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【海外ニュース】「エスター」前日譚『Orphan: First Kill(原題)』のポスター・予告編が解禁!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

 

 

※この記事には『エスター』のネタバレが含まれます

 

 

ホラー映画『エスター』の前日譚となる『Orphan: First Kill(原題)』のポスターと予告編が解禁された。

『エスター』では、孤児(orphan)の少女エスターを養子として引き取った夫婦が体験する恐怖が描かれた作品だったが、多くの観客を驚かせたポイントは、優しく頭脳明晰だと思われていた少女による凶行の描写よりも、映画自体の仕掛けにあったと言えるだろう。何せ、異様に大人びているとは言え9歳のはずのエスターの正体が、33歳という本当に大人の女性だったのだから。

そんな『エスター』の前日譚である『Orphan: First Kill』も、キャスティングからすでに観客の予想を裏切るような作品になっている。『エスター』から本作まで13年も経っているのにもかかわらず、エスター役を現在25歳のイザベル・ファーマンが引き続き演じるのだ。『エスター』では当時12歳ながらも33歳の精神を持つキャラクターを見事に貫禄たっぷりに演じていたが、実年齢との差が小さくなった今では精神面はともかく、「外見的に」エスターを演じることは可能なのだろうか?

当然の疑問だが、それは杞憂かもしれない。昨今の映像技術やメイク技術にかかれば…、いや、しかし、何とそれはファーマンと共演者ジュリア・スタイルズによって否定されている。米Colliderの記事では、昨年7月にスタイルズが、今年1月にはファーマンが「特殊効果・特殊メイクを用いずに撮影した」という旨の発言をしたことが報じられた。スタイルズによれば、カメラや異なる視点のトリックによってエスターを蘇らせているようだ。これを「挑戦」と呼ぶファーマンは、「本作を上手くいかせているのは、私がどうやって9歳のように見せているのか皆さんに分からないからだと思う」とも述べている。

昨年のハロウィンにファーマンのInstagramに投稿された、エスターをセルフコスプレした写真を見れば、その自信が確かなものだと分かる。彼女の姿は『エスター』当時とほとんど変わらないのだ! ファーマンは元々年齢不詳の見た目をしているのでそれほど予想外の結果ではないかもしれないが、それも含めてやはり彼女こそエスターそのものだと言えるだろう。代役を立てなかったのも至極妥当な判断だ。本作の予告編でも、我々のよく知るあのエスターの姿が拝める。わずかだがエスターの全体像が映るカットもあり、本当に特殊効果などを使っていないとしたら仰天ものだ。

本作は、エストニアの精神科施設から脱走した(前作でも言及される)後、行方不明となっている裕福な家庭の娘になりすましアメリカに渡ったエスターの物語。スタイルズが演じているのは、娘と4年越しの再会を果たしたと思っている母親トリシアで、何が何でも家族を守りたいトリシアとエスターの対決へと展開していくようだ。監督は、怪奇現象を引き起こす不気味な人形の恐怖を描いた『ザ・ボーイ』シリーズなどのウィリアム・ブレント・ベル。本作のポスターは、エスターが不気味な表情をこちらに向けていた前作とは対照的に、不安を煽る後ろ姿を映したものだ。2023年に日本公開が決定しているので、それまで震えて待とう。

 
 
 
 
 
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ソース:
https://collider.com/julia-stiles-orphan-2-first-kill-interview/
https://collider.com/orphan-first-kill-isabelle-fuhrman-playing-9-year-old-comments/