MOVIE MARBIE

読者投稿コーナー「レコメン広場」。今回のテーマは「マイベスト映画館」！

映画館にまつわる思い出、おススメの映画館、映画館で体験した珍エピソードなどを大募集！今はもう無くなってしまった、懐かしの映画館に思いを馳せるのもOK！あなたの体験談を聞かせて下さい！

■屋我 平一朗さんの投稿

タイトル：ミニシアター系の映画を見に行くならまずはここだ！新宿シネマカリテ！

僕がオススメしたい映画館は新宿駅のすぐ近くにあるミニシアター、新宿シネマカリテです。アクセスのしやすさももちろん嬉しい部分ですが、雰囲気が良いんですよね。地上から階段を降りていくとロビーがあり、2つあるスクリーンの近くには上映作品の情報が載っている雑誌の切り抜きが掲示されています。ロビーの一部が上映作品の内容を反映したエリアに変わることもありますね。ニコラス・ケイジがカルト教団に立ち向かう『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の上映期間には劇中でニコケイが自作する斧（槍？）が置いてあり、スタッフさんにお願いすればそれを持って写真撮影もできました。赤い扉を開けると大変なことになるホラー『イット・カムズ・アット・ナイト』の時は本当にそのドアが設置されてましたね。開けるのはためらってしまいましたが…。

また、特に洋画好きの方にアピールできるポイントがあります。毎年7月から8月にかけて行われている未公開映画の祭典、「カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション（通称カリコレ）」です。洋画ならば、海外と日本で同時公開される作品以外は、短期間にしろ長期間にしろどれも「日本未公開」の段階を経ると言えるでしょう。しかし、実際に日本に入ってくるのはそのうちのほんのわずか。海外ですでにヒットし高評価を受けていても、残念ながら日本でも見られるようになるとは限りません。「カリコレ」は、そういった未公開映画を一挙に解放してくれるのです！　あ、中にはもちろんヒットも高評価もされていない作品もあります（小声）。

広いジャンルからピックアップされていて、僕のようなホラー・スリラー好きにも嬉しいラインナップになっていることが多いですね。例えば6月からは、AI少女が踊りながら人間を襲ってくるスリラー『M3GAN／ミーガン』が全国公開されますが、今年の「カリコレ」では『M3GAN』のジェラルド・ジョンストン監督の前作となる『Housebound（原題）』が上映されます。「ATM強盗で捕まったカイリーが田舎の実家で8か月間の謹慎処分となるも、実家は昔殺人事件があった事故物件で怪奇現象起きまくり、カイリーは外出することなく（=housebound）無事に保護観察期間を乗り切れるのか!?」というあらすじのホラーコメディです。これ絶対面白いでしょ！

まだ一度も行ったことがない方も、コロナのせいで長らくハウスバウンド状態の方も、『Housebound』のタイミングにでも一度は新宿シネマカリテに行ってみてください！　ぜひぜひ！