高橋一生・斎藤工・水上恒司主演ドラマ『犯罪者』制作発表会見!斎藤「人生を変えてもらった」と語る“松永組”の影響力、3人の「元カレ・今カレ」のような複雑な関係性とは?
Prime Videoは、Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』を2026年7月17日(金)より240以上の国や地域で世界独占配信する。本作は、テレビドラマ『相棒』シリーズで脚本を手がける太田愛の同名原作小説を実写化。警察、政治、巨大企業、 tender 過去が複雑に絡み合う群像劇と時系列が交錯する構造から“映像化困難”と言われ続けてきた作品が、映画『エゴイスト』などで国内外から高い評価を受ける松永大司監督によって映像化された。
6月2日(火)にesports 銀座 studioにて本作の制作発表記者会見が開催され、主演の高橋一生、斎藤工、水上恒司、そして松永大司監督が登壇。会見内では特報映像が初解禁された。
制作発表記者会見冒頭では、本作の特報映像を紹介。血のついたナイフが転がる不穏なシーンから幕が開け、白昼の駅前広場で起きた通り魔事件の現場を刑事の相馬(高橋一生氏)が捜査に訪れる。怪我を負いながらも唯一の生存者となった青年・修司(水上恒司氏)、相馬の友人であるフリーライター・鑓水(斎藤工氏)の姿が次々に映し出され、大量に用意された札束、不可解なビルの爆発……と一筋縄ではいかない事件を予感させる。修司はなぜ再び命を狙われるのか?「あと10日生き延びれば助かる」という言葉が意味するものとは——?最強の布陣で贈るクライム・ミステリー!7月17日(金)からの配信に向けて期待がますます高まる内容となっている。
続いて、高橋一生氏、斎藤工氏、水上恒司氏、松永大司監督が登壇。まずは、緊張感あふれる本作へ出演に至る経緯について、台本を読んでから監督と会ったという高橋氏。「僕が演じた相馬という刑事は、志が高過ぎて、属している場所孤立してしまうような男であるように映っていて。一般的な刑事ドラマになってしまうのだろうか? と監督と話をしていくうち、この作品では社会全体の作りや、何かに所属している人間たち、そうではない人間たちが交錯していく人間ドラマなんだと」と非常に濃密な会話をふり返り、別日に改めて「ぜひお願いします」と返事をしたという。
斎藤氏は「原作を含めて、このプロジェクト自体が既存の映像作品を覆そうというエネルギーが満ちあふれている感じがしました。企画から原作から現場から仕上げから、全てにおいて未来に紡ぐ、大きな革新的、革命的なプロジェクトと言っていいんじゃないかと思っています」と熱の高さを露わに。
水上氏は「大きくは、一生さんと斎藤さんの存在です。一生さんと斎藤さんと“3分の1”になれる、なっていかないといけないというのが、自分の中で大きな何かになるんじゃないかと思いました」と2人の先輩の存在が決め手になったと語った。
一方、松永監督は太田愛氏による原作に触れて「小説家として初めての小説であり、“1本目”の情熱を感じました。僕も監督デビューした時、上手さよりも『これを描きたい』という熱量が多かったです。ある種のタブーの領域みたいなものを作家の熱量で描いている原作を、自分がうまくまとめるのではなく、ここにいる素晴らしい俳優たちと共にはみ出るような作品に挑戦したいなと思いました」とその魅力を語る。加えて「世界配信になっていくことも大きな僕のモチベーションになりました。いま、こういうプラットフォームで様々な国の作品が見られるようになっていく中で、誰が見ても『この作品、面白いな』というものにしたいと思いました」と明かす。
ここで、スペシャルMCとしてLiLiCo氏が登場!さっそく、今回の松永組の撮影現場について質問が飛び出したが、高橋氏、斎藤氏、水上氏は口をそろえて、撮影前に実施されたリハーサルや現場での緻密な準備がいかに大きな効果を生み出したかという点を強調する。
高橋氏は「(事前のリハーサルで)ベースを作っておいて、自分たちの目指しているものが、このシーンにおいては何なのか? ということを再確認しながら、俳優とスタッフの人たちと作っていくという過程が、僕にとっては非常に貴重なことであるし、続けていきたいなと思うところでした」と語る。
斎藤氏も「打ち上げの時に、ほぼ全キャストが口をそろえて『松永組のリハーサルに人生を変えてもらった』とおっしゃっていて、僕もその一人でした」とうなずく。さらに「個人的に自分の中でずっと課題だと思っていたようなことに、松永さんは寄り添ってくださいました。映画監督、演出というものは、こんなに寄り添ってくださるのか? といまなお実感していて、宝物をいただいたと思っています」と監督への深い信頼を口にする。
水上氏は「松永組では、ただ声に出して何となく読むだけではないリハーサルをやっていて、その日、撮るシーンの段取りの前にも読み合わせの時間があって、それを4か月間やり切って、とても効果があると感じました。松永組はいままでもしてきて、これからもしていくということを考えると、僕は非常に勇気をいただいたなと感じています」とまさに、この作品、松永監督との出会いによって、俳優としての仕事の取り組み方まで変えられたと断言する。
松永監督は、そんな3人の主演俳優の言葉、そして現場での献身に感謝し、それぞれが演じた相馬、鑓水、修司の関係性について言及。「3人の関係値をどう作るか? ということにずっと悩んでいて、リハーサルをしながら見つけたいと思っていました」と明かしつつ、斎藤氏が現場で、相馬を軸に展開する3人の関係性を“ある言葉”で的確に表してくれたという。その言葉とは――「元カレ(カノ)と今カレ(カノ)」(斎藤氏)。斎藤氏は「僕が、2人が近づいてくるさまを見て、ざわついたんですよね…(笑)。これは元カノの感情なんじゃないか?」と述懐。松永監督は「的を射ているなと思いました」と斎藤氏の感覚とワードセンスを絶賛。高橋氏も「相馬が修司を連れて、玄関から入ってくるとき、複雑な気持ちになりましたもん(苦笑) 。元カレのところに戻って今カレを紹介するという…。でも男性の関係性ってそういうところがあって、特に3人という奇数であることが不思議な関係性を出してくるのかもしれない」と納得の表情を見せる。“元カレ”の斎藤氏は「あぶれる人の感情をみんなが考えるというのは、不思議な距離感だなと思いました」としみじみと語っていた。
改めて、視聴者にどのように作品を楽しんでもらいたいか? という問いに、高橋氏は「やはり、この3人の男性の関係性がすごく面白い。この3人が集まると純度の高い熱量で物事に向かっていくので、少年たちのロードムービーのようなんです。『生きるってなんだ?』とか『社会ってなんだ?』とぶつかっていく物語だと思います」と語る。
斎藤氏は1970年代のスリラー映画『パララックス・ビュー』を引き合いに、本作は大きな組織の犠牲になっていく個人の姿が描かれていると言及し「大きな組織とか企業に属している側は、それを悪とも思っていないという社会構造みたいなものが現代の日本の根源的な何かとつながっていると思います。なぜプライムオリジナルでなくては描けなかったのか? ということに、作品に没入する中で気づいていく。他人事として始まっていいんですけど、どこかに我が事という接点があると思います」と現代社会を生きる我々への物語であると訴える。
水上氏は「僕はこの中で一番キャリアは短いですが、こんなに俳優部が『楽しかった』、『役者人生においてターニングポイントになった』ということをそれぞれが自分の言葉で残している現場を初めて見ましたし、僕もそのひとりです。自分と向き合うということ、役と向き合うということ、周りの役者たちとカメラの前で役を生き抜くっていうことに、こんなに向き合った作品は初めてでしたので、そんな作品が、どんな作品になっているのか? というのは、皆さんにも期待して待っていただけると嬉しいです」と熱い思いを口にした。
松永監督は「多くの登場人物が出る中で『あぁ、自分はこの人に似てるかも…』という役が間違いなくあると思います。そういう出会いをこの作品にしてもらえたらいいなと思っています。それは時にゾっとするような発見で、犯罪を犯す上での無意識の共犯者になっていたりするかもしれません。そういう狂気を含んでいる作品ですし、それが面白い作品であると思います。見る方たちがどういうふうに受け取るのか? それは僕自身もすごく楽しみです」と呼びかけ、制作会見は幕を閉じた。
Prime Originalドラマ『犯罪者』
2026年7月17日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信開始
【ストーリー】
あと10日……10日生き延びれば助かる──。白昼の駅前広場で起きた通り魔事件の被害者・繁藤修司は、搬送先の病院に現れた見ず知らずの男から戦慄の宣告を受ける。フルフェイスのヘルメットを被った犯人は4人を刺殺し、修司と格闘した末に逃走、屋上で薬物中毒死を遂げたはずだった。この事件を追う刑事・相馬亮介(高橋一生)は、警察を頑なに拒む修司の背後に、拭いきれない違和感を抱き始める。ほどなくして、修司の目前に音もなく迫る黒い影。間一髪で彼を救った相馬は、元テレビマン・鑓水七雄(斎藤工)を頼り、見えない敵へと挑む。犯人死亡後もなぜ、修司は執拗に命を狙われるのか。そして一体何者なのか。通り魔という仮面の裏側で、蠢き出した巨大な陰謀。気がつけば3人は、この社会の深淵に口を開けた、決して触れてはならない暗部へと足を踏み入れていたー。
キャスト:高橋一生、斎藤工、水上恒司 ほか
原作:太田 愛『犯罪者』(角川文庫/KADOKAWA)
監督:松永大司
脚本:櫻井武晴
音楽:川井憲次
制作:PROTX
製作著作:PROTX
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