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2月14日は俳優サイモン・ペッグ 52歳の誕生日！ポスターやクレジットに彼の顔や名前があると、なぜか嬉しくなってしまう、ハリウッド超大作からコアなファンに愛される作品まで、様々なジャンルで活躍してきたサイモン・ペッグの映画4選を紹介します！

文：片山大輔(映画と珈琲とキット・フィストー)

①『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)
監督：エドガー・ライト
出演：サイモン・ペッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト、ディラン・モーラン、他

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〈主演コンビのサイモン・ペグ＆ニック・フロスト！プライベートでも仲良しコンビ！〉

本作は、ジョージ・A・ロメロの名作映画『ゾンビ』にオマージュを捧げ、英国ユーモアをまじえて映画化したホラー・コメディー。主演コンビのサイモン・ペグ＆ニック・フロストの出世作であり、サイモン・ペグは脚本も務めています。物語の舞台はイギリス。その無気力な生活を送る主人公ショーン（サイモン・ペグ）は、恋人のリズからふられてしまう。飲み明かした翌日、目を覚ますと死人たちが蘇り、街がゾンビだらけになっていることに気づく。ショーンは、リズを救い出し、愛を取り戻そうと決意し、友人のエド（ニック・フロスト）と共に奮闘する……ホラーという一つのジャンルの枠にハマることなく、アクションにロマンス、ユーモアと友情といった要素がすべて詰まった本作は、史上もっとも愛すべきゾンビ映画として、熱狂的なファンも多く、クエンティン・タランティーノ監督をはじめとする本作のファンを公言する著名人も多い。サイモン・ペグとニック・フロストは、かつてルームシェアをしていたほどの仲であり、本作でも仲の良さを感じさせる演技を魅せる。

②『変態小説家』(2012)
監督：クリスピアン・ミルズ、クリス・ホープウェル
出演：サイモン・ペッグ、クレア・ヒギンズ、ポール・フリーマン、エリオット・グリーン、アマラ・カラン、他

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〈ドタバタ、わちゃわちゃ、サイモン・ペッグの好きが詰まったブラックコメディ〉

変態の小説家なのか、変態小説を書く小説家なのか、主演のサイモン・ペッグは、そのどちらでもなく、犯罪小説家を演じている。ジャケットからもう最高なのだが、ブリーフ一枚の主人公ジャック(サイモン・ペッグ)は、殺人鬼のことを書いてる資料を読み過ぎ、「自分もいつか命を狙われるんじゃないか？」という妄想に至り、小汚いアパートで恐怖に怯え、勝手に追いつめられる。ある日、ハリウッドの大物と会うことになるが、着ていく服がない。「よし！コインランドリーに行こう」と思い立ったジョンを描く物語である。サイモン・ペッグが髪を振り乱し、わちゃわちゃしている情けない姿が場面場面に愛おしく思える。何とかコインランドリーに辿り着くも、そこである事実に気づくジョン。また、何かの手違いで手にナイフがくっついており、このナイフのせいで大騒動に発展、そしてまた、わちゃわちゃ.. ジョンの行く先、ストーリーの展開に期待が高まる作品になっている。にしても、サイモン・ペグはブラックユーモアな味わいが本当に好きなようで、本作では、製作総指揮も務めている。

③『ミッション：インポッシブル3』(2006)
監督：J・J・エイブラムス
出演：トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムス、マギー・Q、他

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〈出世作であり、シリーズが進むにつれ、重要さも増し増しに。〉

トム・クルーズ主演の大人気スパイ映画『ミッション：インポッシブル』シリーズの3作目であり、サイモン・ペッグの出世作となった作品。本作に出演して以来、ベンジー役としてシリーズのファンから愛されてきた。サイモン・ペッグ演じるベンジーは、CIAの特殊作戦部IMFに所属し、トム・クルーズ演じるイーサンをサポートをする役どころだ。当時は、撮影期間も短く、一度きりの出演になると思っていたが、監督のJ.J.エイブラムスから『ベンジーがエージェントになるのはどうかな？』と聞かれ、今や、椅子の人から現場で活躍するエージェントに。イーサンを支える右腕的存在までになった。シリーズを通して、コミカルさやストーリーに緩急を与える役割のサイモン・ペッグは、本シリーズに欠かせない重要な人物に成長した。

④『インヘリタンス』(2020)
監督：ヴォーン・ステイン
出演：リリー・コリンズ、サイモン・ペッグ、コニー・ニールセン、チェイス・クロフォード、他

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〈暗闇でペッグの怪演が輝る〉

コミカルな役どころが多かったサイモン・ペッグがシリアスで謎の男モーガンを演じる。地下室に閉じ込められていたモーガンの過去が明らかになるたびに..主演のもう一人はリリー・コリンズ。彼女が演じるローレンの父が急死し、父が生前に遺したメッセージから地下室の存在を知る。そこで謎の男モーガンと出会い、ハラハラの心理戦が幕を開ける。モーガンはなぜ地下室に閉じ込められたのか。モーガンがローレンに向けて語る言葉とは。サイモン・ペッグのこれまでの作品を知っている方と初めてサイモン・ペッグを見る方とでは、大きく印象が異なる作品になるだろう。とはいえ、今までのサイモン・ペッグから想像ができない怪演を楽しめることは間違いない。また、ペッグの演技を受け取るコリンズの演技にも注目してほしい。

いかがだったでしょうか。

コメディ映画から大人気シリーズまで数多くの作品に引っ張りだこのサイモン・ペッグ。『スター・ウォーズ』ファンで知られるサイモン・ペッグは、『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』でアンカー・プラット役を演じたりもしています。映画の観方として、一人の俳優の出演作を片っ端から観るのも、新しい気づきや発見、その俳優の癖なんかもわかってきておもしろいです。その俳優がサイモン・ペッグだったらより楽しめると思いますので、オススメです！

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