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【海外ニュース】ニール・ブロムカンプ監督が手掛ける実写映画版『グランツーリスモ』、撮影開始!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

ソニー・ピクチャーズが、PlayStation用ドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」の実写映画『Gran Turismo(原題)』の撮影がスタートしたことを知らせている。

「グランツーリスモ」はシリーズ全世界累計販売本数が8050万本以上、1作目が1997年に発売されて以来25年続いている人気タイトルだ。今年3月には、最新作のPlayStation 5用ソフト「グランツーリスモ7」が発売された。映画版の監督は『第9地区』のニール・ブロムカンプ、脚本は『ミズ・マーベル』のウィル・ダンと『アメリカン・スナイパー』のジェイソン・ホールが務める。ゲームの映画化とは言え、本作のストーリーはイギリス人レーシングドライバー、ヤン・マーデンボローの実話が基になっている。

「グランツーリスモ」はドライビングシミュレーターというジャンルを名乗るだけあり、単なるレースゲームではなく、リアルな運転が味わえるゲームだ。日産、プレイステーション、ポリフォニー・デジタル(「グランツーリスモ」の開発会社)は、「GTアカデミー by 日産×プレイステーション」という国際コンテストを行っている。これは「グランツーリスモ」のトッププレイヤーに本物のレーサーになるチャンスを与えるための場であり、2011年の大会で9万人の参加者の頂点に立ったのが当時19歳のマーデンボローだったのだ。現在ではeスポーツの概念も普及し、ゲームが上手ければ“夢の職業”とも言えるプロゲーマーになれる世の中になったが、マーデンボローはその枠をも超えて夢を叶えたシンデレラボーイなのだ。米The Hollywood Reporterによれば、本作のプロットもその部分を描くものになるようだ。

プレイヤーからプロレーサーになったヤン・マーデンボロー氏

マーデンボローを演じるのは『ミッドサマー』にも出演していたアーチー・マデクウィ。他にはデビッド・ハーバー(『ブラック・ウィドウ』)、オーランド・ブルーム(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)、ジャイモン・フンスー(『シャザム!』)、ダレン・バーネット(『私の“初めて”日記』)などがキャスティングされている。ハーバーはマーデンボローに運転を教える元レーサー、ブルームは金儲けを企むマーケティング会社の重役、フンスーはマーデンボローの父親を演じるとのこと。マーデンボローを良く思わないトッププレイヤーを演じるバーネットは、日本の血を引いていることでも話題になった若手俳優だ。全米公開日は2023年8月11日の予定で日本公開は未定だが、日本が誇るゲームタイトルの映画化なので良い続報に期待しよう。

ソース
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/gran-turismo-orlando-bloom-joins-david-harbour-in-sonys-racing-movie-1235221795/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/gran-turismo-movie-casts-djimon-hounsou-spice-girls-geri-・halliwell-horner-1235255227/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/never-have-i-ever-darren-barnet-gran-turismo-1235223571/

 

 

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