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プロ野球開幕直前!チームの数だけドラマがある!見れば盛り上がる事必至!「野球映画特集」

早いもので、侍ジャパンが怒濤の全勝優勝を飾った昨年のWBCから1年が経ちました。近年の日本野球界というと、もっぱらオオタニサンが話題をかっさらっている感が否めませんが、いよいよプロ野球の開幕が目前となり、ファンにとっては待ちに待ったシーズンがやってきます。そこで今回は、観ればさらに盛り上がる!野球がテーマの映画を4作ご紹介します!

文:抹茶猫(今年こそホラーを克服したい)

 

 

結局こういうのが1番アツい!
『メジャーリーグ』(1989)

シンプルイズベストとはよく言ったものですが、本作はまさにそれを地で行く作品です。地元の人たちでさえ愛想を尽かすほど弱小チームのインディアンスがメジャーリーグ優勝を目指して奮起する..という王道にアツいストーリーは、スポーツの醍醐味を実感できる内容となっています。

かつての有名選手、ムショ帰りの若者、謎の宗教を崇拝する男などなど個性的なヤツらが集められたチームはなかなかまとまらないままシーズン開幕を迎え、案の定成績は振るいません。「あぁ、いつもの如く今年もダメだな」と町のあちこちからは諦めというより呆れたような声が聞こえてきます。ですが、次第にチームが結果を出すようになると比例するように町の人々もウキウキしたような表情に!いつしかインディアンスを応援する観客の大声援がスタジアムに響くようになります。本作は、インディアンスが下克上を巻き起こす姿ももちろんですが、それに伴って変化していく観客の様子にしっかりスポットが当たっている点が見どころといえます。終盤に迎える運命の一戦で、想像し得ないほど膨れ上がった期待と喜びが爆発するラストをお見逃しなく!

監督:デイヴィッド・ウォード
出演:トム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン ほか

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モットーは、出塁=正義
『マネーボール』(2011)

ネーボール理論___それは、打率よりも出塁率にスポットを当て、とにかく「塁に出る確率が高い」選手を多数起用することで勝利を目指す戦略のことを指します。アウトをとられることなく一人でも多く塁に出続ければ、必然的に攻撃の時間が増え得点のチャンスも広がる、という訳です。この戦略を駆使して、メジャーリーグで20連勝という歴史的な記録達成の立役者となったビリー・ビーンという男の実話に基づく物語がこの『マネーボール』です。

資金力のあるチームが勝つ→そのチームが他チームの主力選手を引き抜く→チーム間の戦力差が広がる→資金力のあるチームが勝つ..というサイクルを終わらせ、“優勝”を目指すビリーの挑戦。他チームから優れた分析眼をもつピーターを招き入れ、ありとあらゆる選手データを洗い出すことで統計学的に勝てるチームの編成を行います。数学はもっぱら苦手な筆者にとっては目を覆いたくなるほどの膨大なデータを分析し、「塁に出る確率が高い」選手をピックアップしていくビリーとピーター。ネームバリューや目に見える成績にとらわれず、データを通して真に選手を評価するビリーの姿を皆さんにも一目見ていただきたいです。演じるブラッド・ピットの好演も相まって、悩んだときには彼に背中を押してもらいたいという方も、きっと出てくるはず!

監督:ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリス・プラット ほか

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これが俺たちのやり方だ!
『バンクーバーの朝日』(2014)

3作目にして邦画作品の登場です。1914~41年にかけて、カナダで活躍した実在の日本人チーム「バンクーバー朝日」の活躍を描いた物語。朝日のメンバーを妻夫木聡、勝地涼、亀梨和也、池松壮亮ら豪華俳優陣が演じ、昨年公開の『月』や『愛にイナズマ』が記憶に新しい石井裕也監督がメガホンをとった作品です。

本作を鑑賞中、1900年代・異国の地・差別・野球・日本人といったキーワードをつなぎ合わせていた筆者の頭の中には、2022年公開の『ラーゲリより愛を込めて』が浮かびました。不当な扱いを受け、到底満足のいかない日々を送る人々が、野球をプレーする時は皆童心に帰ったように嬉しそうな表情になっていた場面が印象的だった『ラーゲリ~』だったのですが、本作でも野球は当時を生きた人々にとって困難な状況における娯楽であり、同時に希望として描かれています。体格もテクニックも格上の白人チーム相手に真っ向からぶつかるのではなく、バントと盗塁主体の機動力全開作戦で強みを活かして戦う姿は、次第に多くの人の心を動かすように。今に始まったことではないですが、スポーツが生み出す影響力の大きさをひしひしと感じる、そんな作品となっています!

監督:石井裕也
出演:妻夫木聡、勝地涼、亀梨和也、池松壮亮、高畑充希、佐藤浩市 ほか

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本物の怪物スラッガー爆誕
『ミスターGO!』(2014)

「さぁ、9回裏、一発が出れば逆転サヨナラの場面で代打ゴリラです!」
こんな実況が聞こえてきたらコントか何かが始まったのかと思うかもしれませんが、本作は決してコントではありません。正真正銘のゴリラがプロの舞台で打席に立ち、ここぞという場面で必ず特大のホームランをぶちかます..という野球映画なのです。成績不振に陥るプロ野球チームのエージェントが白羽の矢を立てたのは、サーカス団で活躍していたゴリラのリンリン。リンリンと会話ができるウェイウェイという少女も一緒にチームの一員として迎え入れます。

そもそも「ゴリラに野球をさせる」なんて設定をどこから思いついたのか気になるところですが、確実に言えるのは「こんな映画、他にはない!」ということ。サーカス仕込みのテクニックでどんな球でもバカスカ打ってホームランを量産していくリンリン、いやミスターGO(チーム加入と同時にこの名前になる)に観客は大熱狂。ダイヤモンドを一周するゴリラが見られるのは、世界のどこへ行こうともおそらくこの作品内だけではないかと思います。と、言ってる間にライバルチームがゴリラを投手として迎え入れたり、日本から中日や巨人がミスターGO獲得に向けてやってきたりと目が離せません。本作でしか味わえない熱狂を、この機会にぜひお楽しみください!

監督:キム・ヨンファ
出演:シュー・チャオ、ソン・ドンイル、オダギリジョー ほか

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いかがだったでしょうか?

四作四様に野球というスポーツの面白さを実感できる作品をご紹介できたかと思います。野球に限った話ではありませんが、やっぱり「戦い方は1つじゃない」からこそ面白いですよね!今シーズンのプロ野球にも、そんなドラマを期待せずにはいられません!

 

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