【レコメン広場】あなたの好きな映画館は?/⑧映画愛で出来た映画館「グランドシネマサンシャイン」の個人的推しポイント
読者投稿コーナー「レコメン広場」。今回のテーマは「マイベスト映画館」!
映画館にまつわる思い出、おススメの映画館、映画館で体験した珍エピソードなどを大募集!今はもう無くなってしまった、懐かしの映画館に思いを馳せるのもOK!あなたの体験談を聞かせて下さい!
■孔明さんの投稿
タイトル:映画愛で出来た映画館「グランドシネマサンシャイン」の個人的推しポイント
私が映画館を選ぶ上で幾つかの条件があります。「アクセスのし易さ」「上映作品」「上映方式の多さ」「ポイントカードの仕様」「劇場環境」「ポップコーンのコスパ」です。それらを総合してマイ・ベスト映画館を選ぶならば、やはり池袋にある「グランドシネマサンシャイン」でしょう。今回は先ほど挙げた条件からグランドシネマサンシャインの個人的推しポイントをご紹介します。
「アクセスのし易さ」
見たい映画があっても劇場が遠くて時間がかかったり、交通費が嵩んでしまうとそれらだけでも映画から足が遠のいてしまうもの。グランドシネマサンシャインは池袋駅から徒歩4分(公式サイトより)。JR山手線はもちろん西武池袋線や東武東上線でも乗り換えなしで辿り着けるので県外から来る人も多いようです。映画館の仕様と距離を考えれば最高の映画館ではないでしょうか。周辺には家電屋さんの大型店舗やサンシャイン60など多くの商業施設もあるので、買い物のついでに映画を見に行きやすいのも利点です。
「上映作品」
グランドシネマサンシャインは大作映画はもちろんですが、ミニシアター系作品の上映や名作映画のリバイバル上映にも力を入れており、様々な映画への第一歩を踏み出させてくれる映画館です。個人的には都心のシネコンでは中々見られない「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」といった東映特撮作品も積極的に上映してくれるのがポイント高しです!
「上映方式の多さ」
映画一本でも字幕版と日本語吹替版だけではなく、4DやIMAXといった多種多様な上映方式が登場した昨今の映画業界。映画ファンとしても見たい上映方式の好みは様々でしょう。私はまず映画、特に洋画については字幕版と日本語吹替版を見比べてそれぞれの台詞表現を比較して楽しみたい派なので可能な限りの日本語吹替版は劇場で見ているのですが、都心のシネコンは日本語吹替版の上映劇場も少なく中々ハードルが高いのが現実です。唯一日本語吹替版を上映しているスクリーンが4Dのみ!なんてこともよくあり、吹替音声に集中したい私としては悩みの種でした。グランドシネマサンシャインは女性のアニメファンも多く訪れる「乙女ロード」がある池袋という土地柄もあってか、日本語吹替版の上映にも力を入れており、吹替ファンとしては遠くの劇場まで足を運ぶ必要が無くなりとても助かっています。
DOLBY ATMOS/DTS-Xに対応しているグランドシネマサンシャイン独自の規格「BESTIA」を備えたスクリーンの他にもIMAXスクリーンやSCREEN Xといった映画ファン御用達の上映方式を備えているのも強みです。同じ映画を1日の間に違った上映方式で楽しむことも出来ます。
「ポイントカードの仕様」
昨今のシネコンでは当たり前になりつつあるポイントカード。正直低収入な映画オタクな私としては映画をお得に見られるポイントカードの有無は劇場を選ぶ上で重要なポイントです。
グランドシネマサンシャインもシネマサンシャイン系列のポイントカードアプリ「シネマサンシャインリワード」が使え、映画1本の有料鑑賞で1ポイントが付与されます。貯めたポイントは特典と交換出来、2ポイントで鑑賞料金¥1,100に、6ポイントで映画鑑賞料金1本分が無料になります(但しIMAXなどの上映方式の違いによる差額は通常通り必要)。この辺は他のシネコンのポイントカードと似ていますが、先ほど挙げた上映作品の多さや上映方式のバリエーションの豊かさを考えればグランドシネマサンシャインで映画鑑賞を集約させやすく、6ポイントも意外と簡単に貯まります。私は貯めたポイントでIMAX上映を安く鑑賞しています。
シネマサンシャインリワードの利点としてはアプリから直接映画の座席予約が出来るだけでなく、アプリが映画のチケット代わりになるので劇場での発券の必要が無く、スムーズに劇場に入ることが出来てとても便利です。もちろん劇場でチケットの発券も可能なので記念に半券を持ち帰りたい方にも優しい仕様。更に予約した映画の上映30分前にはアプリにプッシュ通知が届くため、スケジュール管理もしやすくなっています。
「劇場環境」
グランドシネマサンシャインは上映方式の多さのみならず、ひとつひとつの上映方式もクオリティが高いのが強みです。
グランドシネマサンシャイン独自の規格「BESTIA」を備えたスクリーンではDOLBY ATMOS/DTS-Xに対応しているため、映画の音の聞き比べも楽しめます。日本一音響に拘ったアニメといわれているアニメ「ガールズ&パンツァー」シリーズの上映では激しい戦闘シーンの中でもキャラクターのセリフや細かい効果音のひとつひとつがとても聞き取りやすくなっていました。
特殊な映像フォーマットにも対応したスクリーンもあり、4DXと日本でも数少ないSCREEN Xを併せ持つ4DX SCREEN X、日本最大のスクリーンの大きさを誇るIMAXレーザー/GTテクノロジーと日本でも最高レベルの上映システムを備えているので、IMAXフォーマットの作品は確実にグランドシネマサンシャインを選んでしまいます。
各スクリーンに行き着くまでに乗るエスカレーターの横には数々の名作映画のポスターや場面写真が飾られており、映画の生みの親であるリュミエール兄弟から始まり、クリストファー・ノーラン監督の「テネット」までの映画史を振り返ることが出来ます。
映画館の施設内では様々な映画の名曲が流れており、基本的にオリジナルサウンドトラックに収録されている音源を使用するこだわりぶりが劇場サイドの映画愛が伝わってきます。
またマーベル映画をはじめとしたネタバレが禁止されている作品の上映終了後には、出口のスタッフさんが「感想はグッと堪えて ロビー内にはこれからご鑑賞される方が多くいらっしゃいます」と書かれたカードを配置してくれ、ネタバレに対する配慮をしっかりしてくれるところも好感度が高いポイントです。
劇場のあらゆるところから強い映画愛を感じる劇場です。
「ポップコーンのコスパ」
売店で売られているポップコーンをはじめとしたフードとドリンクは映画館にとって大事な収入源。劇場の存続に関わる大事なものなので、私は毎回映画を見る時はポップコーンやコーラを「場所代」代わりに買うようにしています。とはいえ私が気にしてしまうのが売店メニュー、特にポップコーンのコスパです。劇場やシネコンの系列によってサイズや値段が異なるため、値段に対してポップコーンの容器のサイズが小さいとガッカリすることも多かったです。その中でもコストパフォーマンスに優れていたと感じたのはTOHOシネマズとグランドシネマサンシャインでした。共通してポップコーンの容器の大きさや容量が他の劇場よりも大きく、その大きさはまさしくポップコーンバケツと呼ぶに相応しい大きさ。塩味のポップコーンは無料でバターフレーバーオイルの追加が可能で、かけるオイルの量は多めや少なめなど調整出来ます。しっかりとしたバターと塩の風味がクセになってしまい、ポップコーンにバターをかけてくれるか否かが映画館を選ぶポイントになってしまう程気に入りました。ポップコーンとドリンクのLサイズの値段はグランドシネマサンシャインの方が¥50ほど高いのですが、その分量も多めのようです。(2023年5月現在の値段です)
因みに劇場内にはカフェが2軒あり、ワッフルやパスタをはじめとした独自のメニューが楽しめ、なんと劇場内に持ち込み可能とのことなので、一度食べてみたいなぁなんて思ったりしています。
以上、グランドシネマサンシャインの個人的推しポイントでした。
映画ファンはより映画を楽しめる空間になっていますので、行ったことがない方には是非足を運んで欲しいですし、特に遠方にお住まいの方には東京に来たら記念に遊びに行っていただきたいです。
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