MOVIE MARBIE

　

共感シアター「KIQ STATION」のキャスターとしてもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします！

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■今回の映画：『名探偵コナン 緋色の弾丸』（2021）

今回は名探偵コナンの劇場版最新作『名探偵コナン　緋色の弾丸』を劇場で観てきました！その感想と共に、劇場で販売している、作品とコラボしたフードメニューの感想も書きたいと思います^^

「名探偵コナン」は1994年から現在まで連載の続く人気漫画で、アニメ、映画、ゲームなど様々な形で楽しまれています。私がなじみ深いのはやはりアニメで、子供の頃は毎週テレビ放送を楽しみにしていた記憶があります。そしてある程度大人になってからは、テレビ放送よりも劇場版を熱心に観るようになりました！先日も、私がMCを務める配信番組、共感シアターで劇場版名探偵コナンの同時視聴鑑賞会を配信し、大人も本気で盛り上がれる内容だと改めて思っていたところです！

おうちDeシネマ 『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』金曜ロードショー同時視聴鑑賞会

さて、今作で２４作目となる劇場版名探偵コナン、感想の前にざっくりとストーリーを紹介したいと思います。

高校生探偵、工藤新一は「黒の組織」から毒薬を飲まされたことにより、体が縮んでしまいます。周りの人間が危険にさらされる事のないように、江戸川コナンと名前を偽り、幼馴染の毛利蘭の父親の探偵事務所に居候。そして様々な事件を解決しながら黒の組織の秘密を探ります。

今作ではWSG（ワールド・スポーツ・ゲームス）という４年に一度のスポーツの祭典が日本で行われます。そのWSGのスポンサーの集まるパーティー会場で起こった拉致事件が、今回の大事件の始まりとなってしまいます。犯人は誰なのか、そして狙いは何なのか、コナンは女子高生探偵である、世良真純やFBIと協力しながら真相を探ります。追い詰めた犯人との対決の場は、WSGの開会に合わせて開通した真空超電導リニアの車内！そして絶体絶命のピンチがコナンを襲います！

コナンやおなじみのキャラクターたちはもちろん、特に、キーパーソンとなる赤井ファミリーの活躍を存分に楽しめる内容でした！

それでは感想に入りますが、若干のネタバレがあるので、気になる方はお気を付けください！

今作は公開が１年延期されていますが、作中登場するWSGは確実に東京オリンピックの事を指していると思います。沢山の人が集まり、大盛り上がりしている画面を見て、「現実の東京オリンピックも、例年通り開催できる世の中だったらこんな感じだったのかなぁ」なんて考えながら観ていました。オリンピックだと思いながら観るため、コナンが立ち向かう事件の大きさがよりリアルに想像できて楽しいです！

カギとなる真空超電導リニアですが、時速1000km、東京名古屋間が２５分で移動できるという信じられない速さに驚きました。実在する超電導リニアの最高速度は時速603kmだそうでこれでも充分すぎるほど速いですが、映画に登場するのはさらに海外で開発されている真空チューブを組み合わせたもののようです。夢がありますね！現実でもいつか乗れる日が来るならば是非とも乗ってみたい！

なんとなく予想できるかと思いますが、この真空超電導リニアがクライマックスで大変なことになります。これまで何度も絶対絶命のピンチに遭遇しているコナンですが「これはさすがに死んだな」と思ってしまうほどに大損害の超ド派手アクションでした！夢いっぱいのリニアを見せておきながら、これでもかというほどにぶっ壊す思い切りの良さが気持ち良かったです。迫力満点でした！

事件の真相に近づくにつれ、捜査も危険が増していきます。物語中盤からのコナンと行動を共にするのが、今回のキーパーソンの一人である世良真純です。実は私もこの世良真純という人物の事はあまり詳しく知らず、なんだかいまいち好きになれないのが本音でした。しかし今回、ジークンドーという武術を使ったアクションシーンや、死んだはずの兄の秘密に迫る洞察力、さらにはクライマックスシーンにおいての肝の座り方を観て、すごく好印象になりました！コナンとの連携も見事で、頼りになるし、ボーイッシュな見た目も魅力的です！

そして真純の兄の赤井秀一は、期待を裏切らないかっこよさでした！FBIの最強のスナイパーである赤井さんですが、今回も、人間離れした狙撃の腕を見せてくれます。あまりに人間離れしていて、最初何が起こったのか理解できないほどでした！

私の中で単独行動のイメージが強い赤井さんですが、今回は他の登場人物との絡みも多く、いろんな表情を見ることができて楽しかったです。

私が全くと言ってよいほど知らなかった登場人物も登場しました。真純の母と、もう一人の兄、羽田秀吉、そして秀吉の彼女です。一応公式ホームページなどで簡単なプロフィールを予習しておいて良かったです。赤井ファミリー大活躍の今作ですが、特に羽田秀吉に関しては、個人的には一番といってよいほど格好良い見せ場がありました！物語の途中までは、彼女にデレデレしたシーンばかりで、緊迫したシーンの間に挟まれる箸休め要員（笑）。なんですが、ラストで見せる将棋の棋士ならではの頭脳戦は、しびれるカッコよさでした！！相手の動きを数手先まで完璧に読んだFBIとのタッグは劇アツです！

普段は頼りなさそうなのに、実は超優秀な所がとんでもなく魅力的で、もっと彼の事を知りたくなっちゃいました。（笑）

家族なのにみんな離れ離れだったり隠し事があったり、、、。でもどこかお互いに信頼しているのが感じられる、ミステリアスで危険な赤井ファミリーがとっても好きになれる映画でした！

ちなみに今回の事件の始まりとなるのは、パーティー会場で起こるある拉致事件です。ここでは少年探偵団のみんなが活躍しますが、中でもウナギ大好き元太君の活躍っぷりに注目です！警察犬レベルの鋭い嗅覚を披露してくれるのですが、食いしん坊のキャラクターを決して壊さないその食い意地につい笑ってしまいました。

あと全体を通して、こちらもおなじみキャラクター、灰原哀のサポート力に舌を巻きました。人使いの荒いコナンからのお願いをスイスイこなしていきます。コナンのために、メカの予備を持っていた時は「助手か！!」と突っ込みたくなるほどです。熟練夫婦感があってなんだかニヤッとしてしまいました。

コナン以外の登場人物の事ばかり書いてしまいましたが、もちろんコナンは大活躍します！推理もアクションもしっかり楽しめる、大満足の映画でした！

さて、冒頭でもお伝えした通り、今回の映画飯は「名探偵コナン　緋色の弾丸」とコラボした劇場限定のフードメニューです！

私は新宿バルト９で鑑賞しました！

映画を観ながら劇場内で楽しんだのは「緋色の果汁たっぷりグレープフルーツジュース」！赤井さんを表す「緋色」が特徴的なジュースです。果汁だけでなく果肉がたっぷりで、美味しかったです！タピオカを飲むような太めのストローでごろっとした果肉を吸い上げます！

そして鑑賞後、映画の余韻に浸りながらカフェスペースに行くと、そこはコナン一色！テーブルにもキャラクターたちが描かれています。

「“ライ”麦パンの赤井サンド」を購入。赤井さんが黒の組織に潜入していたころのコードネーム「ライ」から、ライ麦を使ったサンドイッチです！赤井ファミリーをイメージしたという赤い具材はローストビーフとトマト！

自宅でゆっくり食べたかったので持ち帰りを選択しましたが、もちろん店内でも食べることが出来ます。

気になるお味は、、ライ麦パンが香ばしくて、とても美味しいです！ローストビーフもしっかり入っているので結構ボリュームがあります。マスタードとオニオンが大人な味で、ミステリアスな赤井ファミリーの雰囲気にもあっていると思いました！

映画もコラボメニューも堪能できました。ごちそうさまでした！

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今回取り上げた作品はコチラ！

【キャスト】
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一、浜辺美波

【スタッフ】
監督：永岡智佳
脚本：櫻井武晴
音楽：大野克夫

配給：東宝
©2020 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

公式サイト：https://www.conan-movie.jp/

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瀬田ミナコ（Acstar所属）
1996年4月3日生まれ　東京都出身
出演作品：映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
映画「種まく旅人～華蓮のかがやき～」全国順次公開中！！
その他：共感シアター「KIQ STATION」でキャスターとしても活躍中
Acstar：http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta

 

『瀬田ミナコのシネまんぷく』これまでの連載記事はこちらから！
https://moviemarbie.com/special/cinemanpuku_index/

 

※瀬田ミナコが出演中の「KIQ STATION」アーカイブ動画はこちら！