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夏の定番映画をアップデート! 夏が来るたびに観たくなる作品4選

夏映画といえば何を思い浮かべますか?『スタンド・バイ・ミー』『サマーウォーズ』『君に読む物語』『ジョーズ』などなど数々の名作がありますが、それらに負けないくらい最高の夏映画が2020年以降にも誕生していたのをご存じでしたでしょうか。今回は、一度観たら毎年夏が来る度に観たくなってしまう、こちらの4作品をご紹介します!

文:カカオ豆(映画とコーヒーとチョコが好物)

 

 

〈海、山、冒険、友情…これぞ夏休み!
①『サバカン SABAKAN』(2022)

長崎の広大な海と大自然の中で過ごす少年2人の夏休みを描いた本作は、とにかく全てがキラキラしています!イルカを見にいく大冒険を計画した2人は、早朝こっそり家を抜け出し、汗だくになりながら山を越え、ヤンキーのダルがらみをかわし、やっと海に辿り着くとなんと泳いで隣の島を目指します。別の日には、山奥のミカン農家からこっそりミカンを盗んで怒られたり…など、これぞ、夏休み!と思える経験をしまくる2人がとにかく眩しい!また、実は友達になったばかりの2人の友情が育まれていく様子も見ていてとってもエモいんです。さらに、時は1986年のため、部屋には斎藤由紀のポスターが張ってあったり、キン肉マン消しゴムを集めていたりと再現度の高い当時の様子が、例え昭和生まれじゃなくてもなぜだかたまらなく懐かしい気持ちになります。特に、夏のボーナスがビール券だった夫にぶちギレる、尾野真千子演じる “昭和のかあちゃん”が最高すぎるのでぜひご注目ください(笑)

監督: 金沢知樹
出演: 番家一路、
原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草彅剛 

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〈二度と戻れない、少年の美しくて儚いひと夏の恋〉
②『Summer of 85』(2020)

フランスの海辺の街の穏やかな夏の風を感じられる本作は、全編フィルムで撮影されているため独特の質感が一気に1985年へと導いてくれます。16歳のアレックスは、18歳のダヴィットと出会い、2人はあっという間に恋に落ちます。美少年の2人が海の真ん中で夕日をバックにキスをしたり、青い空の下で緑に囲まれた広い道を2人乗りしたバイクで颯爽とかけていったりするシーンはどれも見惚れてしまう美しさ…。しかし、冒頭でダヴィットは亡くなってしまい、彼らの幸せな時間は6週間しか続かなったことを知らされているため、アレックスの語りによって描かれる2人の思い出のシーンは常にどこか切ないのです…。生まれて初めて苦しいほどに人を好きになったアレックスが、初恋の人の死をどうにか乗り越えようとする姿からは、夏が人を成長させる季節であることも感じさせてくれます。毎度大事な場面で流れてくる、ロッド・スチュワートによるヒット曲「Sailing」(1975)の歌詞が本作にとてもマッチしていて、流れる度にグッときます。

監督: フランソワ・オゾン
出演: フェリックス・ルフェーヴル、
バンジャマン・ヴォワザン、フィリッピーヌ・ヴェルジュ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、メルヴィル・プポー、イザベル・ナンティ 他
(C)2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINEMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES

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〈夏の鉄板恋愛映画に飽きたなら、これ!
『リコリス・ピザ』(2021)

ポール・トーマス・アンダーソンが新たに描いたのは1970年代のハリウッド近郊を舞台にしたボーイミーツガール!15歳の少年ゲイリーが、10歳年上のアラナに一目ぼれして猛アタックするところから物語は始まります。かつては子役としても活躍しており、若さ全開で自信に満ち溢れているゲイリーは、ウォーターベッドの販売を始めます。一方で、アラナは年下のゲイリーと付き合うことに迷いを感じながらも、徐々に彼に惹かれていき、ウォーターベッドを一緒に売ることに。70年代の雰囲気と共に、ちょっぴり不器用な2人が送る夏ならではの青春の風景がとっても羨ましい…。もちろん、ポール・トーマス・アンダーソンが普通の恋愛映画を手掛けるはずもなく、ブラッドリー・クーパー演じる明らかにヤバそうな映画プロデューサーや、トム・ウェイツ演じる映画監督らが、ふいに登場しては無秩序に物語をかき乱して去っていくところが、意味がわからなすぎて最高です(褒めてます)。しかも、ゲイリーも含めて彼らは実際に映画業界に存在する人物がベースになっているんだとか…。だからこそ、70年代の夏にタイムスリップした気分になれます。

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー 他
(C)2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

 

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<歌って踊って暑さを乗り切れ!!>
④『イン・ザ・ハイツ』(2020)

やっぱり夏はテンションあげたい!という方におすすめなのがこちらです。ニューヨークの移民街・ワシントンハイツを舞台に繰り広げられる歌とダンスが気分を最高に盛り上げてくれます。この街に暮らす4人の若者たちは、それぞれに移民だからこそふりかかる苦難や葛藤を抱えています。まるで今年の日本ような猛暑に見舞われているワシントンハイツで、暑さにうんざりしながらも彼らが夢に向かって奮闘とする姿には背中を押してもらえること間違いなし!プールでの大人数でのパフォーマンスや、停電になった街を照らすための花火を使ったパフォーマンスなど、夏ならではのシーンが満載なところも見どころです。また、実は涼し気なリゾート地のシーンも度々登場するため、アスファルトの灼熱による都会の夏に飽きた方にもお勧めです。

監督: ジョン・M・チュウ
出演: アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレイス、メリッサ・バレラ 他
(C)2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

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いかがだったでしょうか。

ぜひ今回紹介した映画をご覧いただき、お気に入りの夏映画リストに加えていただけると嬉しいです。
まだまだ続く猛暑日には、クーラーの効いた家の中でまったり映画でも見て、残りの夏を乗り切りましょう!