第107回:『ホリック xxxHOLiC』|原作ファンから観ても完璧すぎるビジュアルに目が幸せ!美しい「ミセ」で食べる朝ごはんはこだわりの玉子焼き!【瀬田ミナコのシネまんぷく】
共感シアターでもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!
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■今回の映画:『ホリック xxxHOLiC』
今回は映画『ホリック xxxHOLiC』です!!
原作漫画のファンで、映画化を知った時からずっとずっと楽しみにしていましたので、
ぜひ「シネまんぷく」で書きたいと思います!(ストーリーに関わるネタバレは含みませんが気になる方はご注意ください!)
まずは作品紹介と簡単なあらすじから。
映画『ホリックxxxHOLiC』は、創作集団・CLAMPの漫画を原作に作られた実写映画で、監督を蜷川実花さん、主演を神木隆之介さんと柴咲コウさんが務めています。
蜷川監督自身も原作ファンで、約10年にわたり構想を温めてきたそうです!
物語の主人公は「アヤカシ」が視えてしまう高校生の四月一日(わたぬき)。
その能力のせいで孤独な生活を送っていましたが、ある日不思議な「ミセ」にたどり着きます。そこは「対価」を渡せば何でも願いを叶えてくれる店で、女主人の侑子(ゆうこ)は、四月一日の「視える力」をなくす対価に「いちばん大切なもの」を要求します。
四月一日は半信半疑ながらも、ミセに住み込みで侑子の手伝いをすることに。
同級生の百目鬼(どうめき)と、ひまわり、そして侑子と共に過ごすうちに、彼にも少しづつ変化が起きますが、四月一日の能力を求める魔女・女郎蜘蛛が接触してきます。
先ほど私も『ホリック xxxHOLiC』の原作ファンであると書きましたが、CLAMPのファンでもあるので、CLAMP作品初の実写化に期待と不安が半々だったのは正直なところです。しかし、そのファンとして!声を大にして言いたいのは「ビジュアル完璧!120点!!!」という事です!
キャラクター再現度が非常に高く、自分の大好きなキャラクター達のイメージが壊れずにホッとしたと同時に、実写にすることで漫画やアニメよりもグッと人間らしさが増したにも関わらず全然違和感がなくて驚きました!
原作の美しさはそのまま、生身の人間だからこそ、より共感できる心の痛みや葛藤が描かれていてすごく良かったです。
そしてさすが蜷川監督、最初から最後まで画面がずっと美しい!お花も美しく、とても色鮮やかで「蜷川さんらしい!」と感じましたが、それがホリックの世界観とすごくマッチしており、我々が普段暮らしている世界とはちょっと違う「異空間」っぽさが自然に出ていました。
私は特に「ミセ」の内装が好きで、そんな説明はないのですが、ミセの中と外が別の空間にあるように感じられて凄いです。
神木隆之介さん演じる四月一日、松村北斗さん演じる百目鬼、映画オリジナルキャラクターのアカグモを演じた磯村勇斗さんら男性陣も素晴らしかったのですが、書き始めるとあまりにも長くなってしまうので(笑)、今回は女性陣にスポットを当ててみたいと思います。
まずは柴咲コウさん演じる侑子。
イメージ通りの美しさにミステリアスな雰囲気が合わさり、とっても魅力的です。
「すべてお見通し」と言わんばかりの冷静さはカッコよく、説得力のある言葉の数々が頭から離れません。
日ごとに必ず変わる衣装はどれも素敵で、映画を止めて髪飾りからつま先まで、じっくり見たくなりました。(中には原作漫画で見覚えのある衣装もあったりして大興奮!)
次に吉岡里帆さん演じる女郎蜘蛛ですが、めっちゃくちゃセクシー!!!
私の中で吉岡さんといえば清楚なイメージが強く、セクシーな役柄だったとしても「ヘルシーな色気」を持った方だと思っていました。しかし今回は「悪女でダークでなまめかしい!!」女郎蜘蛛は今作の物語の鍵となるキャラクターですが、その一筋縄ではいかない手ごわさが妖艶なお芝居から感じられたのがとても良かったです。
そして実写化と聞き、勝手にですが、、、一番心配していたキャラクターの「ひまわりちゃん」。いつも笑顔で明るく、ツインテールの髪型がアイドルの様な彼女が、実写化したらあざとくなってしまうのではないかと不安だったのです。
演じたのは玉城ティナさん。結果から言うと、大変素晴らしかったです!かわいい!原作ファンの皆さん、ご安心ください。私たちのひまわりちゃんがそこにいますよ!!
素直に「この子に幸せになってほしい!」と感じることが出来ました。
3人とも全然タイプの違う女性ですが、それぞれの魅力がどれも劣ることなく出ていて目が離せませんでした!書き切れませんが男性陣も然り素晴らしいです!
他にもVFXで描くアヤカシや音楽など、「そう来るか!」と言いたくなる良かった点が沢山あるんですが、とても書ききれないので、ぜひ劇場で観てください(笑)
それではそろそろ映画メシに移りたいと思います。
今回の映画メシは、ミセの手伝いをする四月一日が侑子さん達のために作った朝ごはんから、「玉子焼き」を作ります。
ストーリーに絡んでくるので詳しく書けませんが、かなり印象的な食べ物です。
焦げ一つない綺麗な卵焼き、難しそうですが頑張ります!
まずは卵を割ります。
白だし、薄口醤油、砂糖を加え
白身を切るようによく混ぜます。
ザルで濾します。美しい卵焼きにはこのひと手間が重要らしい。
玉子焼き器に薄く油をのばしたら、弱火にして卵をお玉1杯分流し入れます。
破れないように丁寧に。形を整えながらそっと巻いていきます。
途中で焼き色がついてしまったり、破れたり、これはかなり難しい!
いつも適当に作っていましたが、こだわり始めるとこんなに難しいんですね。(シネまんぷく史上一番と言っても過言ではないほど集中力が必要でした)
巻きすで形を整えて完成!
朝からこのクオリティの卵焼きを作るなんて、四月一日のハイスペックっぷりがよく分かりました。
さらに大根おろしと大葉まで添えていたので、それも再現。
手間がかかる、、、。しかしこの手間に、四月一日の想いや、心の変化が表れているようにも感じました。
どうでしょうか!?
完璧ではないものの、四月一日の玉子焼きにだいぶ近づけたかな?
さっそくいただきます。
パクっとかじると、プルプルで滑らかな食感に感動!濾して良かったぁ~。
何が良かったのか、玉子の味も普段の適当な玉子焼きよりも濃い気がしてとっても美味しいです!
作るのは大変でしたが「この玉子焼き最高~~♡」。
ごちそうさまでした!
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今回取り上げた作品はコチラ!
『ホリック xxxHOLiC』
【キャスト】
神木隆之介 柴咲コウ 松村北斗 玉城ティナ 磯村勇斗 吉岡里帆
【スタッフ】
監督:蜷川実花
原作:CLAMP「xxxHOLiC」(講談社「ヤングマガジン」連載)
脚本:吉田恵里香
音楽:渋谷慶一郎
主題歌:SEKAI NO OWARI「Habit」(ユニバーサル ミュージック)
製作:映画「ホリック」製作委員会
配給:松竹 アスミック・エース
©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
公式サイト:xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp
Twitter:@xxxHOLiC_movie
Instagram: @holic_movie.official
TikTok:@xxxholic_movie
4月29日(金・祝) 全国ロードショー
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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
映画「種まく旅人~華蓮のかがやき~」全国順次公開中!!
その他:共感シアターでMCやコメンテーターとして活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta
Instagram:https://www.instagram.com/cinemanpuku_minako/
『瀬田ミナコのシネまんぷく』
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