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異星人、ギャル、ヴァンパイア……“グロテスクな少女たち”を演じた市ノ瀬加那、南沙良、乃木坂46メンバーが作品の魅力を語る!『GROTESQQQUE-グロテスク-』舞台挨拶【第39回東京国際映画祭】

本日10月27日(火)、丸の内ピカデリー2にて映画『GROTESQQQUE-グロテスク-』の舞台挨拶が行われ、キャストの市ノ瀬加那、南沙良、乃木坂46の井上和、中西アルノ、一ノ瀬美空、冨里奈央、そして錦織敦史監督が登壇した。なお、本作は第39回東京国際映画祭のアニメーション部門にて上映された。

本作は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の総作画監督を務めた錦織敦史が監督・脚本・キャラクター原案を手掛け、それぞれ異なる世界観の3つの物語を描く異色のアニメーション映画。登壇したキャストのほかに星野源、大塚明夫、長谷川育美、早見沙織、内田真礼など豪華な俳優・声優陣が出演する。

本作は、惑星間交流の時代を迎えた地球を舞台に、地球のカルチャーを愛する宇宙人の少女と宇宙局に勤める公務員がバディを組んで“友だち”探しに奔走する「エリィアンズ」。朝が来ない都市、GALs TOKYOに集まった少女たち“ギャルP”が、ゲーム「クイーン・オブ・バタフライ」の勝者を巡って繰り広げる狂乱のバトルロワイアル「夜露死駆★少女」。純潔のヴァンパイアと彼女に吸血されることで生き延びた3人の少女が、人類滅亡後の荒廃した世界をワゴン車で旅する姿を描く「ノクターン~このグロテスクな夜に~」の3作品で構成される。

このユニークなアイデアが生まれた経緯について錦織監督は、「前の作品で疲れ果てていて、ビジュアル中心の作品でエンタメ要素が強いものなら作れると思ったのがきっかけ。本当は1本にしたかったけれどアイデアがたくさんあって3本になってしまい、それを繋げて1本にしたら面白いのではないかと思ったのが始まりです」と回想。続けて「3本それぞれハッキリとした特徴があった方が良いと思った。僕を知ってくれている人だったら分かる要素だと思います。特に3本目に関しては今まで作品として出せていなかったので、ここで出せて良かったです」と手応えを語った。キャスティングのポイントについては、「自分が今まで関わったことがあったり、自分が好きで応援している人にフォーカスしてオファーをしました。今日登壇されている方々は、僕から『この人にお願いしたい』とお声がけした人たちばかりです」と明かした。

「エリィアンズ」でエリー役を演じた市ノ瀬加那は、錦織監督が手掛けたTVアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』に出演した縁からの起用。注目ポイントについて市ノ瀬は、「エリーは非常に活発で、次に何を起こすか分からないような個性的で面白い女の子。髪が伸びるシーンがあるんですけど、見た目がコロコロ変化する女の子で、髪の変化がある時はエリーの感情が変化している時なので、そこに注目してほしいです」と語った。

「夜露死駆★少女」の主人公・ステラ役に抜擢された南沙良について、錦織監督は「初期の出演映画を観た時に衝撃を受けてずっと追いかけていました。今回のステラ役に、南さんの少し影があるけれど真っ直ぐな部分が欲しいと思ってオファーしました」とコメント。南は「ステラは自分の“推し”が原動力の女の子で、私自身も共感できました。戦闘シーンの迫力が凄くて、可愛い女の子が戦うことでしか得られない栄養素があるじゃないですか。それが詰まっているので、ぜひ注目してほしいです」と見どころをアピールした。

そして「ノクターン~このグロテスクな夜に~」に乃木坂46の井上和、中西アルノ、一ノ瀬美空、冨里奈央をキャスティングした理由について、錦織監督は「10年以上追いかけてライブにもよく行っていました。5期生が入ってきた時からずっと応援していて、その絆が今回の疑似家族的な物語に合うと思った。その中で『この人がこの役に合う』という形で進めていきました」とファン目線も交えて起用の喜びを告白。

注目ポイントについて、井上和は「とても美しい映像と、4人の疑似家族的な空気感。友だちでもないし本当の家族でもない、少しお互いに依存し合っているような関係性が丸ごと美しい作品なので、ぜひその移ろいに注目していただけたら嬉しいです」とコメント。

中西アルノは「監督が乃木坂46のことを本当に好きでいてくださって、作品の中にもファンが喜ぶようなエッセンスが入っていたり、いなかったりするので、そういう部分にも気づいていただけたら」と語り、一ノ瀬美空は「この作品は陰と陽がハッキリしていて、観ていて心が温まるほっこりした部分と、背中がゾクゾクするような空気感の緩急が出ている作品だと思うので、そこに注目してほしいです」と対極な雰囲気が同居する作風を挙げた。

冨里奈央は「タイトルが『グロテスク』ということで、人が普段表に出さないような苦しさや葛藤をこの4人を通して伝えることが作品の魅力だと思います。セリフ一つひとつや4人の掛け合いを大切に、繊細に届けることを意識しました」と振り返った。

最後に錦織監督は、「アニメーションはもちろん、音楽や素晴らしいキャストの皆さんのお芝居、僕の“好き”が詰まっている作品です。皆さんの“好き”のどれか一つにでも刺さってくれたら嬉しいです。エンタメでお腹いっぱいになれる作品なので、ぜひ楽しんでください」と会場にメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

 

映画『GROTESQQQUE-グロテスク-』
2026年11月6日(金)より全国公開

監督・脚本・キャラクター原案:錦織敦史
制作:CloverWorks
声の出演 / キャスト:市ノ瀬加那、星野源、大塚明夫、南沙良、長谷川育美、早見沙織、井上和(乃木坂46)、中西アルノ(乃木坂46)、一ノ瀬美空(乃木坂46)、冨里奈央(乃木坂46)、内田真礼 ほか
配給:東宝配給