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柳楽優弥&田中泯登壇!映画『HOKUSAI』公開記念<大波トークイベント>レポート!

柳楽優弥&田中泯が北斎生誕の地に登場!
更に世界的書家・紫舟がライブパフォーマンスで大浪披露!
映画『HOKUSAI』
公開記念<大波トークイベント>実施!

世界的アーティスト 葛飾北斎。ゴッホ、モネなど世界的に有名なアーティストたちに大きな影響を与え、米 LIFE 誌「この 1000 年で偉大な功績を残した 100 人」に選ばれた唯一の日本人である。そんな北斎の知られざる生涯を初めて描く映画「HOKUSAI」が5月28日(金)に全国公開する。映画の公開に先駆け、5月13日(木)に、「大波トークイベント」が実施され、葛飾北斎役を演じた柳楽優弥(青年期)と田中泯(老年期)が揃って、トークイベントに登場した。

初めに北斎の青年期を演じた柳楽は「1年越しではありますが、こうして公開することができたことを、嬉しく思っています。今まで経験したことのない延期という状況に戸惑いもありましたが、こういう時代であるからこそ、『HOKUSAI』という映画が持つ力強さ、生き様、北斎自身の強靭なエネルギーをこの映画を通して皆さんに伝わると嬉しいです。」と挨拶。また北斎の老年期を演じた田中は「いよいよ公開ですが、まだ2年前の撮影の日々が体にしっかりと残っています。全力以上の時間を過ごしていました。今の日本の状況の中でどのように迎えていただけるか正直分からないですが、強烈な情熱が伝わるといいなと思っています。ドキドキしています。」とコメントを寄せた。

イベントの舞台は北斎の生まれ育った東京・墨田区にある江戸東京博物館ということで、現在は休止中だが、特別展「冨嶽三十六景への挑戦北斎と広重」[~620()]を登壇前に特別に見てきた柳楽と田中当時実際に刷られた貴重な浮世絵版画を観た感想を問われると柳楽は「これだけの名作の本物が集結しているという状況にただただ圧倒されてしまいました。1つの作品を描くのにものすごいプロセスや時間を経て描かれたものだということを知り、素晴らしい傑作を見ることができて、とてもパワーをもらいました。と話し、田中は「とっても驚きました。小さい頃に、マッチ箱に全部印刷された『冨嶽三十六景』があって、一生懸命集めていたんですが、(実物は)マッチ箱の大きさと違って、小さい人が克明に掛かれていてやっぱり北斎はすごいと改めて思いました。」と興奮気味に語る。

続いて、本日の特別ゲストである書家、芸術家の紫舟が登場!特別に『HOKUSAI』をイメージした作品をライブパフォーマンスで披露してくれることに!初めは墨の一色で始まりましたが、パフォーマンスが進むにつれ…最終的には“生き抜け”という文字とともに、北斎の作品「神奈川沖浪裏」を彷彿させるダイナミックな波に、カラフルな配色がされた絵が完成した。

紫舟は「私たちは非常に困難な中にいますが、この映画でもう一回立ち上がってみよう、踏ん張ってみようという気持ちになり、波を起こして、太陽のような光の色である赤や黄色を入れて“生き抜け”というメッセージをいれさせていただきました。」と絵について説明します。柳楽は「圧倒されました、生き抜けという言葉はこの時代に響く。北斎を通して生命力を感じます。」と語り、田中はただただ一言「いいですね。」と本日1番の笑顔を見せた。

最後に公開を待つ人々に向けて柳楽は「本当に大変な状況ではありますが、この映画を通して、北斎の様に強い生命力を持つことや「生き抜く」という力強さを感じることができました。北斎のメッセージは今の時代にとって必要なことであると今日のイベントを通して改めて実感しました。劇場でぜひご覧ください。」とコメントを寄せ、イベントは締めくくられた。

【ストーリー】
腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?今だから、見えるものが、きっとあるー。

【キャスト】
柳楽優弥 田中泯 阿部寛 永山瑛太 玉木宏 青木崇高 瀧本美織 津田寛治

【スタッフ】
監督:橋本一
企画・脚本:河原れん

©2020 HOKUSAI MOVIE

公式HP:www.hokusai2020.com