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2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」!のぞきからテロ攻撃まで…。映画にまつわる「サイバー犯罪」4選

我々を取り巻くサイバー世界は日々複雑さを増しています。PCやスマートフォンなどは便利ながらもその詳しいメカニズムの理解が難しく、大抵の人にとってはブラックボックス的なアイテムでしょう。だからこそ、そこに付け込む者も跡を絶ちません。ちょうど今は人々の防犯意識を高めるサイバーセキュリティ月間の真っ只中なので、映画の中の犯罪事例を4つ見ていきましょう!

文:屋我 平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

 

 

①『スノーデン』(2016)
監督:オリバー・ストーン
出演:ジョセフ・ゴードン=レビット、シェイリーン・ウッドリー、メリッサ・レオ

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〈政府の“機密”をリーク(漏洩)!ハッカーに大事なのは“心”?〉

2013年に、アメリカ政府の機密について内部告発した若者がいました。その名はエドワード・スノーデン。通常であれば、国家反逆罪などで裁かれるべき事案かもしれませんが、その機密とは「アメリカ政府が国民や諸外国に対する盗聴を行っていたこと」を指します。本来、PC等に精通している人全般をハッカー、その知識・技術を用いて犯罪を行う者をクラッカーと呼んで区別しますが、この場合はどちらが善のハッカーで、どちらが悪のクラッカーなのでしょう。本作では彼が告発に踏み切るまでのリアルな苦悩が描かれています。少なくとも、彼は自身の正義感に従って行動し、その結果、国民から一定の支持を得ています。“大いなる力には大いなる責任が伴う”。あなたは彼をヒーローだと思いますか?

 

②『ブラック・ハッカー』(2014)
監督:ナチョ・ビガロンド
出演:イライジャ・ウッド、サーシャ・グレイ、ニール・マスケル

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〈ハッカーは現代の“魔術師”! ハッカーに大事なのは“技”?〉

魔法が登場するファンタジー、“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズで知られるイライジャ・ウッドは、自身で映画制作会社スペクタービジョンを設立しています。ホラー好きを自称するイライジャは、“ハリー・ポッター”シリーズで有名なダニエル・ラドクリフのように、これまでの役者としてのイメージを覆すような作品に多数出演してきました。本作では、ジルという女優の大ファンであることを悪質なハッカーに利用され、ジルの部屋を覗いたりひどい要求をするよう強要されるかわいそうな若者を演じています。あまりに卓越した技術を持つハッカーは「ウィザード(魔法使い)」と呼ばれます。どんな遠くからでもPC越しに忍び寄り、個人情報から弱みを握って相手を意のままに操るウィザードは、まさに現代の魔法使いと言えるでしょう。許されない行為だとしても、やっぱり魔法は使いたくなるのが人の性…?

 

③『ブラックハット』(2015)
監督:マイケル・マン
出演:クリス・ヘムズワース、ビオラ・デイビス、タン・ウェイ

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〈テロを止めるには結局バトル!ハッカーに大事なのは“体”?〉

本作で天才ハッカー役を演じているのは、マーベル映画の『マイティ・ソー』シリーズで主演を務めるクリス・ヘムズワース。雷神ソーは頭で考えるよりムキムキの体で事態を解決するのが得意だったので意外なキャスティングですが、実際劇中ではハッキングの技術はもちろん、ちゃんと腕っぷしも強いキャラクターとして描かれています。「ブラックハット(クラッカーのこと)」と名乗る謎のハッカーにより中国の原発がメルトダウン寸前の状況に追い込まれる事件が起き、同様にハッキングされたアメリカのFBIと中国の軍隊が協力して捜査することになります。ウィザードこそ最強かと思われましたが、敵は武装した屈強な男たち。やはり筋肉で対抗しなければ世界は救えません。心(正義感)・技(ハッキング能力)・体(筋肉)のバランスがやっぱり重要。

 

④『ダイ・ハード4.0』
監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、メアリー・エリザベス・ウィンステッド

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〈やっぱりアナログが最強!サイバーテロ防止に必要なのはブルース・ウィリス!〉

ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン刑事が軽口を叩きながら大事件を力業で解決していく『ダイ・ハード』シリーズの4作目。今度の敵は、インフラを管理するシステムを掌握しようとするサイバーテロ組織です。頑固オヤジのマクレーンにはデジタルなことは分かりませんが、組織からすればマクレーンの底力もまた理解不可能なもの。1作目で、テロリストに占拠されたビルから命がけで妻のホリーを救い夫婦仲を修復させた彼でしたが、本作ではついに離婚。ホリーについていった娘のルーシーからも嫌われていますが、自分にしかできないことだからとやはり命がけで敵に立ち向かい、娘を救出しようとします。最後に試されるのは人間力。マクレーンこそ心技体揃った真のヒーローだと言えるでしょう!

いかがだったでしょうか。

テロレベルだと人間力がものを言うとしても、詐欺レベルであれば人間力が仇となって騙されることもあります。「騙すより騙された方がマシ」という言葉もありますが…せっかくなので、このタイミングでサイバーセキュリティについて知らないことを調べてみると良いかもしれませんよ!

 

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