品があり、ホラー映画を見るのにピッタリなシーズンと言えます。クリスマスと言えばプレゼント、今回は嬉しいような嬉しくないようなプレゼントをくれるホラー映画を4本紹介します。前半2本はクリスマスと関係ないですが、後半2本はクリスマスホラーです。
カップルでイチャイチャしながら見るべし！
①『ハッピー・デス・デイ』(2017)
恋人と一緒に無限の時間を過ごせたら楽しそうですよね？ じゃあタイムループさせてあげましょう…自分の命日を！ 主人公のツリーは性悪で、奔放で、通常のホラー映画では真っ先に天に召されるタイプのギャル。そんな彼女はある日、何者かに襲われきっちり死んでしまいますが、目が覚めるとなぜかその日の朝に戻ります。夢かなと思いながら過ごしているとまた殺され、やはり朝に戻ってしまうのです！ 早く犯人の正体を突き止めて手を打たないと…いや、時間はいくらでもあるじゃないですか…。何度も何度も殺されながら、ツリーは少しずつ犯人に迫っていきます。その過程で、うざったいだけだと思っていた日常の素晴らしさに気づいたり、健気にサポートしてくれる草食系男子カーターとイイ感じになったりして、ツリー自身も魅力的な人間になっていくのです。素敵な恋人と一緒ならずっとこのままでも良いかも…、あ、でも毎回知り合うところから始めてくださいね。
監督：クリストファー・ランドン
出演：ジェシカ・ロース、イズラエル・ブルサード、ルビー・モディーン、レイチェル・マシューズ 他
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友だちとゲラゲラしながら見るべし！
②『リトル・モンスターズ』(2019)
スリリングな遠足があったら楽しそうですよね？ じゃあ襲わせてあげましょう…本物のゾンビに！ 幼稚園のキャロライン先生は子どもたちを連れて遠足に出かけますが、そこには国の実験施設から大量のゾンビが逃げてきていました。ゾンビはフィクションの中にしかいないと信じている子どもたちは、本物を見ても怖がっていません。そんな彼らに今の状況を正直に話したらダメですよ。トラウマになってしまいますからね。無事に家に帰るまでが遠足、教員の鑑であるキャロライン先生は、大勢の子どもたちにショックを与えないよう上手くごまかしながらこの場を切り抜けようとするのです！ 子どもは純粋で守るべきもの。子守の大変さがよく分かります…。しかし他の大人たちは自分が助かることしか考えず、子どもの前で本性をあらわにしてFワードを連発。何という醜態。このゾンビ以下野郎！ …おっと失礼。他の映画へのオマージュも含みながら、楽しい遠足は続きます。
監督：エイブ・フォーサイス
出演：ルピタ・ニョンゴ、アレクサンダー・イングランド、ジョシュ・ギャッド 他
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独りで震えながら見るべし！
③『ロッジ -白い惨劇-』(2019)
クリスマスに、家族で一緒にバカンスを過ごせたら楽しそうですよね？ ではロッジに泊まらせてあげましょう…お父さんの新しい恋人と一緒に！ 兄妹のエイデンとミアは父親のリチャードに連れられて、新ママ候補のグレイスも含めた4人でロッジに泊まることになります。エイデンたちの母親は半年前、夫婦生活が上手くいかずに自殺。リチャードは無謀にも、母親を忘れていないエイデンたちとグレイスに仲良くなってもらうためにこのお泊り回を計画したのです。しかし急な仕事でリチャードだけ町に戻り、ロッジは地獄の空気に。案の定エイデンたちはグレイスに意地悪な悪戯をしかけますが、グレイスには封印した過去があったのです…。『リトル・モンスターズ』とは真逆で、エイデンたちは純粋ゆえに残酷。アフター『ヘレディタリー/継承』な、最悪のドラマが展開されます。家族と一緒に見ちゃダメですよ。クリスマスがお通夜になってしまいます。
監督：ベロニカ・フランツ&セブリン・フィアラ
出演：ライリー・キーオ、ジェイデン・マーテル、リア・マクヒュー、リチャード・アーミティッジ、アリシア・シルバーストーン 他
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家族でワイワイ見るべし！
④『グレムリン』(1984)
クリスマスを、かわいいペットと過ごせたら楽しそうですよね？ では買ってあげましょう…このモグワイを！ 少年ビリーの父親がクリスマスプレゼントにとくれたのは、不思議な生物モグワイでした。サルとファービーを足して2で割ったような愛くるしい見た目で、何と少しなら言葉も喋れます。ただし光を当ててはダメ、水をかけてはダメ、夜の12時を過ぎて食べ物を与えてはダメ。そのモグワイはギズモと名付けられかわいがられますが、水がかかってしまい増殖し、その分身は12時過ぎに食べてしまい凶暴な怪物グレムリンへと変貌、町は大混乱となります！ 老夫婦の家にはホイールローダーが突っ込み、意地悪ばあさんは宙を吹っ飛び、パブにはグレムリンがたむろしビールをグビグビ。ギズモはかわいいし、けっこう悪趣味描写が多くて爆笑できます。え？ そんな映画小さい子どもには見せられないって？ あれだけ言ったのに冷や水を浴びせるなんて！ 増えますよ！
監督：ジョー・ダンテ
出演：ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ホイト・アクストン 他
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いかがだったでしょうか。
この4本ならば、あなたが今年のクリスマスをどんなパターンで過ごそうとも対応できるはず。これは筆者サンタからのクリスマスプレゼントと思って受け取ってください。
ホッホー！メリークリスマス！
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