【TBSドキュメンタリー映画祭 2023】『シーナ＆ロケッツ　鮎川誠と家族が見た夢』舞台挨拶レポート！「愛と正義と勇気。本当にカッコいいバンドだと思っています！」

2023.03.19

【TBSドキュメンタリー映画祭 2023】
『シーナ＆ロケッツ　鮎川誠と家族が見た夢』舞台挨拶レポート
「愛と正義と勇気。本当にカッコいいバンドだと思っています！」

TBSがこれまで制作・放送してきた報道ドキュメンタリーを劇場映画として上映する企画『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』。第3回目となる本映画祭は、【東京：ヒューマントラストシネマ渋谷／3月17日(金)～30日(木)】【大阪：シネ・リーブル梅田／3月24日(金)～4月6日(木)】【名古屋：伏見ミリオン座／3月24日(金)～4月6日(木)】【札幌：シアターキノ／4月15日(土)～21日(金)】と、前回を上回る規模で実施される。

映画祭3日目となる3月19日、『シーナ＆ロケッツ　鮎川誠と家族が見た夢』の上映後に、本作を手掛けた寺井到監督、モデル兼画家の長女・陽子さん、「シーナ＆ロケッツ」のマネージャーを務めている次女・純子さん、ルーシーこと三女・知慧子さん、純子さんの娘の唯子さんが登壇する舞台挨拶が実施された。

寺井監督は冒頭「こんなに大勢の方にご覧いただいてとても嬉しいです。ありがとうございます。」とあいさつし、「鮎川さんは地元の憧れの人だったんですが、シーナさんがお亡くなりになった時に追悼特集を作らせてもらったんです。それから7年経って、去年の2月、取材にかこつけてまた鮎川さんにお会いしたいなと思ったのが企画の始まりでした。その後病気がわかって、残念なことに亡くなられたんですが、そういうタイミングで取材できたのも、今となっては縁というかお導きがあったのではないかと思っています」と語った。

寺井到監督

完成した映画について聞かれると、陽子さんは「シーナと鮎川誠、両親の今までやってきた音楽とかを映画にまとめてくれて、最後までロックを貫いたお父さんの姿を映像に収めていただいて本当に嬉しく思っています。」とコメント。

長女・陽子さん

知慧子さんは「今日本当ならこの場に立っているのは、鮎川誠本人でした。まさか公開のタイミングでビックリなんですが…。寺井監督はもう何年にも渡ってライブを一緒に回ってくれたんです。熱の籠った作品を作ってくださいました。みんなに観て頂きたいです」と感謝した。

三女・知慧子さん

純子さんは、言葉を詰まらせながら「映画は昔の映像もいっぱい出てくるんですけど、昨年の11月23日の45周年ライブ映像もあって、どのシーンも胸が熱くなって、うまく言葉に出来ないですけど、こうやって形になって嬉しいです」と本作の思いを語った。

次女・純子

「シーナ＆ロケッツは家族にとってどんな存在だったか？」という質問には、陽子さん「愛と正義と勇気ですね。歌にメッセージが込められていて、本当にカッコいいバンドだと思っています！」知慧子さん「パンク、ロック、ブルース、愛と正義。心が温かくなる魅力たっぷりのバンドです。」純子さん「子供の頃からずっと見てきたバンドで、今までもこれからも世界で一番カッコいいロックバンドだと思っています」。「まこちゃん（鮎川誠さん）は、とても輝いてキラキラしていて、誰よりもすごくて、誰から見てもロックでかっこよくて、私にもみんなにも優しくて、笑顔でロックをしている人です！」とそれぞれシーナ＆ロケッツの印象を答えた。

孫・唯子さん

また、鮎川誠さんの誕生日である5月2日に下北沢シャングリラで追悼ライブを行うことが決定している。知慧子さんは「お父さんがいないとそんな気持ちになれなかったんですけど、純ちゃんと相談して『やっぱりやった方が良いよね！』となったんです。また見れて嬉しい！という気持ちになってもらえるように頑張りますので、よかったら遊びに来てください！」とPRしイベントは終了した。