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7月7日は七夕の日!ロマンチックな気分に浸れる「#限られた今を大切にしたくなる映画」4選

「とにかく平和に、毎日を過ごせますように」

今年も、短冊に願いを書いて星に願う季節がやってきました。大人になると、もはや毎日何事もなく平和に暮らせることを祈るだけですが、子どもの頃はどんなことを願ったかな?「パリで本物のフランスパンが食べられますように。」と願ったことだけは明確に覚えている筆者、色んな意味で恐ろしいです。まぁそんな話は置いといて、七夕。それは、天の川を隔てて離れ離れになってしまった織姫さまと彦星さまが、一年に一度出会える日。限られた時間だからこそ、二つの星は毎年必ず再会を果たして大切な時間を過ごします。それって切ないけれど、とても素敵でロマンティックだと思いませんか?ということで今回は、七夕にちなんで「限られた今を大切にしたくなる映画」を4つご紹介いたします!

文:Nami

 

 

過去に戻る力があったら、あなたはどうする?
『バタフライ・エフェクト』(2004)

もしもあの時こうしていたら、自分の人生はどう変わっていただろうか。過去にした自分の選択を振り返って、もう一つの選択をした世界線を生きる自分を想像したことはありませんか?筆者はあります。この行為になんの意味もないことを分かっておきながら、ついしてしまうのが人間だと思うのです。本作の主人公・エヴァンも、あるトラウマから逃れるために自分の過去を変えようとします。私たちと違うのは、彼は実際に過去に戻る能力を持ち、その力で自分の運命を変えることができること。エヴァンは何度も過去に戻り、異なる世界線で自分の人生を体験します。そして、一見羨ましいと思えるこの能力が、自分と周囲の人々の運命を変えていきます。それが良いのか悪いのか、幸せなのか悲劇なのか。エヴァンの能力が欲しいと思うと同時に、今しかない瞬間を一所懸命に生きて過去の選択を前向きに捉えたいと思わせてくれる作品です。

監督・脚本:エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー
キャスト:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート ほか

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80歳の姿で生まれ、0歳で生涯を終えた男の話
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)

同世代の人って、全く知らない人でもなんとなく身近な存在に感じますよね。もし色んな世代の人が大勢いる空間で誰かに声をかけなければならないという状況になったら、おそらく同世代らしき人を探すと思います。その安心感は、過ごした場所は違えど同じ時代を同じ時間の流れで生きてきたからこそ生まれるもの。本作は、そんな“普通”の人間とは正反対な人生を送る男の物語。80歳の老人の姿で生まれ、歳を重ねるごとに若返っていく主人公は、若さ特有の煌めきも年老いて死ぬことも、同世代と共有することができません。大切な人と共に歳を重ねていけないことが、これほど切ないとは・・・。この現実を受け入れながらも今を精一杯に生きて、会いたい人に会いにいく主人公にジンときてしまいます。ハリウッドのビッグスターのブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの美しすぎる共演も見どころの一つです。

監督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット ほか

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誰にも許されない2日間の禁断の恋
『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)

これがたった2日間の出来事だったなんて・・・見終えたあと誰しもが驚愕するであろう衝撃かつ情熱的な物語が展開される不朽の名作「ウエスト・サイド・ストーリー」。ちなみに筆者は1961年に公開されたオリジナル版をはじめ、ブローウェイミュージカル、2021年に公開されたスピルバーグ版など、数々の作品を見てきては胸を打たれております。本作は、禁断の恋を描いたラブストーリーでありながら、人種や民族など異なるバックグラウンドを持つ人々が、差別・偏見に苦しみながらもアイデンティティを守るため衝突、共存、葛藤する社会派の面も持った物語です。登場人物の葛藤を見ると、彼らがどんな未来を夢見て生きているのか伝わってきます。この時代には叶わなかったことが、現代ではどうなのか。時代の流れとともに変わりゆく世界を見つめ、今とどう向き合うかを考えせられる作品です。余談ですが、筆者はボッと燃えるような恋も情熱的で素敵だけど、じっくりと時間をかけて関係を築いていきたいと思うタイプです。(笑)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト: アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー ほか

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流れ去った時間に未練がある人へ
『インターステラー』(2014)

“時間は相対的なものよ、伸びたり縮んだりはするけど、過去へは戻れない”
皆さんにとって人生で一番大切なものはなんですか?家族も大切、友達も大切、もちろんお金も。全部大切なものだけど、それらを手に入れるためには、時間をどう使うかがすべてなのではないかと。時間を有するものが、人生を制するのではないかと筆者は思うのです。本作は、地球の寿命が終わろうとしている近未来で、移住できる惑星がないかを探しに行く物語。そこで起こるのは、重力の強い惑星にたった数分いただけなのに、地球では20年、50年もの時間が経過していたという時間の歪みです。地球に残した子どもが、帰ってきたら大人になっているという世界線です。なんだか恐ろしいと思いますが、ここで直面するのは流れてしまった時間はどうすることもできないということです。その無力さを、この映画は突きつけ、そして、過去には無力だからこそ今を大切にしようと本作は教えてくれます。

監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン ほか

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ということで、今回は「限られた今を大切にしたくなる映画4選」をご紹介いたしました。
年に一度、大切な人と想いを寄せる七夕の夜。そんな素敵な日のお供にぜひ、映画をチェックしてみてくださいね。きっと素敵な日になること間違いなしです!

 

 

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