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【海外ニュース】『ストレンジャー・シングス』ミリー・ボビー・ブラウン、ルッソ兄弟が手掛けるNetflix映画『The Electric State(原題)』の主演に決定!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督として知られるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟によるNetflix映画『The Electric State(原題)』の主演を、同じくNetflixのドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の主演であるミリー・ボビー・ブラウンが務めることになったと米Deadlineが報じた。

原作はスウェーデン人アーティスト、シモン・ストーレンハーグによる同題の物語つきアートブック。現在の2022年よりも技術が発達し、ドローンによる戦争によって荒廃した1997年を舞台に、少女ミシェルが弟を探すためおもちゃのロボット「スキップ」とともにアメリカを西へ横断する、というストーリーになっている。2017年にはルッソ兄弟が映画化権を獲得し、監督候補としてリメイク版『IT/イット』2部作のアンディ・ムスキエティの名が挙がっていたこともあった。

ストーレンハーグの作品に興味がある方は、彼が『エレクトリック・ステイト』の前に手がけたアートブック『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』と同題の実写ドラマを観てみると良いだろう(Amazon Prime Videoで配信中)。やはりレトロフューチャーな世界観で、宇宙の謎を解明しようとする施設「ループ」と町の住民にまつわる奇妙な物語を集めたオムニバスドラマだ。監督としてジョディ・フォスターなどが参加し、レベッカ・ホールやジョナサン・プライスが出演している。

面白いのは、同作はテーブルトークRPG(サイコロなどを用いたアナログな方法で遊ぶ卓上ロールプレイングゲーム)化もされており、ノスタルジックかつ不気味で、ティーンエイジャーが主人公という点で『ストレンジャー・シングス』を引き合いに出して評されたこともあるのだ。一貫した雰囲気のあるストーレンハーグ作品にブラウンが出演するのは、ある種必然と言えるだろう。ちなみに、『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラットも本作に興味を示しているようだ。もし出演が叶えば、ミシェルのもう一人の同行者である風変わりな流れ者を演じることになるかもしれない。

脚本は、長らくマーベル作品でルッソ兄弟と組んできたクリストファー・マルクスとスティーブン・マクフィーリーのコンビ。7月15日(金)から劇場公開、7月22日(金)からNetflixにて全世界配信されるルッソ兄弟最新作『グレイマン』の脚本も務めている。本作の製作費は、2億ドルというNetflix史上最高の金額で作られた超大作の『グレイマン』と同程度と見られており、配信(劇場公開も期待できよう)されるのが最も待ち遠しい1本だ。しかし、ルッソ兄弟は今後もしばらくNetflixとの仕事が続く予定で、プロデュースしたクリス・ヘムズワース主演映画『タイラー・レイク ―命の奪還―』の続編の配信を控えているところでもある。『The Electric State』の完成まで、退屈しながら過ごさずにすみそうだ。

ソース:https://deadline.com/2022/06/the-russo-brothers-the-electric-state-millie-bobby-brown-netflix-1235053473/