映画とドラマでめぐる、世界のクリスマス特集！
もうすぐクリスマス！ということで今回は世界のクリスマスを知ることのできる作品をご紹介します！日本ではもはや宗教に関係なく年に１度の一大イベントであるクリスマスですが、他の国の人たちはどんな風にクリスマスを祝い、誰と何を食べて、何をして過ごすのでしょうか…。作品を通じて世界のクリスマスを覗いてみましょう！
〈美しい街で家族と過ごすドイツのクリスマス〉
①『ファミリー・クリスマス』（2020）
売れないミュージシャンのバスティアはクリスマスを家族と過ごすために帰省します。するといきなり、衝撃的な事実が発覚！なんと弟が連れてきた彼女はバスティアの元カノだったのです…！本作は、そんな風に最悪なムードで開幕したバスティアとその家族のクリスマスを描いた全３話からなる短編ドラマです。
実家があるのはかわいらしい家々が並ぶ小さな旧市街。街の広場ではクリスマスマーケットが開催されていたり、クリスマスツリーが飾られていて、ドイツならではの素敵な光景をみることができます。ドイツでは、各家庭に飾るクリスマスツリーは本物の木を使うらしいのですが、出遅れて木を購入できなかったバスティアは絶対に盗んではいけないところから盗んでしまいます…。また、彼がクッキーを食べているシーンがよく出てきますが、ドイツではクリスマスの前になると家庭でクッキーを焼く風習があるそうです。他にもドイツのクリスマス文化を知ることのできる場面が盛りだくさんなので、細分まで注目してご覧ください！
出演： ルーク・モックリッジ、セイネブ・サレー、クリスティーナ・ド・レゴ 他
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〈歌って踊る！アメリカのホワイトクリスマス〉
②『クーパー家の晩餐会』（2015）
本作はクーパー一家のドタバタなクリスマスの1日を描いた群像劇です。クーパー家のクリスマスは、毎年4世代11人がシャーロットの家に集合するのが恒例です。だけど、今年はそれぞれが離婚問題や、会社をクビになったこと、偽の彼氏を作ったことなど家族に打ち明けづらい秘密を抱えており、シャーロット家に向かう道中からハプニングが続出します。街中では雪が降りしきる中でハンドベル隊が「きよしこの夜」を演奏していて、とてもロマンチックです。かと思ったら、別の通りでは大量のサンタによる謎の行列が…！豪華なクリスマスディナーを家族で囲った後には、ギターを弾きながらクリスマスソングをみんなで大合唱するシーンは外国っぽい！そして、最後はやっぱり踊ります。登場人物たちはみんなドタバタしてますが、アメリカのホワイトクリスマスの美しい風景を存分に味わうことができます。
監督： ジェシー・ネルソン
出演： アラン・アーキン、ジョン・グッドマン、エド・ヘルムズ、ダイアン・キートン、ジェイク・レイシー、アンソニー・マッキー、アマンダ・セイフライド、ティモシー・シャラメ 他
(C)2015 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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〈華やかなイギリスのクリスマスパーティ！のはずが…。〉
③『サイレント・ナイト』（2021）
イギリスのクリスマスパーティの雰囲気を味わえるのがこちらです。田舎の屋敷で例年通りクリスマスパーティを開催した一家と集まった友人たちは、共に素敵な一夜を過ごします。大人も子供もドレスコードで、テーブルの上にはイギリスのクリスマスの定番料理であるローストターキーなど豪華な食事と共に、同じくらいたくさんのキャンドルが灯され、ムードのあるちょっぴりセレブなクリスマスパーティ！という感じ。会話の中で「女王のスピーチは？」というセリフが出てきますが、イギリスでは毎年クリスマスの日に即位している国王や女王がメッセージを発表するそうです。食事の後はみんなでジェスチャーゲームをしたり、お待ちかねのプレゼントを開封して盛り上がりは絶好調に…。しかし、今年は大人も子供もいつもと心情が異なりました。なぜなら、謎の毒ガスが近くまで迫ってきており、今日が人生最後の日であるとみな知っていたからです…。
監督：カミラ・グリフィン
出演： キーラ・ナイトレイ、マシュー・グッド、ローマン・グリフィン・デイヴィス、アナベル・ウォーリ 他
(C)2020 SN Movie Holdings Ltd
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＜一瞬で地獄のクリスマスイヴになった渋谷＞
④『サイレント・トーキョー』（2020）
日本のクリスマスはもうみなさんご存ですよね？ということで、絶対に実現してほしくない“最悪のクリスマス”となった東京を目撃してみるのはいかがでしょうか…。なぜ最悪かというと、クリスマスイブに連続爆破テロ事件が起こり、渋谷のスクランブル交差点で大爆発が起こってしまうからです…！爆発シーンは邦画とは思えないくらいの大迫力で、かなり見応えがあります。しかも実際に訪れたことのある見慣れた場所であるだけに、妙なリアルさを感じてしまい見てるとゾクっとしてくるんです。クリスマスに浮き足っている人で溢れていた渋谷が、一瞬で地獄絵図と化するシーンはなかなか見ることのできない光景です…。恋人に浮かれている胸キュンクリスマス映画なんて見たくないわ！という方は、今年はハラハラドキドキするサスペンス映画を見て過ごすのもいいかもしれません。
監督： 波多野貴文
出演： 佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼 他
(C)2020 Silent Tokyo Film Partners
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いかがだったでしょうか。
今のうちにこれらの作品を鑑賞して、今年のクリスマスはちょっと海外の文化を取り入れてみるのもよいかもしれません。
筆者は、今年はケーキではなくおしゃれなクッキーを買って一人で食べようと思います！
