MOVIE MARBIE

濱口竜介監督作品『ドライブ・マイ・カー』が第79回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞を受賞した。同賞を日本映画が受賞するのは1960年に受賞した市川崑監督作品『鍵』以来、実に62年ぶりとなる快挙となった。

ゴールデン・グローブ賞はその年のアカデミー賞を占う重要な賞であり、注目度も非常に高い映画賞となっている。今年は『ドライブ・マイ・カー』が同賞の外国語映画賞にノミネートされており、大きな注目を集めていた。

『ドライブ・マイ・カー』は村上春樹の短編小説の映画化であり、西島秀俊、三浦透子、岡田将生ら実力派の俳優たちが共演している。先のカンヌ国際映画祭でも脚本賞を受賞するなど前評判が高かった。そして賞レースシーズンになるとニューヨーク、ロサンゼルス、ボストン、全米映画批評家協会賞などを次々と受賞。日本映画初のアカデミー賞作品賞候補入りも期待されている。

ゴールデン・グローブ賞は現在発表中。ここまで発表されているところだと主演男優賞ドラマ部門をウィル・スミス、コメディ・ミュージカル部門をアンドリュー・ガーフィルド、助演男優賞をコディ・スミット＝マクフィー、助演女優賞をアリアナ・デボーズが受賞している。

(C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会