第74回:『ジュラシック・パーク』|恐竜映画の金字塔!恐竜の卵と「あの」ゼリーを再現!【瀬田ミナコのシネまんぷく】
共感シアターでもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!
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■今回の映画:『ジュラシック・パーク』(1993年)
今回の映画は「ジュラシック・パーク」です!
私の中の恐竜のイメージは、ほぼ100%この作品からきているといっても過言ではありません。きっと私だけではなく、ほとんどの人が恐竜といえばこの映画を想像するのではないでしょうか?子供の頃から大好きなジュラシック・パークシリーズですが、最近は近年公開されたものしか観ておらず、久しぶりに一作目を観てみることにしました!
改めて観てみると、恐竜のリアルさはもちろん、演出やストーリーのまとめ方など本当に素晴らしく、ただ恐竜のスリルを楽しんでいた子供の頃よりもさらにこの映画を好きになりました!
映画「ジュラシック・パーク」はマイケル・クライトンの小説を映画化したもので、監督はスティーブン・スピルバーグ。シリーズ一作目の今作は1993年に公開されました。続編は現在公開されているだけで四作品あり、「恐竜の映画といえばジュラシック・パーク!」と言える、超有名シリーズです!
ハラハラドキドキ、そしてワクワクの名作、まずはあらすじから紹介していきます!
古生物学者のアラン・グラントは、ジョン・ハモンド氏が設立したテーマパークにモニターとして招かれます。そのテーマパークの名前はジュラシック・パーク!現代の技術で恐竜や絶滅した植物を復元し、化石ではなく、生きた本物の恐竜が生活する驚きのテーマパークです。開園を控えており、専門家の意見を聞きたいということでアランが招かれたのでした。
アランの他に、彼の助手で恋人のエリー・サトラー、数学者、弁護士、そしてハモンドの孫がモニターとしてパーク内を回り、本物の恐竜に大興奮する反面、安全面での不安を拭いきれずにいました。そして事件は起こります。エンジニアの一人が恐竜復元の技術持ち出そうとを企んだ結果、危険な恐竜たちがパーク内に放たれてしまったのです。
夢のテーマパークから恐怖のテーマパークへと一転したジュラシックパークから、アラン達は生きて脱出できるのか!?というストーリーです!
何といっても恐竜たちがリアルですごくかっこよかったです!動き方もすごく滑らかで違和感がなく、本当にそこにいるように感じられました。固そうな肌の質感もよく伝わってきて、恐竜なんて触ったことありませんが、感触を知っているような気になります。
また、爪の鋭さや足の速さも伝わってくるのでスリル満点、ド迫力でした!
そして何より凄いと思ったのは、恐竜たちに表情があると感じたことです。造作したものやCGを使って撮影しているはずですが、一匹ごとに色んな顔をしている気がして、怒ったり、考えたり、ちゃんと生き物として存在していました。
なので恐ろしい恐竜もチャーミングに思えて、愛情がわきます。
自分になついてくれたら可愛いだろうなぁと思いますが、映画だとこういうナメた考えの奴が一番最初にやられるのでしょう。(笑)
草食の恐竜達も大きくてかっこいいですが、やはり一番カッコいいのはティラノサウルスです!シンプルで圧倒的なパワーはやっぱり憧れます!車でティラノサウルスから逃げるシーンでは、あの巨体で車にも匹敵する速さで走ることのヤバさを見せつけられました。。。恐ろしいけど、一番頼りにもなる存在で、主人公たちを(結果的に)救う展開は激アツでした!!
そしてもう一つの脅威がラプトルという小型の恐竜です。賢くて、集団で狩りをする厄介な奴で、登場人物たちもかなり苦戦していました。同じ恐竜でもそれぞれの特性があって、次々に違うスリルがやってきてとても楽しかったです。
30年近く前の映画ですが、CGなど技術面で気になるところがほぼなく、余計なことに気を取られず物語にぐいぐいと引き込まれました!きっとこの映画は色褪せることなく、これから先何十年経ってから観ても、きっと面白いと思います。
私が好きなのは子供二人が登場しているシーンです!やっぱり子供が活躍すると嬉しいし、子供は生き残るだろうなぁと思ってるのでなんだか安心して楽しむことが出来ます。だからこそ、子供が高圧電流に吹っ飛ばされた時は、予想を裏切られた驚きがあり、忘れられないシーンになりました!本当に飽きさせない作りになっていて凄いと思います。
今作では琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜の血を採取し、クローンを作ることで恐竜を蘇らせていました。実際にはこの方法では復元できないようですが、なんだかありえそうな設定で夢があって良かったです!
そして、生命の力を舐めてはいけないことがよく分かりました。人間が命を生み出したり復元したりというのは、簡単に手を出してはいけない事なのかもしれないと思いました。
さて今回の映画メシは二品!
まずは作中登場した緑のゼリーです!
ハモンドの孫である姉弟、レックスとティムがレストランに用意されたデザートを頬張るシーンですが、緑のゼリーを口に入れる直前、恐竜が近くに迫っていることに気が付きます。恐ろしさに体が震える子供たちですが、その震えがゼリーに伝わり、スプーンの上でプルプルと美味しそうに震えちゃうのが印象的なシーンです。
恐怖をゼリーで表現するなんて!演出が光ります。
こちらはとっても簡単に作れます。
耐熱ボウルに水とゼラチン、メロン味のかき氷シロップを入れてレンジでチン。
よくかき混ぜたらゼリーカップに流し込み冷蔵庫で冷やすだけです!
プルンプルンに出来上がり、スプーンですくうと手の振動がゼリーに伝わっていい感じにプルプルしてます!!これは恐竜がいたら震えちゃうこと間違いなし!
(写真でプルプルをお見せできないのが悔しい)
もう一品は恐竜の卵です!パーク内の恐竜はコントロールされて雌しかおらず、勝手に繁殖することはあり得ないはずなのに、卵の殻が見つかります。ぞっとする気持ちを登場人物と一緒に味わえる、こちらも印象的なシーンです。
今回は普通の卵とウズラの卵で作っていきます。
ウズラの卵は何にもしなくても既に恐竜の卵っぽいですね。
まずはじっくり茹でていき、固めのゆで卵にします。
冷水で冷やした後、殻は向かずに表面を叩き、ヒビだけ入れます。そして殻ごと調味料に浸して味たまにします。
どんな柄になるかは、ヒビの入り具合に左右されるようで、剝いてみるまでのお楽しみ。うまく模様が出るかちょっと心配です。
一日おいて殻を剝いてみると、、、。
あれ?(笑)
本当はヒビにそって味が染み込み、模様ができるはずなのですが、なんだか失敗した味玉のようになってますね、、、。
まぁいいや!笑
サラダにプチトマトとかいわれ、そして市販のかた焼きそばの麺を乗せ、巣のように形を整えます。最後に卵を飾って完成です!
卵の模様が残念でしたが、巣に見立てた飾り付けが可愛い!
味はちょっと薄めなのでサラダのドレッシングをかけてちょうどいいくらいです。
もし本当に恐竜の卵があったら素敵だなぁと思いますが、この考え方ではジュラシックパークの二の舞ですね。(笑)私は味玉で満足しておきます!
ごちそうさまでした!
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今回取り上げた作品はコチラ!
【キャスト】
サム・ニール,ローラ・ダーン,ジェフ・ゴールドブラム,リチャード・アッテンボロー ほか
【スタッフ】
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:キャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン
原作:マイケル・クライトン
脚本:マイケル・クライトン、デヴィッド・コープ
撮影:ディーン・カンディ
プロダクション・デザイナー:リック・カーター
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
VFX:インダストリアル・ライト&マジック、ティペット・スタジオ
VFXスーパーバイザー:デニス・ミューレン
恐竜スーパーバイザー:フィル・ティペット
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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
映画「種まく旅人~華蓮のかがやき~」全国順次公開中!!
その他:共感シアターでMCやコメンテーターとして活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta
『瀬田ミナコのシネまんぷく』これまでの連載記事はこちらから!
https://moviemarbie.com/special/cinemanpuku_index/
※瀬田ミナコが出演中の共感シアターのアーカイブ動画はこちら!
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