『クワイエット・プレイス DAY 1』公開記念!「〇〇したら即アウト」特集!
音を立てると襲ってくる異形の怪物が襲来した世界を描いた『クワイエット・プレイス』シリーズ。その3作目となる『クワイエット・プレイス DAY 1』が6/28より公開となります。今回は過去作の前日譚となる、ヤツらがやってきた日(=DAY 1)のお話。なぜ世界は沈黙したのか?全ての始まりが描かれる新作に期待が高まります!
そこで今回は、そんな本作にちなんで「これやっちゃったらオワリだぞ!」という「〇〇したらアウト!」な作品を4作ご紹介します!
<音を立てたらアウト!>
『クワイエット・プレイス』(2018)
まずは冒頭でも触れたシリーズの第1作目です。タイトルの通り、静まりかえった世界が舞台の物語。こちらも冒頭で少し触れましたが、“音”に反応する怪物の出現によって一変してしまった世界が描かれます。何をするにも細心の注意を払わなければ、それすなわち死を意味する世界。本作につけられた「音を立てたら、即死。」というキャッチコピーはつまりそういうことです。
そもそもこの怪物の正体は?反応する音の大きさに基準はあるのか?何体いるのか?等々、観始めると気になることだらけなのですが、この「音を立てたらアウト!」というルールが実は意外と私たちの日常とリンクするのが面白い!例えば先生が話してるのに友達と喋っちゃうとか、そもそも静かにしてなきゃいけない場面やシーンとした空間って長く続くほど退屈じゃないですか?そんな時、イレギュラーが起こるとヒヤッとするのと同時にちょっと好奇心をくすぐられるような感覚を筆者は覚えます。この「ヒヤッと」と「ワクワク」がいい塩梅で盛り込まれているのが本作を含めたシリーズの魅力ではないかと思います。新作公開直前というこのタイミングに予習がてら、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか?
監督:ジョン・クラシンスキー
キャスト:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ ほか
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<目を開けたらアウト!>
『バード・ボックス』(2018)
お次は、目を開けたら一発アウトのヒヤヒヤ世界を描いた『バード・ボックス』です。検診を終えたマロリーは付き添いの妹と共に病院を後にすると、何やら外が騒がしい。逃げ惑う人々、暴走する車、けたたましく鳴るサイレンの音..。とにかく早く家に帰ろうとする2人でしたが、車を運転する妹の様子が急変。突然荒々しい運転をし始め、車は横転!マロリーは辛うじて一命をとりとめたものの、目の前で妹を失ってしまいます..と序盤からいきなり大パニックな幕開け。観ているこちらも、マロリー目線で得体の知れない恐怖に襲われます。
話がすすむと、どうやら目を開ける(厳密には“屋外で”目を開ける)となぜか皆、自らの手で死を選択してしまうことが判明。一体何が見えるのか?ともかく外では絶対に目を開けちゃダメ!という訳で、目隠し必須生活のスタートです。『クワイエット・プレイス』同様、守るルールはたった1つですがそれがとってもハード!視界を遮った状態で外を歩き回るなんて考えただけでもおっかないです。それに加えて本作は、「襲われる」というより「自らの手で死を選ばされる」というのが何とも胸糞悪い!果たしてこの最悪の状況下でマロリーは生き延びることができるのか??
監督:スサンネ・ピア
キャスト:サンドラ・ブロック、トレヴァンテ・ローズ、ジョン・マルコヴィッチ ほか
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<水場に近づいたらアウト!>
『ラ・ヨローナ ~泣く女~』(2019)
続いては、『ラ・ヨローナ ~泣く女~』。どこからともなく水場に現れては子どもをさらっていくラ・ヨローナさんに目を付けられてしまった親子に起こる悲劇を描いたお話です。なぜ水場に現れるのか?というのは後々明らかになるのですが、そもそもホラーと水ってとっても相性が良い気がしていまして..。
洗面台やお風呂場等々、いわゆる水回りの汚れってほっとくととんでもないことになるじゃないですか(笑)。梅雨にも入ってジメジメし出すタイミングとあって、考えただけでもそれこそホラーです。で、そんな場所にはそりゃ負のエネルギーみたいなもん(幽霊含む)が集まるよな~って。貞子も井戸から出てくるし。蓄積された汚れと怨念とが見事にリンクする..そんな相性の良さを感じずにはいられません。
それに加えて、本作はどことなく日本のホラーっぽさがあります。先ほど貞子の名前も出しましたが、「来る..きっと来る..」なんて場面だったり、「泣く女」というのも口裂け女やのっぺらぼうの怪談と通ずるような雰囲気を感じます(「わたし、キレイ?」のあれ)。気になった方は、水回りをばっちり掃除した上で本作をご覧になっていただけますと幸いです!
監督:マイケル:チャベス
キャスト:リンダ・カーデリニ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス ほか
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<“何か”を受け継いだらアウト!>
『へレディタリー/継承』(2018)
今回のトリを飾るのは『へレディタリー/継承』です。今や映画好きの間では鉄板コンビと言っても過言ではないA24×アリ・アスターのタッグによる記念すべき第1作目。『ミッドサマー』の衝撃にやられた方は多いと思いますが、ぜひとも合わせてチェックしていただきたい作品です。
物語は、とある一家がお婆ちゃんのお葬式を執り行うところから始まります。一家の母親であるアニーは自身の母親の死に思いを馳せますが悲しむ素振りはなく、どこか母を憎んでいるような様子が見え隠れ。アニーからにじみ出る不穏で不安定な雰囲気は次第に一家を蝕んでいきます..。
アリ監督ならではの「クセ強めな世界観」と「ちりばめられた伏線の回収劇」が見事炸裂しているのは言うまでもないですが、後者に関しては二の次でまずは目の前に飛び込んでくる映像に全集中して観ていただきたい!恐怖に歪むアニーの顔ひとつとっても、ゾッとするほど恐ろしいし、虫さんたちもわんさか出てきます。とにかく不気味な世界観をまずはご堪能ください。
お婆ちゃんの置き土産である“何か”を受け継いでしまったが最後、もう何をしようと手遅れ。
あなたなら、どうしますか?
監督:アリ・アスター
キャスト:トニ・コレット、アレックス・ウルフ、ミリー・シャピロ、ガブリエル・バーン ほか
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いかがだったでしょうか?
〇〇したらアウト!映画4選でした。今回は「アウト=襲われてしまう」という定義でホラージャンルに絞ってお届けしましたが、アウトの定義は様々できるので、また違ったジャンルの作品もご紹介できそうですね!機会がありましたら、こちらまたご紹介できればと思います。
そして『クワイエット・プレイス DAY 1』は今週金曜日公開!劇場で肝冷やしましょう~!
キャスト:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ、ジャイモン・フンスー
監督・脚本:マイケル・サルノスキ
エグゼクティブプロデューサー:アリソン・シーガー、ヴィッキー・ディー・ロック
プロデューサー:マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、p.g.a.、ブラッド・フラー、ジョン・クラシンスキー
キャラクター創造:ブライアン・ウッズ、スコット・ベック
ストーリー:ジョン・クラシンスキー、マイケル・サルノスキ
©2024 PARAMOUNT PICTURES
公式サイト:https://quietplace.jp/
#クワイエット・プレイス #即死度MAXのDAY1
6月28日(金) 日米同時公開
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