MOVIE MARBIE

業界初、映画バイラルメディア登場!MOVIE MARBIE(ムービーマービー)は世界中の映画のネタが満載なメディアです。映画のネタをみんなでシェアして一日をハッピーにしちゃおう。

検索

閉じる

まぁ、ひとまずアイス食べながらこれ観てよ!夏が待ちきれないあなたに贈るアニメ映画特集!

最近スーパーやコンビニに寄ると、アイス売り場に足を伸ばす頻度が何だか増えた気がします。おそらく、いや..ひとえに「暑い!」と感じる日が増えたからなのでしょう。皆さんはどうでしょうか?6月は梅雨もあって雨のイメージが強いかもしれませんが、気づけば薄着で出掛けることが増えたりしてませんか?ガンガン日焼け止め塗ってませんか??「今年も来たよ~♪」とこちらに手を振りながら夏が近づいてきてる!筆者はそんな感覚です(笑)

そこで今回は、そんな夏を先取りできるアニメ作品を特集!アニメならではの表現にも注目しつつ、4作品をご紹介します!

文:抹茶猫(今年こそホラーを克服したい)

 

 

<秘めた想いがシュワッとはじける!>
『サイダーのように言葉が湧き上がる』(2021)

最初にご紹介するのは『サイダーのように言葉が湧き上がる』。俳句を作るのが好きなチェリーくんといつもニコニコ元気なスマイルちゃんが、心を通わせていくお話です。いわゆる青春ど真ん中の甘酸っぱい物語ではあるのですが、とにかく爽やかで清々しい!甘酸っぱいというよりもむしろスカッとする!鑑賞後の爽快感は、それこそ冷えたサイダーをぷはーっ!と飲み干した時のような感覚に近いかもしれません。

また、もくもくと膨らんだ入道雲をはじめ、風景デザインがまた特徴的でもある本作。実写と相違ないような美しいデザインというのももちろん魅力的ですが、本作では「すさまじき絵力!!!」といった印象です。ちょっとこれは実際ご覧になっていただく方が早いかもしれません(笑)

そして何より注目していただきたいのが、チェリーとスマイルを繋いでいく「言葉の力」。今は、その場に居合わせなくとも気軽にコミュニケーションを取り合える便利な世の中ですが、それ故に本作のクライマックスは多くの人の心にぶっ刺さるはず!「月が綺麗ですね」でお馴染みのあの人も裸足で逃げ出すほどロマンチックな展開が待っています。その後のエンドロールの先までお見逃しなく!!

監督:イシグロキョウヘイ
声の出演:市川染五郎、杉咲花、潘めぐみ、花江夏樹、神谷浩史、坂本真綾、山寺宏一 ほか

Netflixで視聴する→こちら

 

<ペンギンをめぐる大冒険!>
『ペンギン・ハイウェイ』(2018)

続いては、住宅街に突然、大量のペンギンが出現するところから始まる『ペンギン・ハイウェイ』です。自他共に認める勉強家の小学4年生・アオヤマくんは、この事態の真相を突き止めるべく調査を開始。そんな中、いつも仲良くしてもらっている歯医者のお姉さんが投げ捨てたコーラの缶がペンギンに変わるのを目撃!もしや、お姉さんがあのペンギンたちを..?深まる謎を解き明かそうとアオヤマくんがあちらこちらを駆け巡ります。

原作は「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話大系」の森見登美彦による同名小説。こちら2作もアニメ化されており、その奇想天外な世界観が人気ですが本作も例外ではありません。ぴょこぴょこと街中を行進するペンギンたち、お姉さん、そして「見たら病気になる」と噂される「銀の月」などなど..。いくつもの謎が絡み合う世界が壮大かつ摩訶不思議に描かれます。

所々、何のこっちゃ分からない!と困惑もした筆者ですが、はじけるような水しぶき、青々と茂る草木など随所に夏の爽やかな空気を感じると共に、アオヤマくんの尽きない探究心に絶えずワクワクさせられました。なんで?どうして?を徹底して突き詰める面白さも本作には詰まっています!

監督:石田祐康
声の出演:北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、西島秀俊、竹中直人 ほか

Amazonプライムで視聴する→こちら
Netflixで視聴する→こちら

 

<世界は「もしも」に溢れてる!>
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(2017)

普段生活していると、多かれ少なかれ「もしも、あの時..」とか「もしも、この先..」とか、あの時あり得た/この先あり得る可能性のことを考えたりしませんか?考えて後悔することもあれば、とにかくワクワクしたりなんてこともできる「もしも」タイム。それをドデカいスケールでやってのけたのが本作です。

タイトルにもある打ち上げ花火はもちろん、海辺の町が舞台なのでキラキラと輝く海、そしてプールに夏祭りとたっぷり夏を先取りできるのは言うまでもありません。ですが、ここに「もしも」要素と「恋」が乗っかってくることで、ワクワクキラキラムードがグンと高まります。

クラスメイトのなずなが引っ越してしまうのをどうにか止めたい典道(のりみち)は、時間を巻き戻す力をもった不思議な玉を使い、どうにかこうにか奮闘。ぎこちないながらも頑張る典道とつかみ所のない不思議な魅力をもったなずなの関係が、まぶしくて羨ましくて、切なくて..。「時を戻そう!」と、リアルぺこぱができちゃうとんでも展開でありながら、あまり多くを描かず全体を通してふんわり仕上げているのも印象的で、それが逆に観ているこちらの想像をかき立てるポイントではないかと思います。皆さんも、色んな「もしも」を思い浮かべながら本作をご覧になってみてはいかがでしょうか?

総監督:新房昭之
監督:武内宣之
声の出演:広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、松たか子 ほか

Amazonプライムで視聴する→こちら
U-NEXTで視聴する→こちら

 

<共同戦線は続くよどこまでも>
『夏へのトンネル、さよならの出口』(2022)

「あのさ、これって、ケンカ売ってる?」

これ序盤で、ヒロインのあんずちゃんが転校初日に突っかかってきたクラスの女の子に放った台詞なんですが、その声色と表情、そしてその直後にとった行動含め、めちゃくちゃゾワゾワさせられます。筆者は何度か巻き戻してリピートしてしまいました。この子、ただ者じゃないぞ..と、何かとんでもないお話が始まるぞ..と予感させられます。すみません、こちら今回のテーマとは関係ないですが、取り急ぎぜひ注目いただきたいポイントでした..!

お話は、入ると欲しいものが何でも手に入ると噂される”ウラシマトンネル”を発見したカオルくんとあんずちゃんが互いの欲しいものを手に入れるべく、共同戦線を組んでトンネルの調査を開始する、というもの。トンネルの中を進むと、それはそれは鮮やかな光景が広がっていて夢のような空間ではあるのですが、なんとトンネル内での1秒=トンネル外での65分という仕掛けが(それでウラシマか..)!欲しいものが手に入る代償ともとれるこの時間のイレギュラーが、最高にドラマチックな物語を演出しています。果たして2人は、トンネルの秘密を解き明かして望むものを手に入れられるのか?ひと夏の間にとどまらない壮大な物語をこの機会にぜひ!

監督:田口智久
声の出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ、畠中佑、小宮有紗、小山力也 ほか

Amazonプライムで視聴する→こちら
U-NEXTで視聴する→こちら
huluで視聴する→こちら
Netflixで視聴する→こちら

 

いかがだったでしょうか?

ここまで読んでいただいた皆様が何かしら夏に思いを馳せてもらえていたら幸いです。と、言ってる間に7月も目前です。今のうちに気分を高めて、最高のコンディションで夏をお迎えしましょう!

 

■関連記事

『変な家』公開記念!一体誰が何のために作った?建物こそが主役の映画4選

「第96回アカデミー賞」まもなく受賞式!今すぐ観れる!注目ノミネート作品4選

若いヤツには負けません!まだまだ現役な「長老系監督」(inハリウッド)のオススメ映画4選

我が道を突き進め! 勇気が出るお仕事映画4選